この記事の要点
- 基礎は 60問・60分、中級は 80問・90分。どちらも4者択一の CBT 方式です(MCPC 公式ページ、2026年9月27日確認)。
- 出題カテゴリは同じ5つですが、比率を公表しているのは中級だけ です。基礎は比率の公表がありません。
- 対応テキストは別で、基礎は『IoT技術テキスト 基礎編 改訂4版』です。同じ論点でも、基礎は用語の意味と区別、中級は仕組みや使い分けまで問われます。
- IoTの実務経験がなければ 基礎から、ネットワークやクラウドの実務がある人は 中級から でも検討できます(当サイトの推定)。受検資格はどちらもありません。
基礎と中級は、形式と日程がどう違う?
| 項目 | 基礎 | 中級 |
|---|---|---|
| 問題数・時間 | 60問・60分 | 80問・90分 |
| 1問あたり | 約60秒 | 約67秒 |
| 形式 | 4者択一・CBT | 4者択一・CBT |
| 出題カテゴリ | 5カテゴリ(比率の公表なし) | 5カテゴリ(比率を公表) |
| 合格基準 | 非公開 | 非公開 |
| 第21回 試験期間 | 2026年11月20日〜2027年3月22日 | 2026年10月16日〜2027年2月8日 |
| 第21回 申込期間 | 2026年11月13日〜2027年3月15日 | 2026年10月9日〜2027年2月1日 |
| 同一回での再受検 | 申込期間中なら可 | 申込期間中なら可 |
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受検料は中級の方が高く設定されています。金額は区分(一般・学生など)で異なるので、それぞれの公式ページで確認してください。
第21回は、中級の方が約1か月早く始まり、早く締め切られます。両方受ける人は日程の違いに注意してください。
出題範囲はどう違う?
両方とも、出題カテゴリは「IoTシステム構成と構築技術」「センサ/アクチュエータ技術と通信方式」「IoTデータ活用技術」「IoT情報セキュリティ対策技術」「IoTシステムのプロトタイピング技術」の5つです。範囲の大枠は同じで、違うのは 問われる深さ です。
| 論点 | 基礎で問われやすいこと(当サイトの見立て) | 中級で加わること(当サイトの見立て) |
|---|---|---|
| 通信方式 | 近距離無線・LPWA・セルラーの特徴と大まかな比較 | 方式ごとの仕組みや、条件に合う方式の選定 |
| センサ | 何を測るセンサか、どこで使われるか | 測定の原理や、信号の処理 |
| データ活用 | 機械学習の種類、生成AIの概要 | 評価指標、前処理、モデルの運用 |
| セキュリティ | CIA、代表的な攻撃、基本的な対策 | 暗号・認証の仕組み、ガイドラインや制度の中身 |
| ビジネス・開発 | PoC、アジャイル、エコシステムの考え方 | 開発と運用の手法、システム全体の設計 |
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どちらから受ける?
| あなたの状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| IT自体が初めて(文系・営業・企画など) | 基礎から | 用語の土台を作ってから中級に進む方が結局早い |
| IT業務はあるが、IoTやネットワークは初めて | 基礎から | 通信とセンサの用語で中級はつまずきやすい |
| ネットワークやクラウドの実務がある | 中級から検討 | 基礎の範囲の多くを既に知っている可能性がある |
| 会社から級を指定されている | 指定どおり | 資格手当や評価の対象になる級を確かめる |
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迷うときは、基礎の問題を解いてみるのが一番早い判断材料です。IoT基礎の無料お試し20問 で8割以上取れるなら、中級から受けることも考えられます。6割に届かないなら基礎からをすすめます。
基礎と中級を続けて受けるなら?
基礎の範囲は中級の土台になるので、基礎に合格してから中級に進む流れは無駄がありません。基礎の勉強で作った用語の対比表は、中級でもそのまま使えます。
ただし第21回は、中級の申込締切(2027年2月1日)が基礎より早く来ます。同じ回で両方を受けたい場合は、基礎を受検期間の早い時期に受け、中級の準備期間を残すように計画してください。
基礎と中級の比較でつまずきやすい所は?
| つまずき | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 「基礎は簡単」と思い込む | 準備不足で落ちる | 範囲は中級と同じく広い。全8章に目を通す |
| いきなり中級を受ける | 用語の土台がなく時間切れになる | 無料の問題で基礎の実力を先に確かめる |
| 中級の教材で基礎を受ける | 細かい論点に時間を使いすぎる | 基礎は基礎編のテキストで準備する |
| 両方の締切を同じと思う | 中級の申込に間に合わない | 検定ごとの申込期間を確かめる |
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確認問題1(検定の形式)
IoTシステム技術検定の基礎と中級の比較として、MCPC 公式ページ(2026年9月時点)の内容と合うものはどれか。
- ア 基礎は60問・60分、中級は80問・90分である
- イ 基礎も中級も80問・90分である
- ウ 基礎は記述式、中級は4者択一である
- エ 中級を受けるには基礎の合格が必要である
正解: ア
ア: 正しい。どちらも4者択一の CBT 方式です。
イ: 80問・90分は中級だけです。
ウ: 基礎も4者択一です。
エ: 受検資格はなく、中級から受けることもできます。
確認問題2(セルラーLPWA)
携帯電話の通信網を使う IoT 向けの省電力な通信方式の組合せとして、最も適切なものはどれか。
- ア Wi-Fi と Bluetooth
- イ Zigbee と Z-Wave
- ウ LTE-M と NB-IoT
- エ イーサネットと PLC
正解: ウ
ア: Wi-FiとBluetoothは、主に近距離で使う無線方式です。
イ: ZigbeeとZ-Waveは近距離の無線ネットワーク規格です。
ウ: 正しい。LTE-MとNB-IoTは、携帯電話事業者の網を使うセルラー系のLPWAです。
エ: イーサネットとPLC(電力線通信)は有線の通信方式です。
確認問題3(アジャイル)
アジャイル開発の特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア 最初にすべての要件を固め、工程を後戻りせずに進める
- イ 短い期間で動くものを作り、利用者の反応を見ながら改善を繰り返す
- ウ すべての機能を作り終えてから、テストを最後にまとめて一度だけ行う
- エ 設計書を一切作らず、本番環境で利用者の要望をその場で直接反映していく
正解: イ
ア: これはウォーターフォール型の特徴です。
イ: 正しい。短い反復で作って確かめることで、変化する要求に対応しやすくします。
ウ: アジャイルでは反復ごとにテストを行うのが一般的です。
エ: 必要な文書を減らすことはあっても、無計画に本番で作業するわけではありません。
よくある質問
基礎を飛ばして中級に合格したら、基礎は受けなくていいですか?
受検資格の面では問題ありません。基礎の合格も必要かどうかは、会社の資格制度など目的しだいです。
基礎と中級を同じ日に受けられますか?
日程と会場の空きは申込時に確認してください。準備の面では、基礎を先に受けて手応えを確かめる方が安全です。
「IoT検定」とは別の試験ですか?
別の団体が実施する別の試験です。違いは IoT検定とIoTシステム技術検定の違い にまとめています。
出典・参考
本番と同じペースで腕試し
記事の次は、本番形式の問題で。
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