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情報セキュリティ管理士のテキストの選び方|公認と最短突破

情報・サイバーセキュリティ管理士(旧 情報セキュリティ管理士)の公式参考書籍を、公認テキスト・最短突破 公式テキスト・公式問題集・実物形式問題集の価格・頁数・発行元で比較。書名が旧称のままで2026年2月の追加範囲への対応が確認できない点と、IPAなど一次資料での補い方をまとめました。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 協会の参考書籍のページに、管理士向けとして載っているのは 公認テキスト(2,200円)・最短突破 公式テキスト(3,058円)・公式問題集(1,320円)・実物形式問題集 vol.2(2,200円) の4冊です(2026年9月27日確認)。
  • 書名は すべて旧称の「情報セキュリティ管理士」「情報セキュリティ検定」 のままです。2026年2月度の試験から追加された範囲に対応した版かどうかは、確認できませんでした。
  • 最短突破 公式テキストは、技術評論社のページで 2021年6月発売 の版です。
  • 追加範囲(Web攻撃対策・ログ/インシデント対応・クラウド/API・ランサムウェア/標的型攻撃・サプライチェーン攻撃)は、IPAの情報セキュリティ10大脅威 などの一次資料で補うのが確実です。
  • 当サイトは全日本情報学習振興協会とは関係のない非公式の個人運営教材です。書籍の目次や本文は引用していません。

公式の参考書籍は何冊ある?(一覧表)

協会の「参考書籍」のページには、情報・サイバーセキュリティ管理士向けの書籍として次の4冊が載っています。このほか、同じページに『情報セキュリティ検定 実物形式問題集 Vol.1』も紹介されています(2026年9月27日確認)。

協会の参考書籍ページに載っている書籍(2026年9月27日確認。発売日は技術評論社のページ)
書名著者・発行定価(税込)判型・頁数わかっている版・発行時期
情報セキュリティ管理士認定試験 公認テキスト佐藤京子/全日本情報学習振興協会2,200円A5判272頁ISBN 978-4839986797。発行年は協会のページに記載なし
最短突破 情報セキュリティ管理士認定試験 公式テキスト五十嵐聡/技術評論社3,058円A5判304頁ISBN 978-4-297-12056-6。2021年6月発売
情報セキュリティ管理士 公式問題集全日本情報学習振興協会 編集部1,320円A5判228頁Chapter I〜IVの4章構成。発行年は記載なし
情報セキュリティ検定 実物形式問題集 vol.2全日本情報学習振興協会2,200円A4判181頁ISBN 978-4-8030-1358-0。収録回は記載なし
情報セキュリティ検定 実物形式問題集 Vol.1全日本情報学習振興協会 編集部1,430円A4判106頁第28回管理士・第29回初級の問題を全問収録と記載

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Vol.1について協会は、第28回 情報セキュリティ管理士認定試験と第29回 情報セキュリティ初級認定試験で実際に出題された問題をすべて収録している、と紹介しています。Vol.2の収録回はページに書かれていなかったため、当サイトでは確認できていません。

過去問の扱いは情報セキュリティ管理士の過去問はある?で詳しく説明しています。

公認テキストと最短突破テキストの違いは?(価格・頁数・発行年)

テキスト2冊の比較(協会の参考書籍ページ・技術評論社のページ、2026年9月27日確認)
項目公認テキスト最短突破 公式テキスト
発行全日本情報学習振興協会技術評論社
著者佐藤京子五十嵐聡
定価(税込)2,200円3,058円(本体2,780円)
判型・頁数A5判272頁A5判304頁
発行時期協会のページに記載なし2021年6月
入手のしかた書店・通販。協会のSMART合格講座の申込者にも進呈書店・通販
正誤表協会のページに「正誤表」のリンクあり技術評論社のサポートページ

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価格は公認テキストのほうが858円安く、頁数は最短突破のほうが32頁多くなっています。協会のSMART合格講座(受講料17,600円・税込)を申し込むと公認テキストが進呈されるので、講座を使う予定なら公認テキストを別に買う必要はありません。

中身の比較(どちらが分かりやすいか、どの章が厚いか)は、当サイトでは目次や本文を見ない方針のため書いていません。書店や通販の試し読みで、自分に読みやすいほうを選んでください。

問題集2種の役割は?

問題集は、協会の 公式問題集 と、実際の試験の形を再現した 実物形式問題集 の2系統です。

  • 公式問題集(1,320円):Chapter I「情報セキュリティ総論」、Chapter II・III「情報資産に対する脅威と対策」(2章に分かれる)、Chapter IV「コンピュータの一般知識」の4章構成です。分野ごとに解いて、知識を確かめる使い方に向きます。
  • 実物形式問題集(Vol.1 1,430円、vol.2 2,200円):実際の試験に近い形で1回分を通して解く使い方に向きます。Vol.1は第28回の問題を収録と紹介されています。

公式問題集の章立ては、今の試験範囲(課題Ⅰ 情報セキュリティ総論、課題Ⅱ 脅威と情報セキュリティ対策、課題Ⅲ サイバーセキュリティ対策)と名前が違います。また、今の範囲では「Ⅳ コンピュータの一般知識」は初級だけの範囲です。当サイトは、公式問題集が改称前の範囲の構成のままではないかと見ていますが、協会は版について説明していないので、購入前に最新の版か確かめてください。

問題集・アプリ・講座の比較は情報セキュリティ管理士の問題集・アプリ・講座の選び方にまとめています。

2026年の追加範囲に教材は対応している?

協会は2026年2月度の試験から、試験名を「情報・サイバーセキュリティ(管理士/初級)認定試験」に変え、出題範囲に項目を追加しました(2026年9月27日確認)。追加項目は、ページによって書き方が少し違います。

2026年2月度からの追加項目(協会のページ、2026年9月27日確認)
試験内容のページ(課題Ⅲに追加)試験のトップページの告知
Web攻撃対策サイバーセキュリティ総論
ログ・インシデント対応サイバー攻撃の種類とその手法
クラウド・APIWEBセキュリティとネットワーク防御技術
ランサムウェア・標的型攻撃クラウド/モバイル/IoTのセキュリティ
サプライチェーン攻撃インシデント対応とフォレンジック

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一方、参考書籍のページの書名は、4冊とも旧称のままです。最短突破 公式テキストは2021年6月発売の版で、2026年の追加を前提に作られた版ではありません。公認テキストと問題集は発行年がページに書かれていないため、追加範囲に対応した版かどうかは確認できませんでした。購入前に、協会や出版社の最新情報を確かめてください。

改称で何が変わったかは情報・サイバーセキュリティ管理士への改称にまとめています。

追加範囲はどう補う?(一次資料)

追加された項目は、公的機関が無料で公開している資料で補えます。当サイトが作問のときに確かめている一次資料は次のとおりです(すべて2026年9月27日にページを確認)。

追加項目と一次資料の対応(当サイトの整理)
追加項目一次資料読みどころ
ランサムウェア・標的型攻撃IPA 情報セキュリティ10大脅威 2026、IPA ランサムウェア対策特設ページ10大脅威 2026の組織編の1位は「ランサム攻撃による被害」
サプライチェーン攻撃IPA 情報セキュリティ10大脅威 2026組織編の2位は「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」
Web攻撃対策IPA 安全なウェブサイトの作り方(改訂第7版)届出の多い脆弱性と対策の考え方
クラウド・API総務省 クラウドサービス利用・提供における適切な設定のためのガイドライン(2022年10月公表)設定ミスによる情報漏えいを防ぐ、利用者側の対策
ログ・インシデント対応IPA 中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン、総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト組織としての体制づくりと、事故が起きたときの対応

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IPAの情報セキュリティ10大脅威は、前年に起きた事案からIPAが候補を選び、研究者や企業の実務担当者などの選考会が審議・投票して決めるもので、毎年公表されています。10大脅威 2026の組織編では、3位に「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が初めて選ばれました。

一次資料は量が多いので、全部を読む必要はありません。追加項目の用語の意味と、代表的な対策を説明できる程度を目安にしてください。追加範囲の対策は情報セキュリティ管理士 2026年追加範囲の対策でも扱います。

1冊だけ選ぶならどれか(当サイトの考え)

目的別の選び方(当サイトの考え。内容の優劣を評価したものではない)
目的選ぶもの理由
費用をおさえて範囲を一通り読みたい公認テキスト2,200円と安く、協会の発行
SMART合格講座も使うテキストは買わない講座の申込者に公認テキストが進呈される
問題を解きながら覚えたい公式問題集+一次資料1,320円で分野ごとの演習ができる。追加範囲は一次資料で補う
本番の形で1回解いてみたい実物形式問題集試験に近い形で通して解ける

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どの本を選んでも、2026年の追加範囲は一次資料で補う前提で考えるのが安全です。本番と同じ○×と4択の混ざった形で、追加範囲を含めた問題を試したい場合は、登録不要のサイバー管理士の無料お試しを使ってください。

確認問題1:最短突破 公式テキストはどれ?

『最短突破 情報セキュリティ管理士認定試験 公式テキスト』の説明として、協会と技術評論社のページ(2026年9月27日確認)と合うものはどれか。

  1. 全日本情報学習振興協会の発行で、A5判272頁、定価2,200円である
  2. 技術評論社の発行で、A5判304頁、定価3,058円、2021年6月発売である
  3. 2026年2月度からの追加範囲に対応した新版であると明記されている
  4. 第28回管理士の試験で実際に出題された問題を、すべて収録している

正解:2。最短突破 公式テキストは五十嵐聡著、技術評論社の発行で、A5判304頁、定価3,058円(税込)です。技術評論社のページでは2021年6月発売です。

1 は公認テキスト(佐藤京子著、協会発行)の説明です。3 は誤りで、追加範囲に対応した版だという記載は確認できませんでした。4 は実物形式問題集 Vol.1の説明です。

確認問題2:2026年2月の追加項目はどれ?

協会の試験内容のページで「2026年2月度試験より追加」とされている項目はどれか(2026年9月27日確認)。

  1. QC七つ道具
  2. ゾーニング
  3. サプライチェーン攻撃
  4. OSに関する知識

正解:3。追加項目は、Web攻撃対策、ログ・インシデント対応、クラウド・API、ランサムウェア・標的型攻撃、サプライチェーン攻撃の5つです。

1 のQC七つ道具は、課題Ⅰ「情報セキュリティ総論」の項目で、追加項目には入っていません。2 のゾーニングは、課題Ⅱ「脅威と情報セキュリティ対策」の項目です。4 のOSに関する知識は、Ⅳ「コンピュータの一般知識」の項目で、初級だけの範囲です。

よくある質問

テキストは新しい名称のものが出ていますか?

2026年9月27日に協会の参考書籍のページを確認した時点では、管理士向けの書籍はすべて旧称(情報セキュリティ管理士・情報セキュリティ検定)の書名でした。新しい名称の書籍や改訂版が出るかどうかは、協会の発表を確認してください。

テキストだけで合格できますか?

テキストだけで合格できるかは、人によります。この試験は180問と問題数が多く、○×と4択が混ざるので、テキストを読むだけでなく問題演習で形に慣れておくことをおすすめします。2026年の追加範囲は、一次資料で補ってください。

初級の公認テキストでも管理士の勉強になりますか?

協会の参考書籍のページでは、初級には別に公認テキスト(A5判199頁)と最短突破 公式テキスト(A5判224頁)が紹介されています。管理士と初級は範囲が重なりますが、問題内容に差分があると公式に書かれているので、管理士を受けるなら管理士向けの書籍を選ぶのが確実です。

出典・参考

  1. [1]全日本情報学習振興協会 情報・サイバーセキュリティ認定試験 参考書籍(2026年9月27日確認)
  2. [2]技術評論社 最短突破 情報セキュリティ管理士認定試験 公式テキスト(2026年9月27日確認)
  3. [3]全日本情報学習振興協会 試験内容・試験日程(追加項目、2026年9月27日確認)
  4. [4]同 情報・サイバーセキュリティ認定試験(改称と追加項目の告知、2026年9月27日確認)
  5. [5]同 管理士SMART合格講座(公認テキスト進呈、2026年9月27日確認)
  6. [6]IPA 情報セキュリティ10大脅威(2026年9月27日確認)
  7. [7]IPA 情報セキュリティ10大脅威 2026(2026年9月27日確認)
  8. [8]IPA ランサムウェア対策特設ページ(2026年9月27日確認)
  9. [9]IPA 安全なウェブサイトの作り方(2026年9月27日確認)
  10. [10]IPA 中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン(2026年9月27日確認)
  11. [11]総務省 クラウドサービス利用・提供における適切な設定のためのガイドラインの公表(2026年9月27日確認)
  12. [12]総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト(2026年9月27日確認)

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