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情報セキュリティ管理士の過去問はある?実物形式問題集と練習法

情報セキュリティ管理士(現:情報・サイバーセキュリティ管理士)の過去問は公式サイトで公開されていません。公開されているサンプル問題12問と問題文のない解答速報でわかること、第28回を収録した実物形式問題集Vol.1とVol.2、過去問道場のようなサイトの有無、過去問がないときの練習法を解説します。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 情報・サイバーセキュリティ管理士の過去問は、公式サイトで公開されていません。公開されているのは、サンプル問題と、問題文を含まない解答速報です(2026年9月27日確認)。
  • 協会発行の『情報セキュリティ検定 実物形式問題集 Vol.1』は、第28回管理士・第29回初級で実際に出題された問題をすべて収録と公式に書かれています。Vol.2の収録回は確認できませんでした。
  • IPAの試験のような「過去問道場」型の無料サイトは、当サイトが調べた範囲では見当たりませんでした。
  • 過去問がない分、出題範囲の項目名から問題を作って解く・本番の形式(○×と4択・180問120分)で練習することが大切です。

過去問は公式に公開されている?

公開されていません。全日本情報学習振興協会の試験ページで見られるのは、次の2つです(2026年9月27日確認)。

公式サイトで見られる問題関連の情報(2026年9月27日確認)
種類内容過去問の代わりになるか
サンプル問題管理士は課題Ⅰ・Ⅱが各3問、課題Ⅲが6問の計12問。いずれも4択(ア〜エ)で、正解と解説つき。見出しは旧称「情報セキュリティ管理士」問題の雰囲気はつかめるが、数が少ない
解答速報直近の回の問題番号と正解(○✕、またはア〜エ)の一覧。問題文はない問題の中身は分からない。構成(問題数・2択と4択の並び)は分かる

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IPAの情報セキュリティマネジメント試験は、IPAの試験ページで過去の問題冊子や解答例が年度ごとに公開されています。管理士の試験は、この点が大きく違います。

実物形式問題集 Vol.1・Vol.2 とは?

協会の参考書籍ページには、協会発行の「実物形式問題集」が2冊載っています(2026年9月27日確認)。

協会発行の実物形式問題集(参考書籍ページで2026年9月27日確認)
書名価格(税込)・判型収録内容(公式の記載)
情報セキュリティ検定 実物形式問題集 Vol.11,430円、A4判106頁第28回情報セキュリティ管理士認定試験・第29回情報セキュリティ初級認定試験で実際に出題された問題をすべて収録。解答・解説つき
情報セキュリティ検定 実物形式問題集 vol.22,200円、A4判181頁(ISBN 978-4-8030-1358-0)収録回の記載はなく、未確認

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公式に「実際に出題された問題」と書かれているのは、Vol.1の第28回管理士・第29回初級の分です。第28回はかなり前の回で、2026年2月の追加項目(Web攻撃対策、クラウド・API、サプライチェーン攻撃など)は入っていないと考えられます。法令の改正で、当時の正解が今は正解でない可能性もあります。

そのため、実物形式問題集は本番の問題の形と分量に慣れるために使い、知識の確認は最新のテキストや資料で行うのが安全です。Vol.2の中身が気になる場合は、協会に問い合わせるか、書店で確認してください。

ほかに、公式の参考書籍ページには『情報セキュリティ管理士 公式問題集』(1,320円、A5判228頁、ChapterⅠ〜Ⅳ)、『公認テキスト』(佐藤京子 著、2,200円)、技術評論社の『最短突破 公式テキスト』(五十嵐聡 著、3,058円)も載っています。書名はすべて旧称のままで、2026年2月の追加範囲に対応した版かは確認できませんでした。

解答速報とサンプル問題でわかることは?

問題文がなくても、解答速報からは本番の構成が読み取れます。第62回(2026年8月30日)の管理士の解答速報を数えると、次のとおりでした。

  • 課題Ⅰは問1〜40、課題Ⅱは問41〜80、課題Ⅲは問81〜180
  • 各課題とも、前半が2択(○×)、後半が4択。全体では2択80問・4択100問
  • 「2択と4択で配点が異なります(配点は非公表)」という注記

一方、サンプル問題はすべて4択で、○×形式の見本はありません。本番の半分近くを占める○×問題の練習は、サンプル問題だけではできないということです。サンプル問題は、4択の問題文の長さ、選択肢の書き方、課題ごとの聞かれ方を知るために使います。

解答速報は、自己採点と、本番の構成を知るための資料です。自己採点のしかたは合格基準|70%と配点の考え方で説明しています。

「過去問道場」のようなサイトはある?

IPAの試験(ITパスポート、情報セキュリティマネジメント試験など)には、公開された過去問を使った無料の演習サイトがいくつもあります。これは、IPAが過去問を公開しているからできることです。

情報・サイバーセキュリティ管理士は過去問が公開されていないため、同じ形の無料サイトは、当サイトが調べた範囲では見当たりませんでした(2026年9月27日時点)。市販のアプリや問題集の中には「過去問」をうたうものもありますが、公式が過去問を公開していない以上、収録内容の出どころは各提供元の説明で確かめる必要があります。

なお、協会のSMART合格講座のページでは、講師が講座の受講とあわせて出題頻度の高い過去問の学習をすすめています。協会の講座やVol.1のような協会の教材の中で、過去の出題に触れる機会があると読めます。

過去問がないときは、どう練習する?

当サイトがすすめる練習の組み立てです。

過去問の代わりの練習法(当サイトの整理)
練習やり方ねらい
範囲の項目名から問う試験内容ページの項目(例:ゾーニング、リスク対応、暗号技術)ごとに、「これは何か」「何と違うか」を自分で説明する出題範囲の抜けをなくす
○×を自作するテキストの1文を選び、数字や限定語を1つ変えて×の文を作る○×問題のひっかけの形に慣れる
課題ごとの問題演習公式問題集や当サイトのドリルで、課題ごとに正答率を出す70%に届かない課題を見つける
本番形式の通し練習180問を120分で、2択と4択を混ぜて解く1問約40秒のペースに慣れる
追加項目の補強IPAなど公的機関の資料で、Web攻撃・クラウド・サプライチェーン攻撃の手口を確認する旧版の教材で手薄な範囲を補う

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勉強全体の流れは勉強法と勉強時間、問題集やアプリの比べ方は問題集・アプリ・講座の選び方で扱います。

当サイトの問題はどう作っている?

当サイトは、過去問や受験者の再現問題を使っていません。公式テキスト・公式問題集・サンプル問題・実物形式問題集の文章も使っていません。公式の試験内容ページにある出題範囲の項目名を確認し、法令はe-Gov法令検索の条文、技術はIPAなどの公的機関の資料で事実を確かめたうえで、問題文と解説をすべて独自に書いています。

形式は本番に合わせ、2択(○×)と4択を混ぜた180問・120分の模試と、章別のドリルを用意しています。模試では課題ごとに70%に届いているかを表示します(課題ごとの判定は当サイトの基準で、公式の配点は非公表です)。模試の使い方は模試の使い方で説明しています。

過去問ではないので「本番と同じ問題が出る」とは言えません。そのかわり、2026年2月の追加項目を含む現在の出題範囲に沿って作っています。まず無料お試しで問題と解説の質を確かめてください。

確認問題1:不審なメールを開いてしまったら?

取引先を名乗るメールの添付ファイルを開いたところ、画面が一瞬乱れ、その後は普段どおりに動いている。標的型攻撃の可能性があるとき、社員がとるべき最初の行動として最も適切なものはどれか。

  1. 普段どおり動いているので、しばらく様子を見て、異常が続いたら報告する
  2. パソコンをネットワークから切り離し、社内で決められた窓口へ速やかに報告する
  3. 証拠が残らないよう、自分でパソコンを初期化してから報告する
  4. 同僚にメールを転送し、同じ症状が出るかを試してもらう

正解:2。感染の広がりを止めるためにネットワークから切り離し、決められた手順で速やかに報告するのが基本です。標的型攻撃は目立たずに潜伏することが多く、「普段どおり動いている」ことは安全の証拠になりません。

1 は、様子を見る間に被害が広がるおそれがあります。3 は、調査に必要な証拠(ログなど)を消してしまいます。初期化するかどうかは、調査の後に担当部署が判断します。4 は、同僚まで感染させる危険があり、絶対に避けるべき行動です。

当サイトについて

試験の全体像は情報セキュリティ管理士とはにまとめています。

当サイトは一般財団法人 全日本情報学習振興協会とは関係のない、個人運営の非公式教材です。合格を保証するものではありません。公式テキスト・公式問題集・サンプル問題・実物形式問題集の文章は使っていません。

よくある質問

過去問はどこで手に入りますか?

公式サイトでは公開されていません(2026年9月27日確認)。協会発行の『実物形式問題集 Vol.1』は第28回管理士・第29回初級の出題を収録と公式に書かれていますが、かなり前の回なので、最新の範囲や法令とは違う点がありえます。

解答速報に問題文は載っていますか?

載っていません。問題番号と正解の一覧です。第62回の解答速報には「2択と4択で配点が異なります(配点は非公表)」という注記もあります。

サンプル問題は何問ありますか?

管理士は12問(課題Ⅰ・Ⅱが各3問、課題Ⅲが6問)で、すべて4択です(2026年9月27日確認)。○×形式の見本はありません。

当サイトの問題は過去問ですか?

いいえ。過去問・再現問題・公式教材の文章は使わず、公式の出題範囲の項目名に沿ってすべて独自に作っています。

出典・参考

  1. [1]全日本情報学習振興協会 サンプル問題(2026年9月27日確認)
  2. [2]同 参考書籍(2026年9月27日確認)
  3. [3]同 解答速報(第62回、2026年9月27日確認)
  4. [4]同 試験内容・試験日程(2026年9月27日確認)
  5. [5]情報・サイバーセキュリティ管理士SMART合格講座(2026年9月27日確認)
  6. [6]IPA 情報セキュリティマネジメント試験(過去問題の公開、2026年9月27日確認)

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

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