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モバイル技術基礎 第2章の要点|モバイルサービスと付加サービス

モバイル基礎テキスト第9版の第2章(VoLTE、通話の付加サービス、SMSと+メッセージ、データ通信、ローミング、おサイフケータイ)の学習ガイド。2026年4月に始まった非常時の事業者間ローミングなど第9版の後の変化も一次資料で確認。独自の確認問題3問つき。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 第2章は、スマートフォンで使える通話・メッセージ・データ通信・決済などのサービスを幅広く扱う章です。販売や窓口で説明する内容そのものなので、スマホ実務検定でも重要です。
  • 音声は、4G(LTE)の網でIPパケットとして運ぶVoLTEが主流です。NTTドコモは国内で初めて2014年6月24日にVoLTEを始めました(2026年9月27日確認)。
  • メッセージは、電話番号あてに送るSMSと、それを発展させた+メッセージ(RCS準拠、2018年5月9日開始)を区別します。
  • テキスト(2024年6月末時点の情報)の後、2026年4月1日に非常時の事業者間ローミング(JAPANローミング)が始まり、FOMAの終了でVoLTE非対応の機種は通話できなくなりました(2026年9月27日確認)。

この章で押さえることは?サービスを「何で運ぶか」で分ける

第2章の見出しは「様々なモバイルのサービス」で、11の節に分かれています。節の数は多いものの、1つずつは用語の意味を問う形になりやすく、覚えた分だけ点になる章です。

整理のコツは、サービスを音声(通話)・メッセージ・データ通信・放送や映像・決済に分け、それぞれ「どの網で、何を使って運ぶか」を意識することです。たとえば同じ「電話番号あてのメッセージ」でも、SMSと+メッセージでは運び方も料金の考え方も違います。

対応テキストは『モバイル基礎テキスト 第9版』(リックテレコム、2024年9月、224頁、2,420円、ISBN 978-4-86594-417-4)で、両検定に共通です(2026年9月27日確認)。この記事は節の見出しだけを参照し、説明は当サイトが一次資料をもとに独自に書いています。

節ごとの要点は?11の節を表で整理

第2章の節と学習の要点(節の見出しはテキストの目次、要点は当サイトの整理)
節要点(当サイトの整理)
2-1 音声通話サービスの進化回線交換の通話から、LTEの網でIPパケットとして運ぶVoLTEへ。高音質で、通話しながらのデータ通信もしやすい
2-2 通話に関する付加サービス留守番電話、転送、割込通話(キャッチホン)、発信者番号の通知・非通知など
2-3 テレビ電話の活用映像つきの通話。VoLTEのビデオコールや、アプリを使うビデオ通話
2-4 様々なメール・メッセージサービスSMS(電話番号あて)、キャリアメール(事業者のドメイン)、+メッセージ、メッセージアプリ
2-5 SNS利用者どうしがつながり情報を発信・共有するサービス。公開範囲と個人情報の扱いに注意
2-6 スマートフォンのインターネットサービスWeb閲覧、検索、地図、クラウドへのバックアップなど
2-7 スマートフォンのアプリ公式ストアから入手するアプリ。権限の許可と更新の重要性
2-8 データ通信サービス料金プランのデータ容量、速度制限、テザリング
2-9 放送と映像サービステレビ放送の受信と、インターネットの動画配信の違い
2-10 ローミングサービス契約先以外の事業者の網を使う仕組み。海外ローミングと国内のローミングを区別
2-11 おサイフケータイの仕組みFeliCaの非接触ICを端末に内蔵し、電子マネーや乗車券として使う

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通話とメッセージはどう違う?VoLTE・付加サービス・SMS

VoLTEは、4G(LTE)の網で音声をIPパケットとして運ぶ通話方式です。NTTドコモは2014年6月24日に国内で初めてVoLTEの提供を始めました(2026年9月27日確認)。3Gの回線交換の通話に比べて音質がよく、つながるまでの時間も短くなりました。仕組みはVoLTEとIMSで詳しく扱っています。

付加サービスは、基本の通話に加える機能です。電話に出られないときの留守番電話、別の番号へ回す転送、通話中に別の着信を受ける割込通話などがあります。発信者番号の通知は、相手の番号の前に186を付けると通知、184を付けると非通知で1回だけ発信できます(NTTドコモの案内、2026年9月27日確認)。

SMSは電話番号あてに短い文を送るサービスです。これを発展させた+メッセージは、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクが2018年5月9日に始めたサービスで、GSMAが標準化したRCS(Rich Communication Services)に準拠しています。SMSが全角70文字までだったのに対し、+メッセージでは全角2,730文字までの文章や写真・動画を送れるようにしました(開始時の発表、2026年9月27日確認)。

メッセージ手段の比較(当サイトの整理。数値は事業者の発表による)
手段宛先運び方・料金の考え方ポイント
SMS電話番号送信ごとに料金がかかるのが一般的短い文。認証コードの受け取りにも使われる
+メッセージ電話番号パケット通信で送るRCS準拠。長文・写真・グループ送信ができる
キャリアメール事業者のドメインのメールアドレスパケット通信で送る事業者が発行するアドレス
メッセージアプリアプリのアカウントパケット通信で送る同じアプリの利用者どうしで使う

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ローミングとおサイフケータイは?「他社の網」と「かざす決済」

ローミングは、契約している事業者以外の網を使って通信する仕組みです。海外で国内の事業者と提携する現地の事業者の網を使う国際ローミングが代表例で、料金が高くなりやすい点、データ通信を自動で使わない設定が大切な点が問われます。現地のSIMやeSIMを使うのは、ローミングではなく現地の事業者との契約です。

おサイフケータイは、ソニーが開発した非接触ICの技術FeliCaを端末に組み込み、読み取り機にかざして電子マネーや乗車券などとして使う仕組みです。NTTドコモが2004年7月10日にサービスを本格的に始め、フェリカネットワークスは同じ2004年に設立されました(2026年9月27日確認)。スマートフォン時代には、2016年に日本でApple Payが始まるなど、iPhoneでもFeliCaの決済が使えるようになりました。技術の詳細はNFCとFeliCa、決済の全体像はモバイル決済へ。

間違えやすい所は?似たサービスの区別

第2章で取り違えやすい点(当サイトの整理)
誤解正しい整理
VoLTEは3Gの網で音声を運ぶ方式VoLTEはLTE(4G)の網で音声をIPパケットとして運ぶ
184を付けると番号を通知して発信する184は非通知、186は通知
+メッセージはSMSと同じく送るたびに料金がかかる+メッセージはパケット通信で送る
海外で現地のSIMを使うことを国際ローミングという国際ローミングは国内の契約のまま提携先の網を使うこと。現地SIMは現地の事業者との契約
おサイフケータイはQRコードを読み取る決済おサイフケータイはFeliCaの非接触ICをかざす方式
テザリングはWi-Fiのアクセスポイントがないと使えないテザリングはスマートフォンのモバイル回線をほかの機器と共有する機能

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スマホ実務検定での扱いは?第2章は全節が範囲(重みは非公表)

テキストの「出題範囲一覧」の表では、モバイル技術基礎検定は全章全節が範囲です。スマートフォン・モバイル実務検定は第3章の3-2〜3-6(電波の性質、FDMA/TDMA、CDMA/OFDM、3G、4G)が範囲外で、そのほかは範囲に入り、テキスト外の時事問題が全体の1割前後出ます(当サイトがテキスト実物で確認)。MCPCのスマホ実務検定のページでも、出題範囲に「関連サービス」と「時事問題(公式テキスト非掲載)」が並んでいます(2026年9月27日確認)。

第2章は両検定とも全節が範囲です。章ごとの出題数は、どちらの検定も公式に公表されていません。スマホ実務検定の対象者には販売員やコールセンター相談員が挙げられており、当サイトでは、付加サービスや海外での使い方のように利用者へ説明するサービスの知識は、スマホ実務検定で特に問われやすいと考えています(当サイトの推定)。

テキストの後に変わった点は?(一次資料で確認)

テキストは2024年6月末時点の情報で書かれています。第2章に関わる動きで、その後に一次資料で確認できたものを並べます(2026年9月27日確認)。

  • 非常時の事業者間ローミングが始まった:2026年4月1日から、NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルが「JAPANローミング」として、大規模な災害や通信障害で自社の網が使えないときに他社の網を一時的に使える仕組みを始めました。平常時や小規模な障害では使われません。
  • 使えるサービスと速度:フルローミングの方式では、データ通信・SMS・音声通話(緊急通報を含む)が使え、データは送受信とも最大300kbpsです。これらが使えない場合でも、緊急通報だけは使える方式があります。
  • 対応端末:おおむね2026年春モデル以降のスマートフォンが対応する予定で、それ以前の機種もソフトウェアの更新で対応する場合があります。
  • FOMAの終了とVoLTE:NTTドコモの3G「FOMA」が2026年3月31日に終了し、VoLTEに対応しない機種では音声通話が使えなくなりました。通話がVoLTE前提になったことは、第2章の「音声通話サービスの進化」の到達点です。

確認問題1:LTEの網で音声を運ぶ通話方式は?

4G(LTE)の網で、音声をIPパケットとして運ぶ通話方式はどれか。

  1. VoLTE
  2. 回線交換方式
  3. SMS
  4. テザリング

正解:1。VoLTE(Voice over LTE)は、LTEの網で音声をIPパケットにして運ぶ通話方式です。国内ではNTTドコモが2014年6月24日に初めて提供しました。

2 の回線交換方式は、3Gまでの通話で使われた、通話の間ずっと回線を占有する方式です。3 のSMSは電話番号あての短いメッセージのサービスです。4 のテザリングは、スマートフォンの回線をほかの機器と共有する機能で、通話方式ではありません。

確認問題2:番号を知らせずに1回だけ発信するには?

自分の電話番号を相手に知らせずに、その1回だけ発信したい。相手の電話番号の前に付ける番号として、最も適切なものはどれか。

  1. 186
  2. 0120
  3. 184
  4. +81

正解:3。相手の番号の前に184を付けると、その通話だけ番号を通知せずに発信できます。

1 の186は逆に、番号を通知して発信するときに付けます。2 の0120はフリーダイヤルなどに使われる番号帯で、非通知の操作ではありません。4 の+81は日本の国番号で、海外から日本へかけるときなどに使います。

確認問題3:JAPANローミングの説明として適切なものは?

2026年4月に始まった非常時の事業者間ローミング(JAPANローミング)の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 平常時でも、電波の弱い場所では自動的に他社の網につながる
  2. 大規模な災害などで自社の網が使えないとき、他社の網を一時的に使える
  3. 海外旅行中に、現地の事業者の網を国内と同じ料金で使える
  4. 他社の網を使うときも、データ通信は通常と同じ速度で使える

正解:2。JAPANローミングは、大規模な災害や通信設備の大規模な障害で自社の網が使えなくなったときに、他社の網を一時的に使えるようにする仕組みです。

1 は誤りで、平常時や小規模な通信障害では使われません。3 は海外での国際ローミングの話で、JAPANローミングは国内の非常時の仕組みです。4 も誤りで、フルローミングの方式でもデータ通信は送受信とも最大300kbpsに制限されます。

確認問題(当サイトのオリジナル)のあとは?共通ドリルで仕上げる

第2章は節が多いので、迷った問題は「音声・メッセージ・データ・決済のどれか」「どの網で運ぶか」「平常時か非常時か、国内か海外か」で分けて見直してください。

本番と同じ形式で確かめたい方は、モバイル技術基礎検定の無料お試しまたはスマートフォン・モバイル実務検定の無料お試しを使ってください。通話の付加サービスは付加サービスの整理でも扱います。次は第3章 通信・通話の仕組みへ。

当サイトはMCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)とは関係のない、非公式の個人運営の教材です。合格を保証するものではありません。公式テキストの本文・図表・巻末サンプル問題は使っていません。

よくある質問

SMSと+メッセージは同じものですか?

どちらも電話番号あてに送れますが、別のサービスです。+メッセージはSMSを発展させたもので、RCSという規格に準拠し、パケット通信で長い文章や写真・動画を送れます。

JAPANローミングはどの機種でも使えますか?

総務省によると、おおむね2026年春モデル以降のスマートフォンが対応する予定で、それ以前の機種もソフトウェアの更新で対応している場合があります(2026年9月27日確認)。使っている機種の対応は、各事業者の案内を確認してください。

第2章は技術基礎とスマホ実務のどちらで重要ですか?

どちらの検定でも全節が範囲です。章ごとの配分は公式に公表されていませんが、スマホ実務検定は販売員などを対象にしているため、利用者に説明するサービスの知識は特に大切だと当サイトでは考えています。

出典・参考

  1. [1]リックテレコム『モバイル基礎テキスト 第9版』(2026年9月27日確認)
  2. [2]MCPC スマートフォン・モバイル実務検定(2026年9月27日確認)
  3. [3]MCPC モバイル技術基礎検定(2026年9月27日確認)
  4. [4]NTTドコモ 報道発表 国内初、VoLTEの提供を開始(2026年9月27日確認)
  5. [5]NTTドコモ 発信者番号通知サービス 操作・設定方法(2026年9月27日確認)
  6. [6]NTTドコモ 報道発表 SMSの機能を進化させた新サービス「+メッセージ」を提供開始(2026年9月27日確認)
  7. [7]フェリカネットワークス モバイルFeliCaの沿革(2026年9月27日確認)
  8. [8]NTTドコモ 報道発表 おサイフケータイ対応端末の契約数が500万を突破(2026年9月27日確認)
  9. [9]総務省 非常時事業者間ローミング(2026年9月27日確認)
  10. [10]NTTドコモ「FOMA」および「iモード」サービス終了のご案内(2026年9月27日確認)

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