この記事の要点
- 対応テキストは『IoT技術テキスト 基礎編 改訂4版』(全8章)。第20回(2026年5月〜)から改訂4版が対応しています(MCPC 公式ページ、2026年9月27日確認)。
- 読む順番は 第1章 → 第3章 → 第5章 → 第7章 → 第6章 → 第2・4・8章 がおすすめです(当サイトの推奨)。土台の構成を押さえてから、用語の多い章に進みます。
- 1章読んだら、その章の問題を解いて「似た用語を区別できるか」を確かめます。読むだけでは4者択一の選択肢を切れません。
- 最後に60問・60分の通し練習を1〜2回。合格基準は非公開なので、カテゴリ別に苦手を残さないことを目標にします。
IoT基礎は何を使って勉強する?
中心は公式の対応テキストです。公式ページは、IoT基礎の対応テキストを『IoT技術テキスト 基礎編(改訂4版)』(2026年3月発刊)としています。過去問は公開されていないので、テキストで範囲を押さえ、練習問題で理解を確かめる組み合わせが基本になります。
改訂3版以前の本を持っている人は、章立てが変わっている点に注意してください。改訂4版は全8章で、エコシステムやビジネスモデルが独立した章になっています。版の違いは 改訂4版テキストの変更点 にまとめています。
8章をどの順番で読む?
テキストは第1章から順に読んでも構いませんが、未経験の人は次の順番の方が頭に入りやすくなります(当サイトの推奨)。
| 順番 | 章 | この章で押さえること |
|---|---|---|
| 1 | 第1章 IoTの概要を知る | デバイス・ゲートウェイ・クラウドの役割、クラウドとエッジの違い |
| 2 | 第3章 IoTデバイスを理解する | センサの種類(何を測るか)、MEMS、エナジーハーベスティング、試作用ボード |
| 3 | 第5章 IoTにおける通信方式を知る | 近距離無線とLPWAとセルラーの違い、IoT向けプロトコル |
| 4 | 第7章 情報セキュリティを知る | CIA、代表的な攻撃、ゼロトラスト、匿名化、暗号の基本 |
| 5 | 第6章 IoTでデータを活用する | 統計の基本用語、機械学習の種類、深層学習、生成AI |
| 6 | 第2章・第4章・第8章 | エコシステムとプラットフォーム、ロボットやドローンの応用、PoCとアジャイル |
← 表は横にスクロールできます →
第1章でシステム全体の地図を作り、そこに「部品(デバイス)」「つなぎ方(通信)」「守り方(セキュリティ)」「使い方(データ)」を載せていくイメージです。第2・4・8章は用語が比較的なじみやすく、後から読んでも追いつけます。
1章をどう読む?
- 見出しをざっと見る: 節の見出しだけ読み、章で何を扱うかをつかみます(5分)。
- 本文を読み、用語に印を付ける: 太字や初めて見る用語に印を付けます。細かい数値は後回しで構いません。
- 対比表を自分で作る: 「Wi-FiとBLE」「教師あり学習と教師なし学習」のように、似た用語を2列で並べ、違いを一言で書きます。
- 章の問題を解く: 読んだ当日のうちに解きます。間違えたらテキストの該当箇所に戻ります。
- 翌日に間違えた問題だけ解き直す: 忘れかけた頃にもう一度解くと定着しやすくなります。
4者択一の試験では、「正しい用語を知っている」だけでなく「似た用語との違いを言える」ことが求められます。対比表は、その練習として一番効果があります。
章別の問題と通し練習はどう組み合わせる?
章別の問題は、その章を読んだ直後に解きます。全章を読み終えたら、60問・60分の通し練習でカテゴリをまたいだ出題に慣れます。本番は1問あたり約1分なので、知っている問題を速く解く練習も必要です。
勉強を始める前に、IoT基礎の無料お試し20問 で今の実力を見ておくと、どの章に時間をかけるか決めやすくなります。
勉強でつまずきやすい所は?
| つまずき | よくある状態 | 対策 |
|---|---|---|
| 通信方式の数が多い | Wi-Fi・BLE・Zigbee・LoRaWAN・NB-IoTなどが混ざる | 「距離」「速度」「消費電力」の3軸で表にする |
| センサの原理が難しい | 物理の説明で手が止まる | 基礎では「何を測るか」「どこで使うか」を優先する |
| AIの用語が抽象的 | 機械学習・深層学習・生成AIの関係があいまい | 包含関係(AI ⊃ 機械学習 ⊃ 深層学習)で整理する |
| セキュリティの用語が似ている | 機密性と完全性、認証と認可を混同 | 「何を守るか」「誰を確かめるか」で区別する |
| 読むだけで満足する | 本番で選択肢を2つまでしか絞れない | 章ごとに問題を解き、間違いの理由を書き残す |
← 表は横にスクロールできます →
確認問題1(通信方式)
次の無線通信方式のうち、スマートフォンと周辺機器を低消費電力で近距離接続する用途で広く使われているものはどれか。
- ア BLE(Bluetooth Low Energy)
- イ LTE
- ウ LoRaWAN
- エ 光ファイバ通信
正解: ア
ア: 正しい。BLEは数m〜数十m程度の近距離で、少ない電力で通信できるため、ウェアラブル機器などに使われます。
イ: LTEは携帯電話網の広域通信です。近距離の周辺機器接続には使いません。
ウ: LoRaWANはLPWAの一つで、km単位の広い範囲を対象にします。
エ: 光ファイバは有線通信で、無線方式ではありません。
確認問題2(機械学習)
正解のラベルが付いたデータを使って学習し、新しいデータのラベルを予測する手法はどれか。
- ア 教師なし学習
- イ 強化学習
- ウ クラスタリング
- エ 教師あり学習
正解: エ
ア: 教師なし学習は、ラベルのないデータから構造やまとまりを見つける手法です。
イ: 強化学習は、行動の結果として得られる報酬を手がかりに、よい行動を学ぶ手法です。
ウ: クラスタリングは教師なし学習の代表的な手法です。
エ: 正しい。教師あり学習は、入力と正解の組から学び、分類や回帰に使います。
確認問題3(エッジコンピューティング)
エッジコンピューティングの利点として、最も適切なものはどれか。
- ア すべてのデータをクラウドに集めるので管理が一か所で済む
- イ データの発生源の近くで処理するので、応答の遅れや通信量を減らせる
- ウ 処理を現場の機器に移すので、デバイスの電池が必ず長持ちする
- エ データが外部に出ないので、機器側のセキュリティ対策が不要になる
正解: イ
ア: これはクラウドに集中させる構成の説明です。
イ: 正しい。現場の近くで処理することで、低遅延が求められる制御や、通信量の削減に役立ちます。
ウ: 処理を増やすとかえって電力を使う場合もあり、「必ず」とは言えません。
エ: エッジ機器も攻撃の対象になるため、対策は必要です。
よくある質問
テキストを買わずに合格できますか?
出題範囲の本体がテキストなので、当サイトは購入をすすめます。問題演習だけでは、初めて見る用語に対応しにくくなります。
勉強時間はどのくらい必要ですか?
IT経験によって大きく変わります。経験別の目安は IoT基礎の難易度と勉強時間 を参照してください。
中級のテキストも読んだ方がいいですか?
基礎の受検には基礎編で足ります。基礎に合格した後、中級に進むときに中級のテキストを使ってください。
出典・参考
本番と同じペースで腕試し
記事の次は、本番形式の問題で。
公式の出題カテゴリの比率どおりに組んだ無料お試しを、登録不要・カード不要で解けます。続きの模試と章別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。
あわせて読みたい
当サイトは、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)とは関係のない個人が運営する非公式の学習教材です。掲載している問題はすべて当サイトのオリジナルで、実際の試験問題・過去問題・再現問題ではありません。試験の日程・受検料・出題範囲は公式サイト(https://www.mcpc-jp.org/license/ )で必ず確認してください。合格を保証するものではありません。合格の目安は当サイトの推定です。技術・制度の記述は「最終確認日」時点のものです。