比較・学習計画モバイル基礎

モバイル技術基礎検定に2週間で合格を目指す学習計画

モバイル技術基礎検定を2週間で準備する計画です。テキスト第9版の10章を14日に配分し、技術寄りの第3・4・5・8章を厚くして、最後に60問の模試を2回。平日1時間・休日3時間の型と、前日・当日の過ごし方を示します。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • モバイル技術基礎検定は 60問・60分・4者択一の CBT 方式 で、受検資格はありません。受検料は一般 11,550円、アカデミック 7,150円(税込、2026年9月27日確認)。
  • 教材は 『モバイル基礎テキスト 第9版』(224頁)の1冊です。この記事では10章を 14日 に割り振ります。
  • 技術寄りの 第3章(通信の仕組み)・第4章(インターネット)・第5章(端末の構造)・第8章(セキュリティ) に時間を厚くし、13・14日目に 60問の模試を2回 解きます。
  • 時間の目安は 平日1時間・休日3時間、合計約22時間です。いずれも当サイトの目安で、公式の出題比率は非公表です。

2週間で間に合うのはどんな人?

公式に勉強時間の目安は示されていません。当サイトでは、次のどれかに当てはまる人なら、2週間(約22時間)で準備できると考えています(当サイトの推定)。

  • 携帯電話の販売・コールセンター・通信関連の会社など、仕事でモバイルに触れている。
  • 情報・通信系の学科で、ネットワークやセキュリティの授業を受けたことがある。
  • IT パスポートなど、IT の基礎を問う試験の勉強をしたことがある。

反対に、IP アドレスや無線 LAN といった言葉に初めて触れる人は、同じ計画を 3〜4週間に引き延ばす のが安全です。1日の分量を半分にして、各章を2日かけて読んでください。

教材は『モバイル基礎テキスト 第9版』(リックテレコム、2024年9月上旬刊行、224頁、2,420円(税込)、ISBN 978-4-86594-417-4)です。スマートフォン・モバイル実務検定と共通の1冊で、本文は2024年6月末時点の情報で書かれています(テキストの記載)。学生がアカデミック料金(7,150円)で受ける場合は、学校の窓口担当者からの団体申込が必要で、1名でも団体申込で申し込むよう公式ページで案内されています。

受ける回も確認しておきます。次の第37回は、試験期間が2026年10月23日〜2027年2月22日、申込期間が2026年10月16日〜2027年2月15日です(2026年9月27日確認)。CBT 会場は週末から埋まりやすいと公式ページにあるので、学習を始める日に受検日も予約しておくと、2週間の締切ができて計画が崩れにくくなります。

14日の配分表(章別)

月曜に始める場合の配分です。平日(1〜5日目、8〜12日目)は1時間、休日(6・7・13・14日目)は3時間を想定しています。

当サイトの目安。章の重みは当サイトの見立てで、公式の出題比率ではありません(公式には非公表)
日時間範囲やること
1日目(月)1時間第1章+公式サンプル問題全体の地図を作る。サンプル問題は形式を見るだけ
2日目(火)1時間第2章通話の付加サービス、メッセージ、決済、ローミング
3日目(水)1時間第3章 3-1〜3-4セルラー方式、電波の性質、多元接続
4日目(木)1時間第3章 3-5〜3-93G・4G、無線LAN、データ通信の増加、FTTH
5日目(金)1時間第3章の問題多元接続と世代の対比表を作り、問題で確かめる
6日目(土)3時間第4章+1〜4章の問題IPアドレス、ISP、メールのプロトコル、クラウド
7日目(日)3時間第5章+1週目の見直し端末のハードウェア、SIM、外部接続。間違えた用語を洗い直す
8日目(月)1時間第6章OS、アプリの実行、画像・動画の形式
9日目(火)1時間第7章コンテンツの形態、災害用伝言板、マーケットプレイス
10日目(水)1時間第8章リスクと対策、迷惑メール対策、フィルタリング
11日目(木)1時間第9章通信の法制度、消費者保護、MNP、SIMロック解除
12日目(金)1時間第10章5G、ローカル5G、IoT、AI
13日目(土)3時間第8章の問題+模試1回目前半で第8章を固め、後半で60問・60分と見直し
14日目(日)3時間模試2回目+弱点60問・60分のあと、正答率の低いカテゴリだけ解き直す

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技術寄りの章に時間を多く配っているのは、モバイル技術基礎検定が公式に「モバイルシステム技術検定[2級]の登竜門」と位置づけられた技術寄りの検定で、通信や端末の仕組みを知らないと解けない問題が多いと考えられるためです(当サイトの推定)。第3章は、電波の性質から 4G までの節がスマートフォン・モバイル実務検定では対象外で、技術基礎だけで問われる範囲でもあります。

1週目:第1〜5章で何を押さえる?

1週目は、公式の出題カテゴリのうち「端末(商品/サービス)」「通信・通話の仕組み」「インターネット」「ハードウェア」に当たる章です。公式ページの出題カテゴリは次の9つで、比率は公表されていません(2026年9月27日確認)。

  • スマートフォン・モバイル端末(商品/サービス)の知識
  • コンテンツとアプリに関する知識
  • 通信・通話の仕組みに関する知識
  • インターネットに関する知識
  • モバイル機器のハードウェアとソフトウェアに関する知識
  • 情報セキュリティに関する知識
  • 消費者保護に関する知識
  • モバイルユーザの基礎知識(法制度など)
  • モバイル関連最新サービス

1週目のゴールは、第3章と第4章の略語を、似た略語と区別できる ことです。FDMA・TDMA・CDMA・OFDM、グローバル IP アドレスとプライベート IP アドレス、SMTP と POP3・IMAP のように、組で問われやすい用語を表にまとめます。第3章に3日かけているのは、この区別に時間がかかるからです。

7日目の見直しでは、1〜5章で間違えた問題の用語を1行で説明できるか試します。説明できない用語が10個以上残っていたら、8日目以降の各日に15分ずつ見直しの時間を足してください。

2週目:第6〜10章と模試で何をする?

2週目の前半(8〜12日目)は、ソフトウェア、コンテンツ、セキュリティ、法制度、最新動向の章を1日1章で読みます。どの章も1時間で読める分量ですが、第8章のセキュリティは技術的な用語が多いので、13日目の前半にもう一度問題で固めます。

第9章の法制度は、テキストが2024年6月末時点の情報で書かれている点に注意します。試験はテキストの範囲から出ますが、SIM ロックや MNP のように制度が動いた分野は、総務省の発表で大きな変化だけ知っておくと、選択肢で迷いにくくなります(SIM ロック解除)。

当サイトの推奨。当サイトの模試は正答率70%を目安として表示するが、これは当サイトの推定
模試解き方終わったあと
1回目(13日目)60問・60分を時間どおりに解く間違えた問題と迷った問題をテキストで確かめ、カテゴリ別の正答率を記録
2回目(14日目)1回目と別の60問を、同じく時間どおりに解く正答率の低いカテゴリの章だけ解き直す

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2回の模試で、初見の問題で 7割台後半 を取れていれば、受検の目安に届いていると当サイトは考えています。合格基準は非公開なので、考え方は 合格ラインの記事 を参考にしてください。模試の詳しい使い方は モバイル技術基礎検定の模試 で説明します。

毎日の学習はどんな型で進める?

当サイトの目安
平日1時間の型時間休日3時間の型時間
前日の間違いの見直し10分前日までの間違いの見直し20分
テキストの章を読む30分テキストの章を読む60分
その章の問題を解く15分問題を解く(複数章をまとめて)60分
覚えていない用語をメモする5分対比表を作る・通し練習の見直し40分

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毎日の最初に 前日の間違いを見直す のがこの型の要点です。読んだ直後は分かったつもりでも、翌日には半分近く忘れていることがあります。1日おいて説明できた用語だけを「覚えた」と数えてください。

通勤などのすき間時間がある人は、用語のメモをスマートフォンで見返すだけでも効果があります。問題を解く時間が取れない日は、登録不要の 無料お試し の数問だけでも解いておくと、学習が途切れません。

前日と当日はどう過ごす?

14日目の模試2回目のあとは、新しいことを覚えようとせず、間違えた用語のメモを見直すだけ にして早めに休みます。受検日は15日目以降に置くと、この計画どおりに進められます。

  1. 前日:会場の場所と開始時刻、顔写真付きの本人確認書類を確かめる。CBT 試験には受検票はない。
  2. 当日:試験開始30分前から受付が始まり、15分前までに会場に着くよう案内されている。遅刻すると受検できない。
  3. 試験中:スマートフォンは時計としても使えないので、時間を見るなら腕時計(アラームは切る)。1問60秒のペースで、迷った問題は仮の答えで先へ進む。
  4. 終了後:合否はすぐ画面に表示される。不合格でも、申込期間中なら同じ回で受け直せる(受検料はその都度かかる)。

当日の流れの詳細は 当日の流れと持ち物 に、受け直しの計画は 落ちたときの再受検 にまとめています。

当サイトは MCPC とは関係のない、個人が運営する非公式の教材です。合格を保証するものではありません。問題はすべて当サイトが自作したもので、公式テキストの本文・図表・巻末のサンプル問題は使っていません。

確認問題1:公式の出題カテゴリにないものは?

モバイル技術基礎検定の公式ページ(2026年9月時点)に挙がっている出題カテゴリに 含まれないもの はどれか。

  1. 消費者保護に関する知識
  2. 通信・通話の仕組みに関する知識
  3. モバイル関連最新サービス
  4. プログラミング言語の文法に関する知識

正解:4。公式の9つの出題カテゴリに、プログラミング言語の文法は含まれていません。テキストにもプログラムの書き方を学ぶ章はありません。

1 の消費者保護、2 の通信・通話の仕組み、3 のモバイル関連最新サービスは、いずれも公式ページに出題カテゴリとして挙がっています。それぞれテキストの第9章、第3章、第10章が主に対応します。

確認問題2:迷惑メール対策の SPF とは?

迷惑メール対策として使われる送信ドメイン認証の SPF の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. メールの本文を暗号化して、送信者と受信者以外に読めないようにする
  2. 送信元のメールサーバが、そのドメインから送ることを許可されたサーバかを DNS の情報で確かめる
  3. 受信したメールの添付ファイルを、ウイルス対策ソフトで自動的に検査する
  4. 1日に送れるメールの通数に上限を設けて、大量送信を防ぐ

正解:2。SPF は、ドメインの管理者が「このドメインのメールを送ってよいサーバ」を DNS に登録しておき、受信側が送信元のサーバと照らし合わせる仕組みです。送信元を偽った、なりすましメールの判定に使われます。

1 は S/MIME などメールの暗号化の説明です。3 は受信側のウイルス対策の説明で、送信ドメインの認証ではありません。4 は送信数の制限で、事業者が迷惑メールの大量送信を抑える別の対策です。

よくある質問

1週間で合格できますか?

公式の目安はなく、断言はできません。仕事でモバイルに毎日触れている人でも、第3章の多元接続や第4章のプロトコルは初めて見る用語が多いので、当サイトでは2週間以上をすすめています(当サイトの推定)。

平日に1時間取れない日があります。

平日の分を休日にまとめても構いません。ただし第3章は3日に分けて読むと区別しやすいので、第3章の週だけは短時間でも毎日触れるのがおすすめです。

テキストを買わずに問題演習だけで受かりますか?

おすすめしません。モバイル技術基礎検定はテキストの範囲から出題され、全章全節が範囲です。問題演習だけでは範囲に穴ができやすいので、テキスト(2,420円)を軸にしてください。

スマホ実務検定にもこの計画は使えますか?

テキストは共通ですが、スマホ実務は第3章の3-2〜3-6が対象外で、時事問題が1割前後加わります。第3章の3日分を、第9章の見直しと時事の確認に回すのがよいでしょう。

出典・参考

  1. [1]MCPC モバイル技術基礎検定(形式・受検料・出題カテゴリ・日程、2026年9月27日確認)
  2. [2]リックテレコム『モバイル基礎テキスト 第9版』(書誌・目次、2026年9月27日確認)
  3. [3]MCPC 公式テキストのご案内(2026年9月27日確認)

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