この記事の要点
- 公式の試験内容ページの合格基準は「70%以上の得点で合格」。ただし「問題の難易度により調整し、70%以下でも合格とする場合があります」と書かれています(2026年9月27日確認)。
- 解答速報には「2択と4択で配点が異なります(配点は非公表)」とあります。そのため「180問中126問正解で合格」とは言い切れません。
- 協会のSMART合格講座のページでは、合格基準が「Ⅰ〜Ⅲ 各々70%以上」と書かれています。どちらが正確かは公式に説明されていないため、両方を満たす準備をするのが安全です。
- 当サイトは、課題ごとに8割を練習での目標にすることをすすめています(当サイトの考え方)。
公式の合格基準は?
全日本情報学習振興協会の試験内容ページには、管理士(180問・120分)と初級(80問・60分)の合格基準として「70%以上」と書かれ、その下に「ただし、問題の難易度により調整し、70%以下でも合格とする場合があります」という注記があります(2026年9月27日確認)。トップページにも同じ内容が載っています。
つまり、公式が約束しているのは「70%取れば合格」という線で、難しい回にはその線が下がる可能性がある、という形です。
「70%以下でも合格とする場合」とはどういう意味?
注記が言っているのは、問題が難しかった回には、合格の線を70%より下げることがあるということです。どの回で、どれだけ下げたのかは公表されていません。
ここで注意したいのは、この注記を「60%台でも受かる」と読まないことです。調整があるかどうかは試験が終わってから決まり、受験者には事前に分かりません。準備の段階では、調整がない前提で70%を確実に超えることを目標にするのが現実的です。
配点は公表されている?2択と4択の違い
配点そのものは公表されていません。第62回(2026年8月30日)の解答速報には「2択と4択で配点が異なります(配点は非公表)」と明記されています(2026年9月27日確認)。解答速報の問題番号と解答の並びから、第62回の管理士は次の構成だったことが分かります。
| 課題 | 問題番号 | 2択(○×) | 4択 | 計 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ.情報セキュリティ総論 | 問1〜40 | 20問 | 20問 | 40問 |
| Ⅱ.脅威と情報セキュリティ対策 | 問41〜80 | 20問 | 20問 | 40問 |
| Ⅲ.サイバーセキュリティ対策 | 問81〜180 | 40問 | 60問 | 100問 |
| 合計 | 80問 | 100問 | 180問 |
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この構成は第62回1回分の集計で、今後の回も同じとは限りません。公式が出題比率として公表しているものでもありません。
配点が2択と4択で違うということは、同じ「正解数」でも得点率が変わるということです。次の表は、配点について仮定を置いて、課題Ⅰ(2択20問・4択20問)で70%に届く正解数を試算した例です。実際の配点ではありません。
配点の仮定で、必要な正解数はどう変わる?
| 配点の仮定 | 課題Ⅰの満点 | 70%の点 | 必要な正解数の幅 |
|---|---|---|---|
| 2択も4択も1点 | 40点 | 28点 | 28問 |
| 2択1点・4択2点 | 60点 | 42点 | 22問(4択を全問正解した場合)〜31問(2択を全問正解した場合) |
| 2択1点・4択3点 | 80点 | 56点 | 19問(4択だけで19問正解した場合)〜32問(2択を全問正解した場合) |
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4択の配点が高いと仮定すると、4択を落とすほど必要な正解数が増えます。どの仮定でも言えるのは、4択で取りこぼすと挽回が難しくなるということです。配点が分からない以上、「○問正解なら合格」と覚えるより、2択・4択のどちらでも7割を大きく超えておくほうが確実です。
2択(○×)問題の解き方は○×問題の解き方で扱います。
講座ページの「各課題70%」の表記とはどう関係する?
協会が運営する管理士SMART合格講座のページには、試験概要として問題数「計:180問程度」、試験時間「120分」、合格基準「Ⅰ〜Ⅲ 各々70%以上」と書かれています(2026年9月27日確認)。一方、試験内容ページは全体で「70%以上」とだけ書いています。
| ページ | 合格基準の表記 | 問題数の表記 |
|---|---|---|
| 試験内容ページ(joho-gakushu.or.jp/isme/naiyou.php) | 70%以上(難易度により調整あり) | 180問/120分 |
| SMART合格講座のページ(joho-gakushu.jp/smartinfo/k_isme/) | Ⅰ〜Ⅲ 各々70%以上 | 計:180問程度 |
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2つの表記のどちらが実際の判定かは、公式に説明されていません。ただ、課題ごとに70%を取れていれば、全体でも必ず70%を超えます。課題別の基準に合わせて準備しておけば、どちらの基準でも困らないので、当サイトは課題別を前提にすることをすすめています。課題ごとの対策は課題別合格基準で説明します。
参考までに、同じ協会の個人情報保護士認定試験では、試験のページに「課題Ⅰ・課題Ⅱ各課題正答率70%以上」と課題別の基準が明記されています。
安全圏の目安はどう立てる?
ここからは当サイトの考え方です。公式の基準ではありません。
- 練習での目標は課題ごとに80%:本番は緊張や時間不足で練習より点が下がりやすいため、10ポイントほどの余裕を見ます
- 4択の正答率を別に見る:2択は当てずっぽうでも半分当たるため、2択の正答率が高くても安心できません。4択だけで75%以上あるかを確かめます
- 180問を通しで解いたときの点で判断する:課題ごとのドリルで8割取れても、120分通しで解くと後半に崩れることがあります
- 追加範囲を捨てない:課題Ⅲは第62回で100問あり、2026年の追加項目もここに入っています。課題Ⅲの一部を捨てると、課題別基準では致命的になりえます
自己採点はどうする?
協会は、試験後に解答速報を公開しています。解答速報は問題番号と正解(○✕、またはア〜エ)の一覧で、問題文は載っていません。「本解答速報は、修正される場合がございます」という注記もあります(2026年9月27日確認)。
自己採点をするには、自分がどう答えたかを控えておく必要があります。問題用紙の持ち帰りや解答の控えが認められるかは、受験票や当日の案内で確認してください。控えがあれば、課題ごと(問1〜40、問41〜80、問81〜180のように)に正解数を数え、2択と4択を分けて集計すると、配点の違いを考えながら結果を読めます。
合否は、合格発表のページからマイページで確認する方式です。第62回管理士の合格発表もマイページで確認するよう案内されています。発表の流れは合格発表と解答速報で扱います。
確認問題1:公式の合格基準の説明に合うのは?
2026年9月27日時点で、協会の試験内容ページに書かれている管理士の合格基準の説明として、正しいものはどれか。
- 180問中126問以上の正解で合格し、それ以外の基準はない
- 70%以上の得点で合格。ただし問題の難易度により調整し、70%以下でも合格とする場合がある
- 受験者の上位50%が合格する相対評価で、得点の基準はない
- 60%以上の得点で合格。ただし難しい回は50%まで下げる
正解:2。試験内容ページの表記そのものです。
1 は、配点を全問同じと見なした計算で、公式の表記ではありません。解答速報には2択と4択で配点が異なると書かれています。3 は誤りです。過去の平均合格率が49.6%というだけで、上位何%を合格にするという相対評価の記載はありません。4 の60%・50%という数字は公式ページにありません。
確認問題2:リスク対応の分類はどれ?
ある会社は、リスクアセスメントの結果、「海外の子会社で運用している古い顧客管理システムは、情報漏えいのリスクが大きいわりに業務上の必要性が低い」と判断し、そのシステムの利用をやめてデータを消去した。このリスク対応に当たるものはどれか。
- リスク低減:対策を講じて、発生の可能性や影響を小さくする
- リスク移転(共有):保険や外部委託などで、損失を他者と分担する
- リスク保有(受容):対策をとらず、リスクをそのまま受け入れる
- リスク回避:リスクの原因となる活動そのものをやめる
正解:4。システムの利用自体をやめ、リスクの原因をなくしているので、リスク回避です。
1 のリスク低減は、暗号化やアクセス制限などで可能性や影響を小さくすることで、活動は続けます。2 のリスク移転は、サイバー保険への加入などで損失を分け合う対応です。3 のリスク保有は、影響が小さいなどの理由で、そのまま受け入れる対応です。
当サイトの模試の判定について
当サイトの模試は180問・120分で2択と4択を混ぜ、課題ごとに70%以上かを判定します。これは上で説明した理由から当サイトが決めた基準で、公式の配点や判定方法を再現したものではありません。まず無料お試しで形式を確かめてください。
当サイトは一般財団法人 全日本情報学習振興協会とは関係のない、個人運営の非公式教材です。合格を保証するものではありません。公式テキスト・公式問題集・サンプル問題・実物形式問題集の文章は使っていません。
よくある質問
180問中、何問正解すれば合格ですか?
配点が公表されていないため、正解数では言い切れません。解答速報には2択と4択で配点が異なると書かれています。全問同じ配点と仮定した場合の70%は126問ですが、目安にとどめてください。
課題ごとに70%が必要ですか、全体で70%でよいのですか?
試験内容ページは全体で70%以上、SMART合格講座のページは「Ⅰ〜Ⅲ 各々70%以上」と書いており、どちらが実際の判定かは説明されていません。課題ごとに70%を取れば両方を満たすので、課題別で準備するのが安全です。
合格基準が下がった回はありますか?
調整した回やその幅は公表されていないため、分かりません(2026年9月27日確認)。調整を当てにせず、70%を超える準備をしてください。
得点は通知されますか?
合否はマイページで確認する方式です。得点や課題ごとの結果がどこまで表示されるかは、公式ページでは確認できませんでした。
出典・参考
本番と同じペースで腕試し
記事の次は、本番形式の問題で。
出題カテゴリの配分どおりに組んだ無料お試しを、登録不要・カード不要で解けます。続きの模試と章別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。
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