この記事の要点
- 独学の手順は、テキストを1冊決める → 課題ごとに問題を解く → 180問を120分で通して解く → 法令の数字と間違えた問題を見直す、の4段階です。
- 勉強時間は、協会のSMART合格講座のページで講師が「20時間から30時間の学習」で6〜7割は受かるとの見方を示しています(2026年9月27日確認)。当サイトの目安は経験によって20〜60時間です。
- 公式の参考書籍は書名がすべて旧称のままで、2026年2月の追加項目に対応した版かは確認できません。追加項目は別の資料や問題で補う前提で計画します。
- 当サイトは、課題Ⅰ(総論)→ 課題Ⅲ(サイバー対策)→ 課題Ⅱ(脅威と対策)の順をすすめています。
勉強時間はどれくらい必要?
協会の管理士SMART合格講座のページでは、講師が「20時間から30時間の学習をすれば、60%から70%は受かる」との見方を示しています(2026年9月27日確認)。これは講師個人の見解で、講座を受けることを前提にした話です。同じ講座は、動画が約4時間40分、答練が約3時間14分、模試が1回分で、受講料は17,600円(試験と同時申込で3,300円引き、試験とセットで計25,300円、いずれも税込)です。申込者には公認テキストが進呈されます。
独学の場合は、自分で教材を読み、問題を探す時間が加わります。当サイトでは、学習を始める時点の経験で次のように目安を分けています。統計にもとづく数字ではなく、計画を立てるための目安です。
| 学習を始める時点 | 目安 | 1日1時間なら |
|---|---|---|
| 情報システムやセキュリティの実務経験がある | 20〜30時間 | 3〜4週間 |
| 事務系で、パソコンやネットの基本は分かる | 30〜45時間 | 4〜6週間 |
| ITの用語にほとんどなじみがない | 45〜60時間 | 6〜8週間 |
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難しさの中身は難易度と合格率の読み方で説明しています。
独学で使う教材は?
独学の基本は、テキスト1冊と、本番の形に近い問題です。公式の参考書籍ページに載っている管理士向けの本は次のとおりです(2026年9月27日確認)。
| 書名 | 発行・価格(税込) | メモ |
|---|---|---|
| 情報セキュリティ管理士認定試験 公認テキスト | 佐藤京子 著、全日本情報学習振興協会、2,200円、A5判272頁 | SMART合格講座の申込者に進呈される。発行年の表示なし |
| 最短突破 情報セキュリティ管理士認定試験 公式テキスト | 五十嵐聡 著、技術評論社、3,058円、A5判304頁 | 技術評論社のページでは2021年6月発売 |
| 情報セキュリティ管理士 公式問題集 | 全日本情報学習振興協会、1,320円、A5判228頁 | ChapterⅠ〜Ⅳの構成 |
| 情報セキュリティ検定 実物形式問題集 vol.2 | 全日本情報学習振興協会、2,200円、A4判181頁 | 収録回は未確認 |
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書名はすべて旧称の「情報セキュリティ管理士」のままで、2026年2月度から追加されたWeb攻撃対策/ログ・インシデント対応/クラウド・API/ランサムウェア・標的型攻撃/サプライチェーン攻撃に対応した版かどうかは、公式ページでは確認できませんでした。追加項目は、IPAが毎年公表している「情報セキュリティ10大脅威」のような公的機関の無料資料や、追加範囲を扱う問題で補うと安心です。
テキスト同士の比べ方はテキストの選び方、問題集・アプリ・講座の比べ方は問題集・アプリ・講座の選び方で扱います。
どの順番で勉強する?(課題Ⅰ→Ⅲ→Ⅱの理由)
当サイトがすすめる順番は、課題Ⅰ(情報セキュリティ総論)→ 課題Ⅲ(サイバーセキュリティ対策)→ 課題Ⅱ(脅威と情報セキュリティ対策)です。公式が指定する順番ではありません。
| 順番 | 課題 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | Ⅰ 総論 | 3要素・リスクマネジメント・ISMSは、他の課題の「なぜその対策をするのか」の土台になる。法令は覚える量が多いので、早めに始めて繰り返す時間を取る |
| 2 | Ⅲ サイバー対策 | 第62回の解答速報では100問と最も多く、2026年の追加項目もここに入る。用語が多く、慣れるまで時間がかかる |
| 3 | Ⅱ 脅威と対策 | 入退管理・オフィスの対策・事業継続など、日常の感覚で理解しやすい内容が多い。ただし細部の言い回しで迷いやすいので、問題演習で仕上げる |
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協会のSMART合格講座のページには、合格基準が「Ⅰ〜Ⅲ 各々70%以上」と書かれています(試験内容ページは全体で70%以上の表記)。どの課題も捨てずに70%を超える前提で、最後は一番弱い課題に時間を回します。考え方は課題別合格基準で説明しています。
法令と数字はどう覚える?
課題Ⅰの「情報セキュリティ関連法規」では、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、不正競争防止法、著作権法などの用語と義務が問われます。法令は丸暗記より、次の3つに分けて覚えると整理しやすくなります。
- 定義:その法律で何が対象になるか(例:個人情報・個人データ・保有個人データの違い、営業秘密の3要件)
- 義務と例外:誰が何をしなければならず、どんな場合に例外があるか(例:第三者提供の制限と、委託・事業承継・共同利用)
- 数字と罰則:期限・年数・罰則の重さ。数字は、対になる数字と一緒に表にして覚える
法令は改正されるため、教材の発行年より新しい改正がないかを確かめる必要があります。当サイトは、条文をe-Gov法令検索で確認した時点を問題の解説に書いています。法令の要点は関連法規の早見表と、個人情報保護法・マイナンバー法の対策、関係法令の対策でまとめています。
○×問題にはどう慣れる?
第62回の解答速報を見ると、管理士の180問のうち80問が2択(○×)でした。○×問題は、文の一部だけが誤っている形が多く、「だいたい合っている」と感じた文を○にすると失点します。次の練習が効きます。
- 問題文を読んだら、主語・対象・数字・「必ず」「のみ」などの限定語に印をつける
- ×だと思ったら、どの語をどう直せば正しい文になるかを書く
- ○だと思ったら、その根拠になる定義や条文を一言で言えるか確かめる
- 間違えた○×問題は、文の「どこが」ひっかけだったかをノートに1行で残す
2択は当てずっぽうでも半分当たるため、練習では正答率より「根拠を言えた問題の割合」を見るほうが実力が分かります。解き方の詳細は○×問題の解き方で扱います。
120分180問を通しで解く練習はいつする?
180問を120分で解くと、1問あたり約40秒です。知識があっても、このペースに慣れていないと最後まで解き終わりません。当サイトは、試験の2〜3週間前に1回目、1週間前に2回目の通し練習をすすめています。
| チェック項目 | 目安 |
|---|---|
| 解き終わるまでの時間 | 見直しの時間を10分ほど残せるか |
| 課題ごとの正答率 | 3つの課題すべてで70%を超えるか(練習では80%が目標) |
| 2択と4択の正答率 | 4択だけで75%以上あるか |
| 後半の崩れ | 後半の問題で正答率が落ちていないか |
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当サイトの模試は、本番と同じ180問・120分で、2択と4択を混ぜ、課題ごとに70%に届いているかを表示します(当サイトの基準で、公式の配点は非公表です)。まず無料お試しで1問40秒のペースを体験できます。2週間で仕上げる計画は2週間の学習計画で紹介しています。
確認問題1:QC七つ道具に含まれないのは?
課題Ⅰで扱う「QC七つ道具」に含まれないものはどれか。
- パレート図:項目を多い順に並べた棒グラフと累積比率の折れ線を組み合わせた図
- 特性要因図:結果(特性)と、それに影響する要因の関係を魚の骨の形で整理した図
- 管理図:データの推移を中心線と管理限界線とともに描き、異常を見つける図
- 親和図法:言葉で表された多くの情報を、似たもの同士でまとめて整理する手法
正解:4。親和図法は、言葉のデータを整理する新QC七つ道具の1つです。新QC七つ道具には、ほかに連関図法・系統図法・マトリックス図法・アローダイアグラム法などがあります。
1 のパレート図、2 の特性要因図、3 の管理図は、いずれも数値データを扱うQC七つ道具です。QC七つ道具は数値、新QC七つ道具は言葉のデータ、と分けて覚えると区別しやすくなります。詳しくはQC七つ道具と新QC七つ道具の違いで扱います。
確認問題2:多要素認証に当たるのはどれ?
次のログイン方法のうち、多要素認証に当たるものはどれか。
- 社員証のICカードをカードリーダにかざし、さらに暗証番号を入力する
- パスワードを入力し、続けて「秘密の質問」の答えを入力する
- 右手の人差し指の指紋を読み取り、続けて中指の指紋を読み取る
- IDとパスワードを入力し、確認のため同じパスワードをもう一度入力する
正解:1。多要素認証は、知識(知っているもの)・所持(持っているもの)・生体(本人の身体の特徴)のうち、異なる種類の要素を組み合わせる認証です。ICカード(所持)と暗証番号(知識)で2つの要素を使っています。
2 は、パスワードも秘密の質問も知識の要素なので、2段階ではあっても多要素ではありません。3 は、生体の要素を2回使っているだけです。4 は、同じ知識の要素を繰り返しているだけです。
当サイトについて
よくある質問
独学で合格できますか?
できます。テキスト1冊と、本番の形に近い問題を用意し、180問を120分で通して解く練習を入れれば、講座なしでも準備できます。ただし2026年の追加項目は旧称の教材だけでは手薄になりやすいので、別の資料で補ってください。
テキストは2冊とも必要ですか?
1冊で十分です。2冊を読むより、1冊を繰り返し、足りない部分を問題演習と公的機関の資料で補うほうが効率的です。どちらも書名は旧称のままです(2026年9月27日確認)。
1日どれくらい勉強すればよいですか?
1日1時間なら、当サイトの目安で3〜8週間です。試験日から逆算して、通し練習を2回入れられる日から始めてください。日程は試験日と申込にまとめています。
初級の教材で管理士の勉強はできますか?
範囲は重なりますが、公式には管理士と初級で問題内容に差分があると書かれています(2026年9月27日確認)。管理士を受けるなら管理士向けの教材を使うのが安全です。
出典・参考
本番と同じペースで腕試し
記事の次は、本番形式の問題で。
出題カテゴリの配分どおりに組んだ無料お試しを、登録不要・カード不要で解けます。続きの模試と章別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。
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