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モバイル技術基礎 第10章の要点|5G・IoT・AIの最新動向

モバイル基礎テキスト第9版 第10章「5G/IoT/AIの最新動向」の学習ガイド。5Gの3つの特徴、ローカル5Gの制度化の時期と周波数、IoTとLPWA、AIを整理し、3Gの終了や衛星直接通信、AI法など2024年以後の変化と独自の確認問題3問で対策します。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 第10章は 5G・IoT・AI という新しい技術とサービスの動向 を扱う章です。節は 5G、ローカル5G、IoT、IoT を利用したサービス、IoT デバイス、AI、プラットフォームの共通化の7つです。
  • 得点源は 5G の3つの特徴(超高速・超低遅延・多数同時接続)、ローカル5G の制度化の時期と周波数、IoT 向け通信(LPWA)の性格 です。
  • 「最新動向」の章なので、テキスト(2024年6月末時点)の後の変化が最も大きい章でもあります。ドコモの3G 終了(2026年3月31日)、衛星とスマホの直接通信(2025年4月)、AI法の全面施行(2025年9月1日)などを一次資料で補います。
  • この記事は章見出しだけを手がかりに当サイトが書いた独自の解説です。当サイトは MCPC とは関係のない非公式の個人運営教材で、合格は保証しません。

この章で押さえること:技術の特徴と「いつ始まったか」

対応テキストは『モバイル基礎テキスト 第9版』(リックテレコム、2024年9月上旬刊行、224頁、定価2,420円(税込)、ISBN 978-4-86594-417-4)で、モバイル技術基礎検定とスマートフォン・モバイル実務検定の両方に対応しています(出版社の書誌ページ、2026年9月27日確認)。本文は2024年6月末時点の情報で書かれています(当サイトがテキスト実物の記載で確認)。

第10章「5G/IoT/AIの最新動向」は 10-1〜10-7 の7節です。当サイトは章と節の 見出しだけ を手がかりにしており、テキストの本文・図表・巻末のサンプル問題は使っていません。

節の見出しはテキスト第9版の目次による。要点は当サイトの整理
節当サイトが考える要点
10-1 5G超高速・超低遅延・多数同時接続。日本では2020年3月に商用開始
10-2 ローカル5G企業や自治体が自ら免許を受けて、建物や敷地内に5Gの網をつくる制度
10-3 IoTあらゆるモノがネットにつながり、データを集めて活用する考え方
10-4 IoTを利用したサービス見守り、スマートメーター、設備の遠隔監視、農業など
10-5 IoTデバイスセンサと通信部品、省電力、LPWA などの通信方式
10-6 AI機械学習・深層学習、生成AI、端末側で処理するエッジAI
10-7 プラットフォームの共通化異なる機器やサービスをつなぐための共通の土台や標準

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節ごとの要点:10-1〜10-7 を一言で説明できるか

10-1 5G:総務省の情報通信白書は、5G の特徴として高速化に加え「多数同時接続」「超低遅延」を挙げ、2020年3月に NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが相次いで5G の商用サービスを開始したと記しています(2026年9月27日確認)。4G のコアに5G の基地局をつなぐ NSA と、5G のコア(5GC)を使う SA の違いは 5GのSAとNSA、4G との違いは LTEと5G NRの違い で解説しています。

10-2 ローカル5G:通信事業者ではない企業や自治体が、自分の建物や敷地の中で個別に免許を受けて5G の網をつくる制度です。総務省の入門用資料によると、28.2〜28.3GHz の100MHz 幅が2019年12月24日に先行して制度化され、4.6〜4.9GHz と 28.3〜29.1GHz は2020年12月に制度化されました(2026年9月27日確認)。自分の土地で使う「自己土地利用」が、他者の土地での利用より優先される考え方も押さえます。詳しくは ローカル5Gとは を参照してください。

10-3 IoT と 10-4 IoT を利用したサービス:モノに付けたセンサのデータをネットワークで集め、分析して、機器の制御やサービスに生かす流れです。人が操作しなくても機器どうしが通信する点で、M2MとIoTの違い も整理しておくと役立ちます。

10-5 IoT デバイス:電池で長く動くことが求められるため、少ない電力で広い範囲をカバーする LPWA がよく使われます。携帯電話事業者の免許帯域を使う LTE-M・NB-IoT と、免許不要の帯域を使う LoRaWAN・Sigfox などに分かれます。比較は LPWAの比較 にまとめています。

10-6 AI:データからパターンを学ぶ機械学習、その一種の深層学習、文章や画像を生成する生成AI、処理をクラウドではなく端末側で行うエッジAI を区別します。生成AI が事実でない内容をもっともらしく作る現象(ハルシネーション)への注意も定番です。生成AIとLLM、エッジAI で詳しく扱っています。

10-7 プラットフォームの共通化:メーカーや事業者ごとにばらばらだと、機器やサービスをつなぐたびに手間がかかります。共通の標準や基盤をそろえることで、つなぎやすさとコストの低下を狙う、という考え方として押さえます。スマートホーム機器の共通規格の例は Matterとは で紹介しています。

日付と周波数はどう整理する?比較表

総務省、KDDI、ソフトバンク、NTTドコモの公表資料をもとに当サイトが作成(2026年9月27日確認)
出来事時期覚え方
ローカル5G の先行制度化(28.2〜28.3GHz)2019年12月24日商用5G より前に、まずミリ波の一部から
大手3社の5G 商用開始2020年3月ドコモ・KDDI・ソフトバンクが相次いで開始
ローカル5G の帯域拡張(4.6〜4.9GHz、28.3〜29.1GHz)2020年12月Sub6 帯が加わる
au の3G(CDMA 1X WIN)終了2022年3月31日3社で最も早い
ソフトバンクの3G 終了2024年4月15日(石川県は7月31日)能登半島地震を受けて石川県だけ延期
ドコモの3G(FOMA)と iモードの終了2026年3月31日3社で最も遅い

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ローカル5G は 「商用5G より先に制度化が始まった」 点がひっかけになりやすいので、2019年12月と2020年3月の前後関係を押さえておきます。

間違えやすい所:言葉の範囲と前後関係

総務省の公表資料などをもとに当サイトが作成
誤解しやすい言い方正しい整理
ローカル5G は携帯大手が企業向けに売るプランのこと企業や自治体などが自ら免許を受けて網をつくる制度
ローカル5G は免許不要で誰でも使える無線局の免許が必要。免許不要なのは Wi-Fi など
5G なら最初から超低遅延・多数同時接続が使える白書は、5GC を使う SA 構成への移行に伴って本格化すると説明している
LPWA はすべて免許不要の帯域を使うLTE-M・NB-IoT は携帯電話事業者の免許帯域を使う
エッジAI は、処理をすべてクラウドに送る方式エッジAI は端末や現場の機器側で処理する方式

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スマホ実務検定での扱い(範囲・重み):時事問題とつながる章

テキストの「出題範囲一覧」表では、モバイル技術基礎検定は全章全節が対象で、スマートフォン・モバイル実務検定は 3-2〜3-6(電波の性質、FDMA/TDMA、CDMA/OFDM、3G、4G)だけが対象外です(当サイトがテキスト実物で確認)。第10章は両検定とも全節が範囲 です。

スマホ実務検定には、テキスト外の 時事問題が全体の1割前後 あります(同じ表による)。MCPC の公式ページでも、スマホ実務の出題カテゴリに「時事問題(公式テキスト非掲載)」、技術基礎には「モバイル関連最新サービス」が挙がっています(2026年9月27日確認)。章ごとの比率は 公式には非公表 です。当サイトは、第10章の話題(5G・衛星通信・AI)が時事問題と重なりやすいと考えています(当サイトの判断)。時事の対策は スマホ実務検定の時事問題 でまとめています。

テキストの後に変わった点(一次資料で確認)

テキストは2024年6月末時点の情報です。第10章に関わる、その後の主な変化を一次資料で確かめました。

3GPP、IPA、KDDI、内閣府、NTTドコモの公表資料をもとに当サイトが作成(2026年9月27日確認)
時期変化関係する節
2024年3月〜6月3GPP が 5G-Advanced の最初のリリース Release 18 を完成(Stage 3 凍結は2024年3月、ASN.1 凍結は2024年6月)10-1 5G
2025年3月25日IPA が IoT 製品のセキュリティラベリング制度 JC-STAR の運用を開始10-5 IoT デバイス
2025年4月10日KDDI などが衛星とスマホの直接通信「au Starlink Direct」を開始10-1 5G・通信の広がり
2025年6月4日・9月1日AI法(人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律)が公布・一部施行され、9月1日に全面施行10-6 AI
2025年12月3GPP Release 19(2つ目の 5G-Advanced)が完成。次の Release 20 では6G の検討が始まっている10-1 5G
2026年3月31日NTTドコモが3G の FOMA と iモードを終了し、大手3社の3G がすべて終了10-1 世代交代

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6G の動きは 6Gとは、衛星と地上の通信の統合は NTNとは で解説しています。

確認問題1:ローカル5G

(当サイトのオリジナル問題)ローカル5G の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 企業や自治体などが、自らの建物や敷地内で個別に免許を受けて5G の網をつくる制度
  2. 大手携帯電話事業者が、法人向けに割安な料金で提供する5G の料金プラン
  3. 免許を受けずに誰でも自由に使える、5GHz 帯の無線LAN の新しい規格
  4. 通信衛星を使って、山間部や海上にだけ5G を届ける専用のサービス

正解:1。ローカル5G は、通信事業者以外の主体が自ら免許を受け、限られた場所で5G の網をつくる制度です。

2:携帯大手の料金プランではありません。3:ローカル5G には無線局の免許が必要で、無線LAN とも別物です。4:衛星を使う通信の説明で、ローカル5G ではありません。

確認問題2:3G の終了

(当サイトのオリジナル問題)大手携帯電話事業者の3G サービスの終了について、2026年3月31日に終了したものとして最も適切なものはどれか。

  1. KDDI(au)の CDMA 1X WIN
  2. ソフトバンクの3G サービス(石川県を除く地域)
  3. NTTドコモの FOMA
  4. 3社の3G はいずれも2020年3月の5G 開始と同時に終了した

正解:3。NTTドコモは、3G の FOMA と iモードを2026年3月31日に終了しました。

1:au の CDMA 1X WIN は2022年3月31日に終了しました。2:ソフトバンクは石川県以外で2024年4月15日、石川県で7月31日に終了しました。4:5G の開始と同時に3G が終わったわけではありません。

確認問題3:AI法

(当サイトのオリジナル問題)人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(AI法)について、最も適切なものはどれか(2026年9月時点)。

  1. 生成AI を業務で利用することを、原則として禁止している
  2. 2025年6月に公布・一部施行され、2025年9月1日に全面施行された
  3. スマートフォンに AI 機能を搭載することを、メーカーに義務付けている
  4. 2020年の5G 商用開始と同時に成立した

正解:2。内閣府は、AI法が2025年6月4日に公布・一部施行され、9月1日に AI 戦略本部の設置に関する規定なども含めて全面施行されたと説明しています。

1:AI の研究開発と活用を推進する法律で、利用の原則禁止を定めるものではありません。3:端末への搭載を義務付ける規定ではありません。4:法律の成立は2025年5月です。

確認問題のあとは何をすればいい?

迷った問題は「その技術の特徴は何か」「その出来事はいつか」「免許は要るか」の3点で見直してください。第10章は数字と日付が多いので、上の比較表を白紙に書き出せれば仕上がりです。

本番と同じ4択で確かめるなら、モバイル技術基礎検定の無料お試し と スマホ実務検定の無料お試し で、全問の解説まで確認できます。収録内容は 料金と収録内容 で確認できます。

よくある質問

5G の性能の数値(最大速度など)は覚えるべきですか?

当サイトでは、まず3つの特徴の名前と、それぞれが向く用途(動画・遠隔操作・大量のセンサ)の組み合わせを押さえることをおすすめしています。数値は出典によって前提が違うため、覚えるときは出典と条件をセットで確認してください。

テキストに載っていない最新の出来事は、技術基礎検定でも出ますか?

テキストの出題範囲一覧では、技術基礎検定はテキスト範囲外から出題されないとされています。一方、スマホ実務検定には時事問題が1割前後あります。この記事の「テキストの後に変わった点」は、主にスマホ実務の時事対策として活用してください。

ローカル5G と Wi-Fi は、どう使い分けられていますか?

ローカル5G は免許を受けて使うため、電波の干渉を管理しやすいのが特徴です。Wi-Fi は免許不要で手軽な一方、ほかの機器と電波を共有します。どちらを選ぶかは用途と費用によります。

出典・参考

  1. [1]リックテレコム モバイル基礎テキスト 第9版(書誌・目次、2026年9月27日確認)
  2. [2]MCPC モバイル技術基礎検定(出題カテゴリ、2026年9月27日確認)
  3. [3]MCPC スマートフォン・モバイル実務検定(出題カテゴリ、2026年9月27日確認)
  4. [4]総務省 令和2年版 情報通信白書「我が国における5Gサービスの開始」(2026年9月27日確認)
  5. [5]総務省 平成30年版 情報通信白書「5Gの特徴」(2026年9月27日確認)
  6. [6]総務省 ローカル5G等入門用資料(制度化の時期と周波数、2026年9月27日確認)
  7. [7]KDDI 3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」を22年3月31日に終了(2026年9月27日確認)
  8. [8]ソフトバンク 3Gサービスを4月15日に終了(石川県は7月31日まで、2026年9月27日確認)
  9. [9]NTTドコモ「FOMA」および「iモード」サービス終了のご案内(2026年9月27日確認)
  10. [10]KDDI au Starlink Direct 提供開始(2026年9月27日確認)
  11. [11]内閣府 AI法 全面施行(2026年9月27日確認)
  12. [12]3GPP Rel-18 Status and Rel-19 Progress in TSG RAN(2026年9月27日確認)
  13. [13]3GPP Release 19(2026年9月27日確認)
  14. [14]IPA JC-STAR の運用開始(2025年3月25日、2026年9月27日確認)

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