この記事の要点
- モバイル2級は 100問・100分、IoT中級は 80問・90分。どちらも4者択一のCBTで受検資格はなく、受検料(一般)はどちらも18,150円(税込)です(2026年9月27日確認)。
- 重なるのは 無線・ネットワーク、情報セキュリティ、IoTとAI の3領域。重ならないのは、2級の移動体通信サービス・端末・コンテンツと、IoT中級のセンサ・アクチュエータ・プロトタイピングです。
- 受検期間はほぼ同じ時期(10月〜2月)。申込締切は IoT中級の第21回が 2027年2月1日、モバイル2級の第43回が 2027年2月15日 で、IoT中級の方が早く締まります。
- 順番は「仕事で近い方」か「締切の早い方」から。共通の用語は1つの対比表にまとめると、2回目の準備が短くなります。
2つの検定は形式・受検料・日程がどう違う?
MCPC の公式ページ(2026年9月27日確認)の内容を並べました。
| 項目 | モバイルシステム技術検定 2級 | IoTシステム技術検定 中級 |
|---|---|---|
| 問題数・時間 | 100問・100分 | 80問・90分 |
| 1問あたりの時間 | 約60秒 | 約67秒 |
| 形式 | 4者択一・CBT方式 | 4者択一・CBT方式 |
| 受検資格 | なし | なし |
| 受検料 一般(税込) | 18,150円 | 18,150円 |
| 受検料 幹事会員・正会員・賛助会員(税込) | 14,850円 | 14,850円 |
| 受検料 相互協力会員(税込) | 15,950円 | 15,950円 |
| その他の割引区分(税込) | ITコーディネータ有資格者 13,750円 | アカデミック(学校窓口経由の学生)11,550円 |
| 次の回の試験期間 | 第43回 2026年10月23日〜2027年2月22日 | 第21回 2026年10月16日〜2027年2月8日 |
| 次の回の申込期間 | 2026年10月16日〜2027年2月15日 | 2026年10月9日〜2027年2月1日 |
| 前回(終了) | 第42回 2026年5月15日〜8月24日 | 第20回 2026年4月17日〜8月17日 |
| 対応テキスト | 『モバイルシステム技術テキスト 第11版』(第42回から適用) | 『IoT技術テキスト 第4版』 |
| 合格基準 | 非公開 | 非公開 |
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形式はよく似ていて、どちらも試験後に画面で合否が表示されます。違いは問題数と対応テキストです。各検定の詳細は モバイル2級とは と IoT中級とは にまとめています。
出題カテゴリはどこが重なる?
両方の出題カテゴリと比率は、それぞれの公式ページに図で示されています。当サイトで、内容が近いものを同じ行に並べました。重なりの判断は当サイトの整理 で、公式に示されたものではありません。
| 領域 | モバイル2級のカテゴリ(比率) | IoT中級のカテゴリ(比率) | 重なり(当サイトの見立て) |
|---|---|---|---|
| 無線・ネットワーク | ワイヤレス通信の原理とネットワーク技術(15%) | センサ/アクチュエータ技術と通信方式(25〜30%)のうち通信方式 | 大きい。無線の基礎、近距離無線、LPWAなど |
| 情報セキュリティ | 情報セキュリティ管理(9%) | IoT情報セキュリティ対策技術(20〜25%) | 大きい。暗号・認証・脅威と対策の基本は共通 |
| IoT・AI | 生成AI、IoTシステム及び主要アプリケーションの種類とその概要(23%) | IoTシステム構成と構築技術(15〜25%)、IoTデータ活用技術(25〜30%) | 中くらい。IoTの構成と生成AIは共通、機械学習の深さはIoT中級が上 |
| 2級だけ | モバイルシステム概要と移動体通信サービス(13%)、モバイル端末基本機能と端末周辺技術(20%)、モバイルインターネットとモバイルコンテンツ技術(20%) | ― | なし |
| IoT中級だけ | ― | センサ・アクチュエータの原理、IoTシステムのプロトタイピング技術(5〜15%) | なし |
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比率で見ると、2級の約半分(ワイヤレス15%+セキュリティ9%+生成AI・IoT 23%=47%)がIoT中級と重なる領域です。反対に、2級の残り半分(移動体通信サービス・端末・コンテンツ)はIoT中級にない範囲で、2級を後に受ける場合も新しく学ぶ必要があります。
どちらから受ければいい?(判断手順)
次の順に確かめると、順番を決めやすくなります。
- 会社の指定を確認する: 勤務先が受検の順番や期限を決めているなら、それに従います。団体申込の場合は担当者に確認します。
- 仕事で近い方を先に: 携帯電話やスマートフォン、Webサービスに関わる人はモバイル2級、センサや機器、データ分析に関わる人はIoT中級を先にすると、1回目の準備が短くなります。
- 迷ったら締切の早い方を先に: 同じ受検期間に両方受けるなら、申込締切の早いIoT中級(2027年2月1日)を先にすると、万一の再受検の余地を残せます。
- 間を空けすぎない: 共通の範囲の知識が残っているうちに2つ目を受けます。当サイトの推定では、1つ目の後2〜6週間が目安です。
- 実力を測ってから決める: 両方の短い問題を解き、正答率の高い方を先に受けると、1回目で合格しやすくなります。
実力の比較には、登録不要の無料お試しが使えます。モバイル2級の無料お試し20問 と IoT中級の無料お試し20問 は、どちらも本番と同じカテゴリの比率で出題し、カテゴリ別の正答率を表示します。
共通の用語はどう覚えればいい?
重なる領域の用語は、2つの検定用に別々のノートを作るより、1つの対比表にまとめて両方の準備に使う 方が効率的です。当サイトがすすめる表の軸です。
| 領域 | まとめ方の例 | どちらの検定で深く問われやすいか(当サイトの見立て) |
|---|---|---|
| 近距離無線・LPWA | 方式ごとに、仕様を決める団体・使う電波・通信距離の目安・主な用途を並べる | LPWAはIoT中級、スマホの近距離無線は2級 |
| ネットワークとプロトコル | 層ごとに、TCPとUDP、HTTPとMQTTなどの違いを並べる | IoT向けプロトコルはIoT中級、インターネットの基盤技術は2級 |
| セキュリティ | 脅威と対策を対にし、技術と制度を分けて並べる | 比率はIoT中級が大きい(20〜25%と9%) |
| IoTとM2M | 人が介在するか、何と何をつなぐかで比べる | 両方 |
| 生成AI・機械学習 | 生成AI、機械学習の種類、評価指標をグループ分けする | 生成AIは両方、機械学習の評価はIoT中級 |
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たとえば IoTと似た言葉のM2Mは、どちらの検定でも基礎として出てきうる用語です。違いは M2MとIoTの違い で整理しています。
第43回と第21回の日程はどう組む?
2つの検定の受検期間は、ほぼ同じ時期に重なっています。同じ冬に両方受ける場合の組み方の例です。日付は公式ページ(2026年9月27日確認)、組み方は当サイトの例です。
| 時期 | IoT中級(第21回) | モバイル2級(第43回) | 組み方の例 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月上旬 | 10月9日 申込開始 | ― | 両方の無料お試しで実力を測り、順番を決める |
| 2026年10月中旬 | 10月16日 試験期間開始 | 10月16日 申込開始 | 1つ目(例: IoT中級)の準備を始める |
| 2026年10月下旬 | ― | 10月23日 試験期間開始 | ― |
| 2026年12月上旬 | (受検の例) | ― | 1つ目を受ける |
| 2026年12月〜2027年1月 | ― | (準備) | 2つ目は重ならない範囲(移動体通信・端末・コンテンツ)を中心に準備 |
| 2027年1月下旬 | ― | (受検の例) | 2つ目を受ける |
| 2027年2月上旬 | 2月1日 申込締切、2月8日 試験期間終了 | ― | IoT中級の再受検はここまで |
| 2027年2月中旬 | ― | 2月15日 申込締切、2月22日 試験期間終了 | モバイル2級の再受検はここまで |
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どちらもCBT方式なので、申込期間中なら同じ回の中で再受検ができます(公式Q&A)。2つ目の受検日を締切ぎりぎりにすると、不合格だったときに受け直す余地がなくなるので、少なくとも2〜3週間の余裕 を残して組むのが安全です。
両方の準備にかかる時間はどう見積もる?
両方を受ける場合、重なる範囲の分だけ2つ目の準備は短くなります。どのくらい短くなるかは公式の目安がなく、以下は当サイトの推定です。
- 1つ目: 単独で受ける場合と同じだけ時間をかけます。IoT中級なら 1か月の学習計画 が目安です。
- 2つ目: 重なる範囲は問題演習での確認にとどめ、重ならない範囲に時間を集中させます。1つ目の6〜8割程度の時間になると見込んでいます(推定)。
- 注意: 同じ用語でも、検定によって問われる深さが違うことがあります。重なる範囲も、2つ目の検定の問題で一度は確かめてください。
当サイトでは、モバイル2級とIoT中級の2つのパックをまとめたセットも用意しています(内容は 料金と収録内容 を参照)。MCPC の検定全体からどれを受けるかを考えている人は MCPC検定の全体像 も参考にしてください。
よくある質問
同じ日に2つの検定を受けられますか?
この記事では確認できていません。CBTの予約は検定ごとに行うため、会場の空きと公式の案内を確かめてください。当サイトとしては、1日に180分以上の試験を続けるより、日を分ける方をおすすめします。
片方に合格すると、もう片方の試験が免除されますか?
公式ページにそのような案内は見当たりません(2026年9月27日確認)。それぞれ別の検定として受ける必要があります。
どちらの方が難しいですか?
MCPC公表の合格率では、モバイル2級 60.7%、IoT中級 68.0%です(累積か各回かの記載はありません)。ただし得意分野によって感じ方は大きく変わるため、短い問題で両方を試して比べるのが確実です。
出典・参考
本番と同じペースで腕試し
記事の次は、本番形式の問題で。
公式の出題カテゴリの比率どおりに組んだ無料お試しを、登録不要・カード不要で解けます。続きの模試と章別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。
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当サイトは、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)とは関係のない個人が運営する非公式の学習教材です。掲載している問題はすべて当サイトのオリジナルで、実際の試験問題・過去問題・再現問題ではありません。試験の日程・受検料・出題範囲は公式サイト(https://www.mcpc-jp.org/license/ )で必ず確認してください。合格を保証するものではありません。合格の目安は当サイトの推定です。技術・制度の記述は「最終確認日」時点のものです。