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IoTシステム技術検定 中級の勉強方法|第4版の読み方

IoTシステム技術検定 中級の勉強方法を、335頁の第4版を出題比率の大きい通信・データ活用から読む手順で解説。LoRaWANとNB-IoT、MQTTとCoAPの対比表、章別ドリルと模試の回し方、つまずき別の対処表つき。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 対応テキスト『IoT技術テキスト 第4版』(335頁)は、前から順に読むより、出題比率の大きい分野から読む 方が効率的です。通信とデータ活用がそれぞれ25〜30%を占めます。
  • 公式の過去問題はありません。練習は公式サンプル問題と、本番形式のオリジナル問題を組み合わせます。
  • 似た技術は 同じ軸で表にして比べる と記憶に残ります(例: LoRaWANとNB-IoT、MQTTとCoAP)。
  • 進め方は「1章読む → その章の問題 → 間違いの理由を分類」の繰り返し。最後に80問・90分の通し練習で時間配分を確かめます。
  • 勉強時間の公式の目安はありません。この記事の時間は 当サイトの推定 です。

IoT中級の勉強法、まず何を決める?

IoT中級の勉強で最初に決めるのは、「どの順番で読むか」と「いつ問題を解くか」の2つです。対応テキストは MCPC のテキスト紹介ページで335頁と案内されている厚い本で(2026年9月27日確認)、1ページ目から順に丁寧に読むと、後半のセキュリティにたどり着く前に時間が足りなくなりがちです。

そこで当サイトでは、出題比率の大きい分野を先に読み、読んだ章はすぐ問題で確かめる 進め方をすすめています。読むだけでは「分かったつもり」になりやすく、似た用語の区別ができていないことに本番で気づく、という失敗を防ぐためです。

なお、公式には過去問題の提供がなく、代わりに各検定のサンプル問題が公開されています(公式Q&A、2026年9月27日確認)。何で練習するかは 中級の過去問はある? で整理しています。

テキストはどの順番で読めばいい?

第4版は全8章です。章名と公式の出題カテゴリを当サイトで対応させ、比率の大きい順に読む順番を付けました。章とカテゴリの対応は当サイトの推定 で、公式に示されたものではありません。

章名はリックテレコムの書誌ページ、比率はMCPC IoTシステム技術検定[中級]試験情報の図(いずれも2026年9月27日確認)。対応は当サイトの推定
読む順章(第4版)対応すると考えるカテゴリ(推定)カテゴリの比率
1第4章 IoT通信方式センサ/アクチュエータ技術と通信方式25〜30%
2第5章 IoTデバイス同上(同じカテゴリ)
3第3章 IoTデータ活用技術IoTデータ活用技術25〜30%
4第7章 IoT情報セキュリティIoT情報セキュリティ対策技術20〜25%
5第1章 IoT概要/第2章 IoTシステムのコンピューティング技術IoTシステム構成と構築技術15〜25%
6第8章 IoTシステムの開発・運用・保守上の留意点構成と構築技術に近いと推定(開発運用の自動化などを含む)―
7第6章 IoTシステムのプロトタイピング開発IoTシステムのプロトタイピング技術5〜15%

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ただし、IoTの全体像がつかめていない人は、先に第1章だけ軽く目を通してから第4章へ進んでください。システム全体の構成(デバイス、ゲートウェイ、クラウド)が頭に入っていると、通信方式の章で「どこの区間の通信か」を考えやすくなります。

プロトタイピングを最後にしているのは、比率の下限が小さいためです。ただし上限は15%まであり、捨ててよい分野ではありません。第4版で追加された内容と章の関係は IoT技術テキスト第4版の要点 で説明しています。

似た用語はどう覚える?(対比の例)

中級で迷いやすいのは、目的が似ている技術の区別です。1つずつ定義を暗記するより、同じ軸で2つを並べる と、選択肢の「どこが入れ替えられているか」に気づけるようになります。当サイトが一次資料で確認した範囲で、例を2つ示します。

出典: LoRa Alliance「About LoRaWAN」、3GPP「NB-IOT complete」(2026年9月27日確認)
比べる軸LoRaWANNB-IoT
仕様を決める団体LoRa Alliance3GPP(Release 13で標準化。3GPPの発表では2016年6月に完了)
使う電波免許不要の帯域(ISMバンド)携帯電話事業者の網を使う方式
網の形端末 → ゲートウェイ → ネットワークサーバ(スター型を重ねた構成)携帯電話の基地局に接続
網を自分で作れるかゲートウェイを自前で置いて自営網を作れる通信事業者のサービスを契約して使う

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LPWAにはほかにも方式があり、比べる軸を増やした表を LPWAの比較 にまとめています。

プロトコルも同じ軸で比べられる?

IoT向けのアプリケーション層プロトコルも、対比で覚えると整理しやすい分野です。

出典: OASIS MQTT Version 5.0、RFC 7252(2026年9月27日確認)
比べる軸MQTTCoAP
標準の出どころOASIS標準(v5.0は2019年3月承認)IETF RFC 7252(2014年6月)
下の層TCP/IP など、順序どおりで欠落のない双方向の接続UDP
やり取りの型パブリッシュ/サブスクライブ(ブローカーが中継)リクエスト/レスポンス(Webと同じREST型。GET・POST・PUT・DELETE)
配信の保証QoS 0(最大1回)・1(最低1回)・2(ちょうど1回)確認応答を求めるメッセージと求めないメッセージを使い分ける

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4者択一では、「MQTTはUDPを使う」「CoAPはブローカーを介する」のように、軸の片方だけを入れ替えた記述 が誤りの選択肢になりやすい、と当サイトでは考えています(出題頻度を示すものではありません)。表の各行を声に出して言えるかで確認してください。MQTTの詳細は MQTTとは にあります。

章別ドリルと模試はどう回す?

読む・解く・直すを小さく回すのが基本です。1章あたりの流れを手順にしました。

  1. 章を読む(1〜2時間): 太字の用語に印を付け、似た用語が出てきたらその場で対比の表を作ります。
  2. その章の問題を解く(30〜60分): 読んだ直後に解き、読んだのに解けない問題を洗い出します。
  3. 間違いの理由を分類する: 「知識不足」「読み違い(否定の設問など)」「似た用語の混同」の3つに分けます。
  4. 翌日に間違えた問題だけ解き直す: 同じ問題を覚えるのではなく、なぜその選択肢が違うのかを説明できるかを確かめます。
  5. 全章が終わったら通しの模試: 80問・90分で時間を計り、カテゴリ別の正答率を見て、低い分野の章に戻ります。

始める前に、今の実力を知っておくと読む順番を調整できます。IoT中級の無料お試し20問 は登録不要で、本番と同じカテゴリの比率で出題し、カテゴリ別の正答率を表示します。続けて章別に練習したい場合は、有料のパックに章別ドリル(IoT中級500問)と本番形式の模試3回が入っています(内容は 料金と収録内容 を参照)。

つまずいたときはどうする?

勉強の途中でよくある止まり方と、当サイトがすすめる対処をまとめました。

つまずきよくある原因対処
テキストを読んでも頭に残らない読むだけで、思い出す練習をしていない章を読んだ直後に問題を解く。間違えた用語だけ表に書き出す
LPWAや無線の方式が混ざる定義を別々に覚えている団体・電波・網の形・通信の向きなど、同じ軸で並べる
センサの原理が分からない電気・物理の用語に慣れていない「何の変化を、何の電気量として取り出すか」の1行で言えるようにする
AIの用語が多すぎる新しい語を定義だけで覚えている学習の種類、評価指標、生成AIなど、グループに分けて使う場面と一緒に覚える
セキュリティの制度名が覚えられない技術と制度を混ぜて覚えている技術(暗号・認証)と制度(ガイドライン・法律・認証制度)を別の表にする
模試で時間が足りない迷った問題に時間をかけすぎる1問1分を超えたら印を付けて次へ進み、最後に戻る
正答率が伸びない同じ問題の答えを覚えているだけ初めて解く問題で確かめる。間違いの理由を分類し直す

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勉強時間はどのくらい必要?(推定)

MCPC は勉強時間の目安を公表していません。以下は、テキストを1回通読し、章ごとの問題演習と通しの模試を行う前提で当サイトが置いた 推定 です。

当サイトの推定。IoTの実務経験があれば短く、ITの経験が少なければ長くなります
作業時間の目安(推定)
テキストの通読(全8章)20〜30時間
章ごとの問題演習と解き直し15〜25時間
通しの模試(80問・90分)と見直し5〜10時間
合計40〜65時間

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1日1.5〜2時間なら、おおむね1か月前後の計算です。週ごとの配分は IoT中級に1か月で合格を目指す学習計画 に表で示しています。

よくある質問

テキストを買わずに合格できますか?

範囲は対応テキストの章立てに沿っていると考えられるため、テキストなしで準備するのはおすすめしません。当サイトの問題はテキストの代わりにはなりません。テキストで範囲を押さえ、問題で確かめる使い方を想定しています。

第3版のテキストで勉強しても大丈夫ですか?

公式の対応テキストは第4版です(2026年9月27日確認)。第4版では生成AI、アジャイル開発、DevOps・CI/CD、MLOps・DevSecOps、産業用ロボットなどの説明が加わったと公表されているため、旧版を使う場合はこれらを別に補ってください。

動画講座は必要ですか?

必須ではありません。MCPC は企業向けの講習を案内しており、認定校の講座もあります。独学で進めにくい人は選択肢になりますが、どの方法でも最後は問題を解いて確かめる工程が必要です。

出典・参考

  1. [1]MCPC IoTシステム技術検定[中級]試験情報(2026年9月27日確認)
  2. [2]MCPC 検定対応テキスト(2026年9月27日確認)
  3. [3]MCPC 検定 Q&A(過去問題、2026年9月27日確認)
  4. [4]リックテレコム『IoT技術テキスト 第4版』書誌ページ(目次、2026年9月27日確認)
  5. [5]LoRa Alliance: About LoRaWAN(2026年9月27日確認)
  6. [6]3GPP: NB-IOT complete(2026年9月27日確認)
  7. [7]OASIS: MQTT Version 5.0(2026年9月27日確認)
  8. [8]RFC 7252: The Constrained Application Protocol (CoAP)(2026年9月27日確認)

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

公式の出題カテゴリの比率どおりに組んだ無料お試しを、登録不要・カード不要で解けます。続きの模試と章別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。

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80問・90分の模試と章別ドリル・¥4,980(税込・買い切り)

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