試験情報・勉強法モバイル基礎

モバイル技術基礎検定・スマホ実務検定の対応テキスト|第9版

モバイル技術基礎検定とスマートフォン・モバイル実務検定の対応テキストは『モバイル基礎テキスト 第9版』の1冊です。書誌と情報の時点、10章の見出し、2検定の出題範囲の違い、旧版で受けてよいか、刊行後の制度の補い方をまとめます。

最終更新
公開
読了目安
約9分
執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 2検定の対応テキストは、どちらも 『モバイル基礎テキスト(第9版)』 です。両検定の公式ページに記載があります(2026年9月27日確認)。
  • リックテレコム刊、2024年9月上旬刊行、B5変型判・224頁、2,420円(税込)、ISBN 978-4-86594-417-4。本文は 2024年6月末時点の情報 で書かれています(テキストの記載)。
  • テキストの「出題範囲一覧」では、モバイル技術基礎検定は 全章全節。スマートフォン・モバイル実務検定は 3-2〜3-6 が対象外 で、テキスト外の 時事問題が全体の1割前後 加わります。
  • 旧版は生成AIなどの追加分が入っていません。これから用意するなら第9版をすすめます。刊行後に変わった制度は、総務省や事業者の公式発表で補います。

対応テキストは1冊だけ?(2検定共通)

はい、1冊です。モバイル技術基礎検定の公式ページにも、スマートフォン・モバイル実務検定の公式ページにも、対応テキストとして「モバイル基礎テキスト(第9版)」が挙がっています(2026年9月27日確認)。出版社の書籍ページでも、副題に両検定への対応が書かれています。

2つの検定は目的と対象が違います。モバイル技術基礎検定は、公式が「モバイルシステム技術検定[2級]の登竜門」と位置づける技術寄りの検定です。スマートフォン・モバイル実務検定は総務省後援で、端末の販売に携わる人が消費者保護の観点から通信の基礎知識・法知識を身につけることを目的にしています。目的は違っても、学ぶ土台は同じ1冊です。

どちらを受けるか迷っている段階でも、テキストは先に買って読み始めて問題ありません。2検定の違いは スマートフォン・モバイル実務検定とは で詳しく比べています。

第9版の書誌と、情報はいつ時点?

出典: リックテレコム書籍ページ、MCPC 公式テキストのご案内(2026年9月27日確認)。情報の時点はテキスト本体の記載
項目内容
書名モバイル基礎テキスト 第9版(MCPC モバイル技術基礎検定/スマートフォン・モバイル実務検定試験対応)
監修MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)
発行リックテレコム、2024年9月上旬刊行
判型・頁数B5変型判・224頁
価格2,420円(税込)。電子書籍もあり
ISBN978-4-86594-417-4
情報の時点2024年6月末時点(テキストの記載)
付録両検定のサンプル問題(解答付き)
改版の要点(出版社の説明)AIの基礎に加えて ChatGPT などの生成AI、スマートホームの Matter、法律のアップデート、AI事業者ガイドラインの解説を追記

← 表は横にスクロールできます →

注意したいのは、刊行は2024年9月でも、本文の情報は 2024年6月末時点 だという点です。受検する2026年から見ると2年以上前の情報で、その間に終わったサービスや変わった制度があります(補い方は後の見出しで説明します)。

10章の構成は?(見出しのみ)

テキストは第1章から第10章までと付録で構成されています。章の見出しと、各章で扱う主な話題は次のとおりです。話題は目次の節見出しを当サイトが短くまとめたもので、本文の内容ではありません。

章見出しはリックテレコム書籍ページの目次(2026年9月27日確認)。話題は当サイトの要約
章見出し主な話題(節見出しから)
第1章「スマートフォン・モバイル」を知ろう!つながる仕組み、端末のあゆみ、事業者の種別、電話番号の仕組み
第2章様々なモバイルのサービス音声通話と付加サービス、メッセージ、SNS、データ通信、ローミング、おサイフケータイ
第3章モバイル通信・通話の仕組みセルラー方式とハンドオーバ、電波の性質、多元接続、3G・4G、無線LAN、FTTH
第4章インターネットの基礎と接続IPアドレス、ISP の役割、メールのプロトコル、クラウド
第5章モバイル機器の構造スマホ・タブレットの構造、ディスプレイ、UI、カメラ、SIM カード、外部接続
第6章モバイル端末のソフトウェアOS、アプリを動かす仕組み、文字入力、画像・動画の記録形式
第7章モバイルコンテンツの特徴Web とダウンロード型、災害用伝言板、SNS、マーケットプレイス
第8章モバイルにおけるセキュリティリスク、機能とサービス、迷惑メール対策、有害情報フィルタリング
第9章モバイルに関する基本的な法制度・関連知識通信業界の法知識、消費者保護、セキュリティ関連法、MNP、SIM ロック解除
第10章5G/IoT/AIの最新動向5G、ローカル5G、IoT とデバイス、AI、プラットフォームの共通化

← 表は横にスクロールできます →

章ごとの学び方は 第1章 〜 第10章 の章別記事で、読む順番は 勉強方法 で説明しています。

2検定で出題範囲はどう違う?

テキストには「出題範囲一覧」の表があり、検定ごとにどの節から出題されるかが示されています。要点は次のとおりです。

範囲はテキストの「出題範囲一覧」、形式・受検料は両検定の公式ページ、合格率は MCPC 公表資料(2026年9月27日確認)
比べる点モバイル技術基礎検定スマートフォン・モバイル実務検定
テキストの範囲全章全節3-2〜3-6 を除く全章
対象外の節なし3-2 電波の性質、3-3 FDMA/TDMA、3-4 CDMA/OFDM、3-5 3G、3-6 4G
テキスト外の出題なし(範囲外からは出題されない)時事問題が全体の1割前後
問題数・時間60問・60分・4者択一60問・60分・4者択一
受検料(税込)一般 11,550円/アカデミック 7,150円11,550円
公表されている合格率73.0%78.2%

← 表は横にスクロールできます →

技術基礎だけにある範囲は、電波の性質から 4G までの 無線通信の技術の節 です。多元接続の方式の違いや世代ごとの特徴が問われるので、2級に進むときの土台にもなります。

スマホ実務だけにあるのは 時事問題 です。テキストの外から、端末や通信サービスをめぐる最近の制度やできごとが出ると考えられます。どのような時事が出やすいかは スマホ実務検定の時事問題 で整理します。

第8版以前のテキストで受けても大丈夫?

当サイトとしては おすすめしません。公式ページが対応テキストとして挙げているのは第9版で、旧版は挙がっていません(2026年9月27日確認)。

出版社の説明では、第9版で ChatGPT などの生成AI、スマートホームの Matter、法律のアップデート、AI事業者ガイドラインの解説が追記されています。旧版にはこれらが入っていないため、第10章や第9章に当たる問題で知らない用語が出るおそれがあります。

  • 旧版しか手元にない場合:まず第9版の目次と旧版の目次を比べ、増えた節を洗い出す。生成AI・Matter・AI事業者ガイドラインは公的機関や標準化団体の公表資料で補う。
  • 会社や学校で旧版が配られた場合:受ける回の対応テキストが第9版であることを担当者に伝え、差分の補い方を相談する。
  • 中古で買う場合:表紙と奥付で「第9版」であることを確かめる。

旧版のどの版がいつ出たかは、当サイトでは一次資料で確認できていません。旧版の扱いについて詳しく知りたい場合は、出版社か MCPC の公式発表を確認してください。

テキストの後に変わった制度はどう補う?

2024年6月末以降の変化で、受検前に知っておきたい例を挙げます。たとえば NTT ドコモは、3G の「FOMA」と「iモード」のサービスを2026年3月31日に終了しました(ドコモの公式お知らせ、2026年9月27日確認)。

補い方の基本は、一次資料で「いつから・何が」を確かめる ことです。法令は e-Gov 法令検索、通信の制度は総務省の報道資料、サービスの提供状況は各事業者のお知らせで確認します。まとめサイトの情報は日付が古いことが多いので、裏付けに使ってください。

モバイル技術基礎検定はテキストの範囲から出題されるため、最新情報を追いかけすぎる必要はありません。一方、スマホ実務は時事問題が出るので、受検の直前1〜2週間は総務省の発表に目を通しておくと安心です。制度ごとの整理は SIM ロック解除、MNP のワンストップ方式、端末値引きの規制 の各記事で扱います。

当サイトは MCPC とは関係のない、個人が運営する非公式の教材です。合格を保証するものではありません。テキストは章見出しだけを参照し、本文・図表・巻末のサンプル問題は使っていません。

確認問題1:スマホ実務で対象外の節は?

テキストの「出題範囲一覧」において、スマートフォン・モバイル実務検定では出題の対象外で、モバイル技術基礎検定だけで出題される内容として、最も適切なものはどれか。

  1. CDMA 方式と OFDM 方式
  2. MNP(携帯電話番号ポータビリティ)
  3. 迷惑メール対策
  4. 災害用伝言板

正解:1。CDMA と OFDM は第3章の3-4(CDMA方式とOFDM方式)で、スマホ実務では3-2〜3-6がまとめて対象外になっています。

2 の MNP は第9章、3 の迷惑メール対策は第8章、4 の災害用伝言板は第7章で、いずれも両方の検定の範囲に含まれます。販売や窓口の業務でもよく使う知識なので、スマホ実務でも重要です。

確認問題2:FTTH の説明は?

FTTH の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 携帯電話の基地局の電波を、建物の中まで中継する装置
  2. スマートフォンの通信回線を使って、パソコンをインターネットにつなぐ使い方
  3. 光ファイバの回線を、利用者の家庭まで直接引き込む通信サービス
  4. 電話回線の銅線を使い、音声と異なる周波数帯でデータを送る方式

正解:3。FTTH は Fiber To The Home の略で、光ファイバを家庭まで引き込み、高速で安定したインターネット接続を提供するサービスです。

1 は屋内の電波を補う中継装置(レピータなど)の説明です。2 はテザリングの説明です。4 は ADSL のように電話用の銅線を使う方式の説明で、光ファイバではありません。

よくある質問

テキストは2検定で別々に買う必要がありますか?

いいえ。対応テキストは両検定とも『モバイル基礎テキスト(第9版)』の1冊です(2026年9月27日確認)。両方受ける場合も1冊で足ります。

電子書籍版でも大丈夫ですか?

MCPC のテキスト案内には、電子書籍版の販売先も載っています。内容は同じ第9版なので、読みやすい方を選んでください。付録のサンプル問題を解くときは、画面で答えが見えないよう工夫すると練習になります。

第10版はいつ出ますか?

当サイトでは、第10版の予定を一次資料で確認できていません。受ける回の対応テキストは、申込の前に公式ページで確かめてください。

テキストの巻末の問題とサンプル問題は同じですか?

MCPC が公開しているモバイル技術基礎検定のサンプル問題 PDF は、ページ番号と解答ページの記載がテキスト巻末と一致しています。詳しくは 過去問とサンプル問題の使い方 をご覧ください。

出典・参考

  1. [1]リックテレコム『モバイル基礎テキスト 第9版』(書誌・目次・改版の要点、2026年9月27日確認)
  2. [2]MCPC 公式テキストのご案内(2026年9月27日確認)
  3. [3]MCPC モバイル技術基礎検定(対応テキスト、2026年9月27日確認)
  4. [4]MCPC スマートフォン・モバイル実務検定(対応テキスト・出題範囲、2026年9月27日確認)
  5. [5]MCPC 検定試験の合格率(公表資料、2026年9月27日確認)
  6. [6]NTTドコモ「FOMA」および「iモード」サービス終了のご案内(2026年9月27日確認)

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

出題カテゴリの配分どおりに組んだ無料お試しを、登録不要・カード不要で解けます。続きの模試と章別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。

モバイル技術基礎検定

60問・60分の模試と章別ドリル・¥4,980(税込・買い切り)

モバイル基礎の無料お試し20問
料金と収録内容を見る →

当サイトは、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)とは関係のない個人が運営する非公式の学習教材です。掲載している問題はすべて当サイトのオリジナルで、実際の試験問題・過去問題・再現問題ではありません。試験の日程・受検料・出題範囲は公式サイト(https://www.mcpc-jp.org/license/ )で必ず確認してください。合格を保証するものではありません。合格の目安は当サイトの推定です。技術・制度の記述は「最終確認日」時点のものです。

← 対策記事の一覧へ