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モバイル技術基礎検定の勉強方法|テキスト1冊の読み方

モバイル技術基礎検定の勉強は『モバイル基礎テキスト 第9版』1冊が軸です。10章の全体像、技術寄りの章から読む順番、用語の覚え方、2024年6月末以降に変わった制度の確かめ方、問題演習の入れ方を手順で示します。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 対応テキストは 『モバイル基礎テキスト 第9版』(リックテレコム、2024年9月、224頁、2,420円)の1冊です。スマートフォン・モバイル実務検定と共通です(2026年9月27日確認)。
  • テキストの「出題範囲一覧」では、モバイル技術基礎検定は 全章全節が出題範囲 です。スマホ実務のように除外される節はありません。
  • 読む順番は、第1章で全体像をつかんだあと、第3章(通信の仕組み)・第4章(インターネット)・第5章(端末の構造)・第8章(セキュリティ) を厚く読むのが当サイトの見立てです。出題比率は公式には非公表です。
  • テキストは2024年6月末時点の情報で書かれています。その後に変わった制度やサービスは、総務省や通信事業者の公式発表で確かめます。

勉強は何から始める?

まずは対応テキストを1冊用意し、公式の出題カテゴリを一度読んでおく ことから始めます。モバイル技術基礎検定の公式ページには、次の9つの出題カテゴリが挙がっています(2026年9月27日確認)。カテゴリごとの出題比率は公式には公表されていません。

  • スマートフォン・モバイル端末(商品/サービス)の知識
  • コンテンツとアプリに関する知識
  • 通信・通話の仕組みに関する知識
  • インターネットに関する知識
  • モバイル機器のハードウェアとソフトウェアに関する知識
  • 情報セキュリティに関する知識
  • 消費者保護に関する知識
  • モバイルユーザの基礎知識(法制度など)
  • モバイル関連最新サービス

9つのカテゴリは、テキストの10章にほぼ対応しています。どの章がどのカテゴリに当たるかを最初に頭に入れておくと、読んでいる章が試験のどこで問われるのかが分かり、覚える量の見当がつきます。

試験は60問・60分・4者択一の CBT 方式で、受検資格はありません。合格基準は非公開です(合格ラインの考え方)。

テキスト第9版の全体像は?(10章)

テキストの書誌は次のとおりです。出版社と MCPC のテキスト案内で確認しました(2026年9月27日)。

章見出しはリックテレコムの書籍ページの目次。重みは当サイトの見立てで、公式の出題比率ではありません(公式には非公表)
章見出し対応する公式カテゴリ(当サイトの整理)技術基礎での重み(当サイトの見立て)
第1章「スマートフォン・モバイル」を知ろう!端末・サービス/通信の仕組み中
第2章様々なモバイルのサービス端末(商品/サービス)中
第3章モバイル通信・通話の仕組み通信・通話の仕組み高
第4章インターネットの基礎と接続インターネット高
第5章モバイル機器の構造ハードウェアとソフトウェア高
第6章モバイル端末のソフトウェアハードウェアとソフトウェア高
第7章モバイルコンテンツの特徴コンテンツとアプリ中
第8章モバイルにおけるセキュリティ情報セキュリティ高
第9章モバイルに関する基本的な法制度・関連知識消費者保護/法制度中
第10章5G/IoT/AIの最新動向最新サービス中

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書誌は、リックテレコム刊、2024年9月上旬刊行、B5変型判・224頁、2,420円(税込)、ISBN 978-4-86594-417-4 です。巻末には、モバイル技術基礎検定とスマートフォン・モバイル実務検定のサンプル問題が付いています。

テキストの「出題範囲一覧」の表では、モバイル技術基礎検定は全章全節が対象で、テキストの範囲外からは出題されないとされています。一方のスマートフォン・モバイル実務検定は、3-2〜3-6(電波の性質、FDMA/TDMA、CDMA/OFDM、3G、4G)が対象外で、代わりにテキスト外の時事問題が全体の1割前後出ます。技術基礎を受ける人は、スマホ実務向けの勉強法をそのまま使うと第3章の後半を飛ばしてしまうので注意してください。

どの順番で読み、どこを重点にする?

当サイトのおすすめは、テキストの章順どおりではなく、全体像 → 技術の土台 → 端末 → 守り → 法制度・最新動向 の順です。技術基礎は公式が「モバイルシステム技術検定[2級]の登竜門」と位置づける技術寄りの検定なので、通信とインターネットの仕組みを先に固めると、他の章の用語も理解しやすくなります。

  1. 第1章:携帯電話がつながる仕組み、事業者の種類、電話番号の仕組みなど、全体の地図を作る。
  2. 第3章:セルラー方式とハンドオーバ、電波の性質、多元接続(FDMA/TDMA、CDMA/OFDM)、3G・4G、無線LAN。技術基礎だけが問う範囲を含むので最も丁寧に読む。
  3. 第4章:IPアドレス、ISP の役割、メールのプロトコル、クラウド。略語が多いので対比表を作る。
  4. 第5章・第6章:端末のハードウェア(ディスプレイ、SIM、外部接続)とソフトウェア(OS、アプリの実行、画像・動画の形式)。
  5. 第8章:セキュリティのリスクと対策、迷惑メール対策、フィルタリング。
  6. 第2章・第7章:通話の付加サービス、メッセージ、決済、コンテンツの配信形態。身近な内容なので短時間で読める。
  7. 第9章・第10章:電気通信の法制度と消費者保護、MNP、SIM ロック解除、5G・IoT・AI。制度は最新情報で補う。

章ごとの読み方の要点は、第1章 から 第10章 までの章別の記事でも整理しています。

用語はどう覚える?

モバイル技術基礎検定は、用語の意味と区別を問う問題が中心です。公式のサンプル問題を見ても、空欄に当てはまる語句を選ぶ形、2つの空欄の組合せを選ぶ形、適切または不適切な記述を選ぶ形が並んでいます。計算問題は見当たりません(当サイトで形式のみ確認)。

そのため、用語は「読んで分かる」ではなく「似た用語と区別できる」状態を目標にします。当サイトがすすめる覚え方は次の3つです。

  • 対になる用語を表にする:MNO と MVNO、グローバル IP アドレスとプライベート IP アドレス、FDMA と TDMA のように、組で出やすい用語を1行ずつ並べ、違いの決め手を1つ書く。
  • 略語は元の英語と一緒に覚える:略語だけを覚えると、似た略語の選択肢で迷います。元の言葉が分かれば意味から判断できます。
  • 1行で説明できるか試す:テキストを閉じて、用語を自分の言葉で1行説明する。言えなかった用語に印を付け、翌日もう一度試す。

頻出の用語は モバイル技術基礎検定の用語100 にまとめる予定です。

テキストの後に古くなった情報はどう確かめる?

テキスト第9版は、テキスト自身の記載によると 2024年6月末時点の情報 で書かれています。刊行(2024年9月)から2年たち、その間に終わったサービスや変わった制度があります。

たとえば NTT ドコモは、3G の「FOMA」と「iモード」のサービスを 2026年3月31日に終了 しました(ドコモの公式お知らせ、2026年9月27日確認)。テキストに「サービス中」として書かれている内容でも、受検の時点では過去の話になっている場合があります。

当サイトの整理。試験はテキストの範囲から出るため、細部の追いかけすぎに注意
変わりやすい情報確かめる先確かめ方
電気通信事業法などの法令・条番号e-Gov 法令検索法令名で検索し、施行日と現在の条文を見る
SIM ロック・MNP・端末の値引きのルール総務省の報道資料・政策ページ「いつから」「何が変わったか」を日付つきで控える
3G の終了などサービスの提供状況各通信事業者の公式お知らせ終了日・対象を公式ページで見る
生成AI・AI事業者ガイドライン経済産業省・総務省の公表資料最新の版の番号と公表日を見る

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モバイル技術基礎検定はテキストの範囲から出題されるので、テキストの内容を否定して最新の情報だけで答える必要はありません。ただ、選択肢の中に「現在はこうなっている」という記述があったときに迷わないよう、大きな変更だけは知っておくと安心です。制度の変化は SIM ロック解除 や 3G 停波 の記事でも扱います。

問題演習はいつ、どう入れる?

問題演習は、テキストを全部読み終えてからではなく、章を読み終えるたびに少し解く のが当サイトのおすすめです。読んだ直後に解くと、分かったつもりの用語がすぐに見つかります。

当サイトの推奨。公式の出題比率は非公表
時期やること目安
学習の最初公式サンプル問題を1回見て、問題の形を知る解けなくてよい。形式の確認だけ
各章を読んだ後その章の問題を解き、間違えた用語をテキストで確かめる章ごとに正答率を記録
全章を読んだ後60問・60分の通し練習初見で7割台後半(当サイトの推定)
受検の1週間前正答率の低いカテゴリだけを解き直す苦手カテゴリが5割を切らない

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公式の過去問は公開されていません。サンプル問題の扱い方は 過去問とサンプル問題の使い方 で説明しています。登録不要の モバイル技術基礎検定の無料お試し でも、本番と同じ4者択一の形式で現在地を確かめられます。学習期間を決めたい人は 2週間の学習計画 を参考にしてください。

当サイトは MCPC とは関係のない、個人が運営する非公式の教材です。合格を保証するものではありません。問題はすべて当サイトが自作したもので、公式テキストの本文・図表・巻末のサンプル問題は使っていません。

確認問題1:MNP や SIM ロック解除はどの章?

『モバイル基礎テキスト 第9版』で、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)や SIM ロック解除を扱う章として、最も適切なものはどれか。

  1. 第3章 モバイル通信・通話の仕組み
  2. 第9章 モバイルに関する基本的な法制度・関連知識
  3. 第6章 モバイル端末のソフトウェア
  4. 第10章 5G/IoT/AIの最新動向

正解:2。MNP と SIM ロック解除は、事業者を乗り換えやすくする制度として、法制度・消費者保護と同じ第9章で扱われています。

1 の第3章は、セルラー方式や多元接続など通信の技術的な仕組みの章です。3 の第6章は OS やアプリの実行、画像・動画の形式などソフトウェアの章です。4 の第10章は 5G・ローカル5G・IoT・AI の最新動向の章で、乗り換えの制度は扱いません。

確認問題2:IPv4 アドレスの長さは?

インターネットで使われる IPv4 アドレスの長さとして、正しいものはどれか。

  1. 8ビット
  2. 16ビット
  3. 128ビット
  4. 32ビット

正解:4。IPv4 アドレスは32ビットで、8ビットずつ4つに区切って「192.168.0.1」のように10進数で書きます。

1 の8ビットは、IPv4 アドレスを区切った1つ分の長さです。2 の16ビットは、IPv6 アドレスを表記するときの区切り1つ分の長さです。3 の128ビットは IPv6 アドレスの長さで、IPv4 のアドレス不足を解消するために使われます。

よくある質問

テキストは第9版でないとだめですか?

公式ページの対応テキストは『モバイル基礎テキスト(第9版)』です(2026年9月27日確認)。旧版は生成AIなどの新しい内容が入っていないため、これから買うなら第9版をすすめます。版の違いは 対応テキスト第9版 で説明しています。

勉強時間はどれくらい必要ですか?

公式の目安はありません。当サイトでは、モバイルの仕事や授業に触れている人なら2週間(平日1時間・休日3時間程度)を一つの目安にしています。まったく初めての人は、3〜4週間見ておくと安心です(いずれも当サイトの推定)。

スマートフォン・モバイル実務検定と同じ勉強で両方受けられますか?

テキストは共通ですが、範囲が少し違います。技術基礎は全章全節、スマホ実務は第3章の3-2〜3-6が対象外で、時事問題が1割前後加わります。両方受けるなら技術基礎の範囲で読み、スマホ実務の前に時事を補うのが効率的です。

出典・参考

  1. [1]MCPC モバイル技術基礎検定(出題カテゴリ・形式・対応テキスト、2026年9月27日確認)
  2. [2]リックテレコム『モバイル基礎テキスト 第9版』(書誌・目次、2026年9月27日確認)
  3. [3]MCPC 公式テキストのご案内(2026年9月27日確認)
  4. [4]MCPC 検定試験サンプル問題(形式のみ確認、2026年9月27日)
  5. [5]NTTドコモ「FOMA」および「iモード」サービス終了のご案内(2026年9月27日確認)

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

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当サイトは、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)とは関係のない個人が運営する非公式の学習教材です。掲載している問題はすべて当サイトのオリジナルで、実際の試験問題・過去問題・再現問題ではありません。試験の日程・受検料・出題範囲は公式サイト(https://www.mcpc-jp.org/license/ )で必ず確認してください。合格を保証するものではありません。合格の目安は当サイトの推定です。技術・制度の記述は「最終確認日」時点のものです。

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