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情報セキュリティ管理士と初級の違い|どちらから受けるか

情報セキュリティ管理士と情報セキュリティ初級(現・情報・サイバーセキュリティ管理士/初級)の違いを、問題数・時間・受験料・合格率・範囲(Ⅳ コンピュータの一般知識)で比較。初級を飛ばしてよいか、同じ日に受けられるか、職種別の選び方を解説します。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 情報セキュリティ管理士と情報セキュリティ初級は、2026年2月度試験から情報・サイバーセキュリティ管理士/初級に改称された、同じ協会の2つのグレードです。
  • 管理士は180問・120分で、セキュリティ対策の管理職・リーダー向け。初級は80問・60分で、一般従業員・ユーザー向けです。受験料は管理士が一般11,000円、初級が一般8,800円(いずれも税込、2026年9月27日確認)。
  • 範囲の違いはⅣ コンピュータの一般知識(OS・ハードウェア・ネットワーク・データベース・ICT/IoTなど)で、初級だけに含まれます。Ⅰ〜Ⅲは両方の範囲ですが、公式には「管理士と初級は問題内容に差分があります」と書かれています。
  • 協会のページに、管理士を受ける前に初級に合格しておく条件は書かれていません。ただし2026年11月29日の公開会場は、管理士も初級も10時開始なので、同じ日に両方は受けられません。

管理士と初級は、どういう位置づけ?

情報・サイバーセキュリティ認定試験には、管理士と初級の2つのグレードがあります。どちらも一般財団法人 全日本情報学習振興協会が実施する民間の認定試験で、2026年2月度試験から「情報セキュリティ(管理士/初級)認定試験」が「情報・サイバーセキュリティ(管理士/初級)認定試験」に名前を変えました(2026年9月27日確認)。

協会の試験内容ページでは、管理士は「セキュリティ対策の管理職・リーダーとして必要な知識」を、初級は「一般従業員・ユーザーレベルの情報セキュリティに関する基本的な意味」を理解していることを認定すると説明されています。

協会の企業担当者向けページでも、初級は技術者だけでなく事務・管理職を含む全社員が対象の検定で、ヒューマンエラーによる情報漏えいを防ぐための全社的な意識向上を目的にしていると紹介されています。管理士は、リスクと対策をマネジメントできるリーダーの知識を認定する資格と位置づけられています。

形式・受験料・合格率はどう違う?比較表

協会の公式ページで2026年9月27日に確認(受験料は税込)
比べる点管理士初級
対象セキュリティ対策の管理職・リーダー一般従業員・ユーザー
問題数・時間180問・120分(1問40秒)80問・60分(1問45秒)
範囲Ⅰ 総論/Ⅱ 脅威と対策/Ⅲ サイバーセキュリティ対策Ⅰ〜Ⅲ + Ⅳ コンピュータの一般知識
合格基準70%以上(難易度により調整あり)70%以上(難易度により調整あり)
受験料一般11,000円・学割8,800円一般8,800円・学割7,040円
受験方法の費用公開会場0円/CBT 1,500円/オンラインIBT 3,000円同じ
合格率過去平均49.6%、令和5年度平均42.3%過去平均61.7%、平成29年度平均53.1%
2026年11月29日の回第63回 10:00〜12:15第64回 10:00〜11:15
SMART合格講座の講座時間約4時間40分約5時間24分

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合格率は、協会が公表している過去の平均と特定の年度の平均だけで、回ごとの合格率や受験者数は公開されていません。初級の年度の値は平成29年度と古いので、今の難しさの目安としては「過去の平均」を中心に見るのがよいと当サイトは考えます。

クレジットカード払いなら、どちらも24回までの分割払いができます。オンラインIBTの3,000円は、貸し出される360度全周Webカメラの往復送料です。

範囲の違いは?Ⅳ コンピュータの一般知識

範囲の表で、管理士と初級の違いがはっきり分かれるのがⅣ コンピュータの一般知識です。協会の試験内容ページでは、次の7項目が初級だけの範囲として示されています(2026年9月27日確認)。

  • OSに関する知識
  • アプリケーションに関する知識
  • ハードウェアに関する知識
  • コンピュータシステムに関する知識
  • 通信ネットワークに関する知識
  • データベースに関する知識
  • ICT・IoTなどに関する知識

初級は、セキュリティだけでなく、パソコンやネットワークの基本的な仕組みも問う試験です。反対に管理士はⅣを含まない代わりに、Ⅰ〜Ⅲをより管理者の目線で、より多くの問題で問います。

Ⅰ〜Ⅲの項目名は管理士と初級で同じですが、協会は「管理士と初級は問題内容に差分があります」と明記しています。同じ「リスクマネジメント」でも、初級は言葉の意味、管理士は組織としての進め方や判断まで問われる、と考えて準備するのが安全です。2026年2月度試験からの追加項目(Web攻撃対策、ログ・インシデント対応、クラウド・API、ランサムウェア・標的型攻撃、サプライチェーン攻撃)は、両方の範囲に入っています。

初級を受けずに管理士を受けてよい?

受けて構いません。協会のページには、管理士を受ける前に初級に合格しておくといった条件は書かれていません(2026年9月27日確認)。初級は管理士の前提ではなく、対象者の違う別のグレードと考えてください。

初級から受けたほうがよいのは、次のような人です。

  • パソコンやネットワークの基本用語に自信がなく、まずITの基礎から固めたい人
  • 60分・80問の短い試験で、協会の試験の形式に慣れておきたい人
  • 会社から「全社員が初級を受ける」と指示されている人

一方、仕事で情報管理を任されている人、ITパスポートなどでセキュリティを一度学んだ人、会社から管理士を指定された人は、最初から管理士を受けるほうが時間とお金の節約になります。初級のⅣの範囲は、管理士には出ないからです。

管理士の難しさが気になる人は、管理士の難易度の記事で合格率の読み方を確認してから決めてください。

管理士と初級は、同じ日に受けられる?

公開会場では、同じ日に両方を受けることはできません。2026年11月29日(日)の開催時間は、管理士(第63回)が10:00〜12:15、初級(第64回)が10:00〜11:15で、どちらも10時に始まります(2026年9月27日確認)。

なお、回の番号は管理士と初級でずれています。同じ11月29日でも、管理士は第63回、初級は第64回です。申込や問い合わせのときは、グレードと回の番号を取り違えないようにしましょう。

今後の試験日(協会の試験日程ページで2026年9月27日に確認)
試験日管理士初級申込期間
2026年11月29日(日)第63回第64回7月28日〜10月22日
2027年2月21日(日)第64回第65回2026年10月27日〜2027年1月14日
2027年5月23日(日)第65回第66回未定〜4月15日

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CBT会場は開催日時が異なる場合があると案内されていますが、同じ回で2つのグレードを別々の時間に受けられるかは確認できませんでした。両方を受けたい人は、別の回に分けるのが確実です。試験は年4回なので、例えば初級を11月、管理士を翌年2月に受けるといった組み方ができます。

職種別のおすすめは?

職種・立場別のおすすめ(当サイトの判断)
職種・立場おすすめ理由
新入社員・内定者初級Ⅳでパソコン・ネットワークの基礎も学べる。全社員向けの位置づけに合う
営業・販売・一般事務初級日常の業務で気をつける点(メール・SNS・持ち出し)を幅広く押さえられる
総務・人事・情報管理の担当者管理士規程・委託先管理・事業継続など、管理側の判断が問われる
部門長・チームリーダー管理士協会が管理職・リーダー向けと位置づけている
社内のシステム担当・IT部門管理士Ⅳは既に知っている内容が多く、管理士で管理面を補うほうが効果的

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迷ったら、「部下や同僚に対策を説明する立場か」で決めてください。説明する側なら管理士、守る側の一員として基本を押さえたいなら初級です。

確認問題1:初級の形式はどれ?

情報・サイバーセキュリティ初級認定試験の問題数と試験時間として正しいものはどれか(2026年9月時点)。

  1. 80問・60分
  2. 180問・120分
  3. 100問・150分
  4. 60問・60分

正解:1。初級は80問・60分です。1問あたりは45秒で、管理士(1問40秒)とほぼ同じペースです。

2 の180問・120分は管理士の形式です。3 の100問・150分は、同じ協会の個人情報保護士の形式です。4 の60問・60分は、MCPCのモバイル技術基礎検定などの形式で、この試験のものではありません。

確認問題2:同じ日に両方受けられない理由は?

2026年11月29日(日)の公開会場で、管理士と初級を両方受けることができない理由として、最も適切なものはどれか。

  1. 初級に合格していないと、管理士は受験できないから
  2. 管理士と初級は、同じ年度に1つしか受けられない決まりがあるから
  3. 管理士も初級も、同じ10時に試験が始まるから
  4. 11月29日は初級だけが実施され、管理士は実施されないから

正解:3。この日の開催時間は、管理士が10:00〜12:15、初級が10:00〜11:15で、開始時刻が同じです。

1 のような受験の条件は、協会のページに書かれていません。2 のような年度の制限も案内されていません。4 は誤りで、11月29日は管理士の第63回と初級の第64回がどちらも実施されます。

当サイトで対策できるのはどちら?

当サイトで扱っているのは管理士の問題集です。180問・120分の本番形式模試(2択と4択の混在)と、公式の出題範囲に沿った9章の章別ドリルを用意しています。初級のⅣ コンピュータの一般知識は扱っていません。

登録不要の無料お試し20問で、管理士の問題の難しさを確かめてから、どちらのグレードを受けるか決めるのもひとつの方法です。当サイトは全日本情報学習振興協会とは関係のない、個人が運営する非公式の教材で、合格を保証するものではありません。問題はすべてオリジナルで、公式テキスト・公式問題集・サンプル問題の文章は使っていません。

よくある質問

初級に合格すると、管理士の試験で何か免除されますか?

協会のページでは、初級の合格で管理士の試験や課題が免除される制度は案内されていません(2026年9月27日確認)。管理士を受けるときは、180問すべてを解きます。

初級と管理士、どちらが就職や転職で評価されますか?

協会は管理士を管理職・リーダー向け、初級を一般従業員・ユーザー向けと位置づけています。履歴書で職場の情報管理の知識を示したいなら、上のグレードの管理士のほうが伝わりやすいと当サイトは考えます。

初級の合格率のほうが高いのはなぜですか?

公表されている過去の平均は、初級61.7%、管理士49.6%です。問題数が少なく基本的な意味を問う初級のほうが合格しやすいと考えられますが、協会は理由を説明していません。受ける人の層の違いも影響している可能性があります。

旧名称の「情報セキュリティ初級」に合格した人はどうなりますか?

協会の合格者特典のページでは、旧名称(情報セキュリティ管理士/初級)のロゴと新名称のロゴの両方がダウンロードできるようになっています。ロゴのダウンロードは認定カードの有効期限内に限られます(2026年9月27日確認)。

出典・参考

  1. [1]全日本情報学習振興協会 情報・サイバーセキュリティ認定試験(確認 2026-09-27)
  2. [2]同 試験内容・試験日程(確認 2026-09-27)
  3. [3]同 企業担当者向けページ(確認 2026-09-27)
  4. [4]同 合格者特典(確認 2026-09-27)

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

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