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モバイル2級 第7章 端末周辺技術の要点と出題対策

モバイルシステム技術テキスト第11版 第7章「端末周辺技術」の学習ガイド。Wi-Fi 6/7、Bluetooth LE、NFC、GNSSとみちびきを周波数・距離・用途の表で整理し、間違えやすい点と独自の確認問題3問で対策します。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 第7章は、携帯電話網以外で端末が外とつながる技術 を扱う章です。無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth、NFC、衛星測位(GNSS)が柱になります。
  • 4択の定番は 規格名と世代名の対応(Wi-Fi 6=IEEE 802.11ax、Wi-Fi 7=IEEE 802.11be)と、NFC の 13.56MHz、GNSS と GPS の区別 です。
  • この記事の説明は、章の見出しを手がかりに当サイトが業界団体・公的機関の一次資料で確かめて書いた独自の解説で、テキストの記述ではありません。

第7章の全体像:何を学ぶ章か

テキスト第11版の目次では、第7章は「端末周辺技術」です(リックテレコムの書誌ページ、2026年9月27日確認)。当サイトは、出題カテゴリ「モバイル端末基本機能と端末周辺技術」(MCPC の2級ページの図で20%)に当たると推定しています。

当サイトによる整理(章名の出典:リックテレコム書誌ページ)
技術距離の目安主な用途規格・団体
無線LAN(Wi-Fi)屋内の部屋〜建物インターネットへの接続IEEE 802.11・Wi-Fi Alliance
Bluetooth身の回りイヤホン・ウェアラブル・機器の設定Bluetooth SIG
NFCかざす距離決済・乗車・タグの読み取りISO/IEC 18092・NFC Forum
GNSS衛星から受信位置と時刻を求めるGPS・みちびき(QZSS)など

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第7章を読むときの考え方のコツ

第7章の4つの技術は、「どれくらいの距離で、何のために使うか」 がはっきり違います。Wi-Fi はインターネットへの出入り口、Bluetooth は身の回りの機器とのつながり、NFC はかざすだけの手軽なやり取り、GNSS は受信だけで位置と時刻を知る仕組みです。選択肢に「数十メートル」「かざす」「衛星」などの手がかりがあれば、どの技術の話かをまず決めてから中身を確かめます。

Wi-Fi は、世代名と IEEE の規格名が別の名前 である点に注意します。Wi-Fi Alliance は、Wi-Fi 6 を IEEE 802.11ax、Wi-Fi 7 を IEEE 802.11be の世代名としています。Wi-Fi 6 は多数の端末を効率よくさばくこと、Wi-Fi 7 は 320MHz の広いチャネルや複数の帯域を同時に使うマルチリンク動作で速さと安定性を高めることが軸です。6GHz 帯は古い世代の機器が入ってこないため、広いチャネルを取りやすい利点があります。

NFC は、同じ 13.56MHz の枠組みの中に複数の方式がある と押さえます。NFC Forum は NFC-A・NFC-B・NFC-F(FeliCa)・NFC-V を扱っています。GNSS は、受信機が位置(3次元)と時刻の4つの未知数を求めるので、原理的に4機以上の衛星が必要です。みちびきは GPS と互換性があり、日本の上空に長くとどまる軌道を使うことで、ビルの谷間などでも測位に使える衛星を増やす役割を持ちます。

押さえる用語と対比

Wi-Fi Alliance・Bluetooth SIG・NFC Forum・内閣府の公開情報をもとに当サイトが作成(2026年9月27日確認)
対比AB
Wi-Fi の世代Wi-Fi 6:IEEE 802.11ax。OFDMA・MU-MIMO・TWT で多数の端末を効率よく扱うWi-Fi 7:IEEE 802.11be。320MHz 幅・マルチリンク動作(MLO)・4K QAM
Wi-Fi 6 と 6EWi-Fi 6:新しい規格の世代名Wi-Fi 6E:Wi-Fi 6 を 6GHz 帯でも使えるようにしたもの
BluetoothClassic(BR/EDR):音楽の連続再生などLE(Low Energy):少ない電力で小さなデータをやり取り
NFC のモードカードエミュレーション:端末がカードの代わりになるリーダー/ライター:タグやカードを読む。ほかにピアツーピア
衛星測位GNSS:衛星測位システムの総称GPS:米国のシステム。みちびき:日本の準天頂衛星システム

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詳しくは Wi-Fi 6とWi-Fi 7の違い、Bluetooth Low Energyとは、NFCとは、GNSSとみちびき、WPA3とは で解説しています。

間違えやすい点

当サイトの整理
誤解しやすい言い方正しい整理
Wi-Fi 6E は IEEE 802.11ax の次の規格6E は新しい規格ではなく、Wi-Fi 6 を 6GHz 帯に広げたもの
FeliCa は NFC とは別の技術NFC Forum は NFC-F として FeliCa を枠組みに含めている
GPS は衛星測位の一般名GPS は米国のシステム名。総称は GNSS
位置は3機の衛星で求められる3次元の位置と時刻の4つの未知数を求めるため、原理的に4機以上が必要
Bluetooth LE は Classic と常に互換LE と Classic は別の方式。両方に対応する機器もあるが、方式としては区別する

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比較表:周波数で4つの技術を見分ける

選択肢に周波数が書かれていれば、それだけでどの技術の話かを絞り込めます。代表的な値を1つの表にまとめました。

Wi-Fi Alliance・Bluetooth SIG・NFC Forum・内閣府の公開情報をもとに当サイトが作成
技術代表的な周波数見分けるヒント
Wi-Fi2.4GHz 帯・5GHz 帯・6GHz 帯6GHz 帯が使えるのは Wi-Fi 6E 以降
Bluetooth(Classic・LE)2.4GHz 帯Wi-Fi の 2.4GHz 帯と同じ帯域を共有する
NFC13.56MHzMHz 単位で、ほかの3つより桁違いに低い
GPS・みちびきL1 帯 1575.42MHz など受信専用。端末から衛星へは送信しない

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例題として「2.4GHz 帯を使い、身の回りのイヤホンと少ない電力でつながる」とあれば Bluetooth LE、「13.56MHz でかざして決済」とあれば NFC、「受信だけで位置と時刻を求める」とあれば GNSS です。距離・周波数・用途の3つの手がかりのうち2つがそろえば、ほぼ確実に判断できます。

学習の順番と時間の目安

次の時間は 当サイトの目安 で、公式の推奨ではありません。4つの技術を「距離・周波数・用途」の同じ物差しで比べると、覚える量が減ります。

  1. 上の全体像の表を、距離と用途の2列だけで白紙に再現する:20分
  2. Wi-Fi の世代名と IEEE の規格名、6E の位置づけ、WPA3 を整理する:60分
  3. Bluetooth の Classic と LE、プロファイルの考え方を確認する:40分
  4. NFC の方式(A・B・F・V)とモード、13.56MHz を確認する:40分
  5. GNSS の原理(4機以上)とみちびきの役割を説明する:30分
  6. 確認問題と モバイル2級 無料お試し20問 で仕上げる:30分

合計でおよそ4時間前後が当サイトの目安です。規格の番号(802.11ax など)は、世代名と組にして覚えると取り違えにくくなります。

確認問題1:Wi-Fi の世代

(当サイトの独自問題)Wi-Fi 7 に対応する IEEE の規格として、最も適切なものはどれか。

  1. IEEE 802.11ac
  2. IEEE 802.11ax
  3. IEEE 802.11be
  4. IEEE 802.15.4

正解:3。Wi-Fi 7 は IEEE 802.11be に対応します。

1:802.11ac は Wi-Fi 5 です。2:802.11ax は Wi-Fi 6(6E を含む)です。4:802.15.4 は Zigbee などの土台になる低消費電力の規格です。

確認問題2:NFC

(当サイトの独自問題)NFC の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 2.4GHz 帯を使い、数十メートル先の機器とつながる
  2. 13.56MHz を使い、かざす程度の距離で通信する
  3. 920MHz 帯を使い、数キロメートル先まで届かせる
  4. 衛星の電波を受信して、端末の位置と時刻を求める

正解:2。NFC は 13.56MHz を使う近距離の無線通信です。

1:2.4GHz 帯は Wi-Fi や Bluetooth などが使います。3:920MHz 帯は LPWA などで使われる帯域です。4:衛星の電波で位置を求めるのは GNSS です。

確認問題3:GNSS

(当サイトの独自問題)衛星測位について、最も適切なものはどれか。

  1. GNSS は米国の衛星測位システムの固有の名前である
  2. みちびきは GPS と互換性のある日本の衛星測位システムである
  3. 位置と時刻を求めるには、原理的に2機の衛星で足りる
  4. みちびきは GPS と互換性がなく、専用の受信機だけで使う

正解:2。みちびき(QZSS)は GPS と互換性を持つ日本の準天頂衛星システムです。

1:GNSS は総称で、米国のシステムは GPS です。3:4つの未知数を求めるため、原理的に4機以上が必要です。4:GPS と互換性があり、対応する受信機で一緒に使えます。

よくある質問

LPWA や Zigbee は第7章の範囲ですか?

当サイトでは、IoT 向けの通信は第12章(IoTシステム)とあわせて学ぶと整理しやすいと考えています。どの章の範囲から出題されるかは公表されていません。

周波数の数値はどこまで覚えればいいですか?

当サイトでは、2.4GHz・5GHz・6GHz(Wi-Fi)、13.56MHz(NFC)のように、技術ごとの代表的な帯域を押さえることから始めるのをおすすめしています。

Wi-Fi のセキュリティも第7章ですか?

WPA3 などは端末周辺の技術と情報セキュリティの両方にかかわります。第7章で仕組みを、第11章で脅威と対策の視点を確認すると効率的です。

出典・参考

  1. [1]リックテレコム モバイルシステム技術テキスト 第11版(目次、2026年9月27日確認)
  2. [2]MCPC モバイルシステム技術検定[2級](出題カテゴリと比率、2026年9月27日確認)
  3. [3]Wi-Fi Alliance Wi-Fi CERTIFIED 7
  4. [4]Wi-Fi Alliance Wi-Fi CERTIFIED 6
  5. [5]Bluetooth SIG Specifications
  6. [6]NFC Forum NFC Technology
  7. [7]内閣府 みちびき(準天頂衛星システム)とは

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