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モバイルシステム技術テキスト第10版で受けても大丈夫?

モバイルシステム技術テキスト第10版など旧版で2級を受けてよいか迷う人へ。第42回以降の対応テキストは第11版という公式の事実と、旧版で不足しやすい範囲、補う手順、買い替えの判断表をまとめました。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 公式には、第42回(2026年5月)以降の対応テキストは第11版 です。次の第43回(2026年10月23日〜2027年2月22日)も第11版が対応テキストになります。
  • どの版の範囲から出題されるかは公表されていないので、「第10版で大丈夫」とも「第10版では受からない」とも言い切れません。
  • 旧版で手薄になりやすいのは、第11版の改版の要点に挙げられた NTN、6G、Bluetooth プロファイル、生成AI・LLM、RAG、DMARC、SBOM などの範囲です。
  • 旧版を使うなら、改版の要点を個別に補い、問題でその範囲の正答率を確かめてから、買い替えるかを決めるのが現実的です。

第10版で2級を受けても大丈夫?

結論から言うと、公式の対応テキストは第11版なので、迷ったら第11版を使うのが確実 です。MCPC のテキスト案内では、第11版は第42回(2026年5月)以降の検定に対応すると書かれています(2026年9月27日確認)。

一方で、公式は「どの版の範囲から何問出る」とは公表していません。無線方式の基本や、インターネットの基盤技術のように、版が変わっても考え方が大きく変わらない範囲もあります。そのため、旧版を持っている人がすぐに学習を止める必要はありませんが、旧版だけで準備を終えるのは危険 というのが当サイトの見方です。

この記事では、旧版を持っている人・中古で安く買おうとしている人が、自分の状況に合わせて判断できるよう、不足しやすい範囲と補い方を整理します。

当サイトは MCPC とは関係のない個人運営の非公式教材です。テキストの本文・図表は掲載していません。

旧版で不足しやすいのはどの範囲?

旧版で足りない可能性が高いのは、第11版で追加・強化されたと MCPC が公表している範囲です。「改版の要点」に挙がっている項目を、出題カテゴリと合わせて表にしました。

改版の要点の出典:MCPC 公式テキストのページ(2026年9月27日確認)。カテゴリとの対応は当サイトの推定
改版の要点関係しそうな出題カテゴリ(当サイトの推定)補うときの確認先
NTN(非地上系ネットワーク)ワイヤレス通信の原理とネットワーク技術/概要と移動体通信サービスNTNとは・3GPP
6Gモバイルシステム概要と移動体通信サービス6Gとは・3GPP
Bluetooth プロファイルモバイル端末基本機能と端末周辺技術Bluetooth Low Energyとは・Bluetooth SIG
生成AI・LLM生成AI、IoTシステム及び主要アプリケーション生成AIとLLMとは
RAG生成AI、IoTシステム及び主要アプリケーションRAGとは
DMARC情報セキュリティ管理DMARC・SPF・DKIMとは・RFC
SBOM情報セキュリティ管理SBOMとは

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特に注意したいのは生成AI の範囲です。2026年9月27日時点の2級ページでは、比率が最も大きい23%のカテゴリの名前に「生成AI」が入っており、第11版の目次にも「第10章 生成AIとAI活用」があります。このカテゴリは IoT やアプリケーションも含むので23問すべてが生成AI ではありませんが、旧版で最も差が出やすい範囲と考えておくのが安全です。

MCPC の案内には、AI 活用の原則と法整備についての記述も改版の要点として挙がっています。法制度は変わりやすいので、旧版の記述をそのまま覚えるのは避けてください。

旧版でも進めやすいのはどの範囲?

反対に、版が変わっても考え方が大きく変わりにくい範囲もあります。次の表は、変わりやすさを当サイトが推定したものです。公式が版ごとの差分を章単位で公表しているわけではないので、あくまで学習の優先順位を決める目安として使ってください。

当サイトの推定。公式の版ごとの差分を示すものではありません
範囲の例変わりやすさ(推定)旧版での進め方
IP・TCP/UDP・DNS などインターネットの基盤変わりにくい旧版で読み、問題で確認する
無線伝送や多元接続の基本的な考え方変わりにくい旧版で読み、用語の対比表を作る
端末のハードウェアの基本構成やや変わる旧版で読み、新しい部品や方式は一次資料で補う
移動体通信サービス・事業者の制度変わりやすい最新の公開情報で確かめる
生成AI・AI 活用の原則と法整備変わりやすい旧版に頼らず、改版の要点として補う
メール認証・SBOM などセキュリティの新しい手法変わりやすい一次資料(RFC など)で確かめる

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旧版と用語記事で補うには、どう進める?

旧版を使う場合は、次の手順で進めます。

  1. 版を確かめる:手元の本の奥付で版と発行年を確認する。第11版の ISBN は 978-4-86594-464-8 なので、中古で買うときもこの番号で照合する。
  2. 旧版の目次で改版の要点を探す:上の表の7項目を目次・索引で探し、見つからない、または記述が短い項目に印を付ける。
  3. 印を付けた項目を補う:当サイトの用語記事や一次資料で読み、各項目を「何のための技術か」「似た技術との違い」の2点で1行ずつ説明できるようにする。
  4. 変わりにくい範囲は旧版で進める:インターネットの基盤技術のように考え方が変わりにくい範囲は、旧版を読みながら問題で確かめる。
  5. 問題で差を測る:改版の要点の範囲と、それ以外の範囲で正答率を比べる。差が大きければ、次の判断表を見て買い替えを検討する。

手順5の最初の測定には、登録不要の モバイル2級 無料お試し20問 が使えます。当サイトの問題は第11版の範囲と出題カテゴリの比率に合わせたオリジナルなので、旧版で足りない範囲があれば正答率に表れやすくなります。

第11版に買い替えるべきか、どう判断する?

次の表は当サイトの判断の目安です。公式の基準ではありません。

当サイトの判断の目安。合格を保証するものではありません
あなたの状況当サイトの判断の目安理由
受検まで1か月以上あり、テキストを軸に勉強したい第11版を用意する対応テキストで読み進めるほうが、範囲の抜けを心配せずに済む
旧版があり、通信・モバイルの実務経験がある旧版+改版の要点の補強で始め、問題で差が出たら買い替え変わりにくい範囲は経験と旧版で補える可能性がある
生成AI・セキュリティの範囲が苦手第11版を用意する改版で強化された範囲と苦手が重なっている
会社がテキストを支給してくれる会社に第11版かを確認する旧版が支給されている場合は、担当部署に版の確認を依頼する
受検まで2週間を切っている手元の教材+改版の要点の補強を優先新しい本を通読する時間が取りにくい

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第11版の価格は 4,180円(税込)です。受検料(一般 18,150円)と比べると小さな出費なので、不合格で受け直すリスクを考えると、迷ったときは対応テキストを選ぶほうが結果的に負担が小さくなる可能性があります。

第11版の構成と変更点は テキスト第11版で変わったこと で、テキストの読む順番は 2級の勉強方法 で説明しています。

旧版を使うときに気をつけることは?

旧版は、数字や制度の記述が古いまま残っている可能性があります。次の点は特に、最新の一次資料で確かめてから覚えてください。

  • 規格の最新状況:6G の規格化の段階や、NTN の対応リリースなど、年ごとに進む話題。
  • 標準の番号:たとえばメール認証の DMARC は、2026年に RFC 9989 などが公開され、以前の RFC 7489 が置き換えられている。
  • 法令・制度:AI 活用の原則や個人情報の扱いなど、改正や新しい指針が出やすい分野。
  • サービスの提供状況:終了したサービスや、名称が変わったサービス。

数字や年号は「何年時点の話か」を添えて覚えると、古い情報に引きずられにくくなります。

よくある質問

第10版の内容は本番に出ませんか?

わかりません。どの版の範囲から出題されるかは公表されていません。公式に言えるのは、第42回(2026年5月)以降の対応テキストが第11版であることです。

第9版以前でも使えますか?

版が古いほど、第11版との差が大きくなると考えられます。改版の要点に加えて、それ以前の改版で変わった範囲も補う必要があるため、当サイトとしては第11版の用意を勧めます。

中古の第11版を買うときの注意点はありますか?

ISBN 978-4-86594-464-8 で照合し、表紙と奥付の「第11版」の表記を確かめてください。書き込みが多いものは、自分で対比表を作るときの妨げになることがあります。

テキストなしで、このサイトの問題だけで勉強できますか?

問題の解説だけでは、範囲の全体を体系的に押さえるのは難しくなります。当サイトとしては、対応テキストと問題演習の併用を勧めます。

出典・参考

  1. [1]MCPC 公式テキスト(第11版の対応回・改版の要点、2026年9月27日確認)
  2. [2]MCPC モバイルシステム技術検定[2級]CBT方式(日程・受検料・出題カテゴリ、2026年9月27日確認)
  3. [3]リックテレコム モバイルシステム技術テキスト 第11版(目次、2026年9月27日確認)
  4. [4]RFC 7489(DMARC、RFC 9989 ほかにより廃止)

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