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災害用伝言板と171の違い|仕組みと検定の要点

災害用伝言板(携帯各社の文字の伝言板)と災害用伝言ダイヤル171(声の伝言)・web171の違いを比較表で整理。録音時間や登録件数、毎月1日・15日などの体験利用日を公式ページで確認し、モバイル技術基礎検定の独自確認問題3問で要点を押さえます。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 災害用伝言板は、大きな災害のときに携帯電話会社が開設する文字の伝言板です。自分の電話番号で「無事です。」などの安否情報を登録し、家族は電話番号で検索して確認します。
  • 災害用伝言ダイヤル171は、NTT東日本・NTT西日本が提供する声の伝言板です。「171」に電話して、被災地の人の電話番号をキーに伝言を録音・再生します。1伝言は30秒以内です(2026年9月27日確認)。
  • NTT東西には、インターネットで文字の伝言を登録する災害用伝言板(web171)もあり、171と相互に伝言を確認できます。
  • 171・web171・各社の伝言板は、毎月1日・15日、正月三が日、防災週間(8月30日〜9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日〜1月21日)に体験利用できます(2026年9月27日確認。時刻は各社で少し違います)。
  • 携帯各社の災害用音声お届けサービスは、2022年3月31日に終了しています(auの公式ページで確認)。

災害用伝言板とは?一言でいうと

災害用伝言板とは、地震などの大きな災害で電話がつながりにくくなったときに、携帯電話会社が開設する「文字で安否を残す掲示板」です。被災した人が自分の携帯電話の番号で安否情報を登録し、家族や知人がその電話番号で検索して読みます。

災害が起きると、安否を確かめる電話が被災地に集中し、回線が混み合う「輻輳(ふくそう)」が起こります。音声の通話を何度もかけ直すより、文字の情報を一度登録して、相手が都合のよいときに読むほうが、限られた通信の資源で多くの人の安否を伝えられます。

NTTドコモの公式ページは、災害用伝言板を震度6弱以上の地震など大きな災害が発生したときに開設するサービスと説明しています(2026年9月27日確認)。平常時は登録できず、後で説明する体験利用の日だけ試せます。

  • 登録する人:被災地にいる本人が、自分の携帯電話から安否情報を登録する(NTTドコモの例では「無事です。」「被害があります。」「自宅に居ます。」「避難所に居ます。」から選び、全角100文字以内のコメントを付けられる)。
  • 確認する人:家族や知人が、相手の携帯電話番号を入力して検索する。NTTドコモの伝言板は、ドコモ以外の携帯電話や家庭のパソコンからも確認できると案内している。
  • 料金:NTTドコモの災害用伝言板は、利用料・パケット通信料とも無料(他社の伝言板へのアクセスなど一部を除く。2026年9月27日確認)。

災害用伝言ダイヤル171との違いは?

もっとも大きな違いは、伝言を「文字」で残すか「声」で残すかと、提供している会社です。災害用伝言ダイヤル171は、NTT東日本・NTT西日本が、電話サービスを提供する各通信事業者の協力を得て運営する声の伝言板です。「171」に電話をかけ、ガイダンスに従って録音・再生します。

NTT東西は、インターネットで文字の伝言を登録する災害用伝言板(web171)も提供しています。名前に「171」と付きますが、登録するのは文字です。171とweb171は連携していて、171に録音した伝言をweb171で音声ファイルとして再生したり、web171の文字の伝言を音声に変えて171で聞いたりできます(NTT東日本、2026年9月27日確認)。

3つの伝言サービスの違い(各社の公式ページで2026年9月27日に確認して当サイトが整理)
比べる点災害用伝言ダイヤル171災害用伝言板(web171)携帯各社の災害用伝言板
提供NTT東日本・NTT西日本NTT東日本・NTT西日本NTTドコモ・au・ソフトバンクなど各携帯電話会社
伝言の形声(録音)文字文字(状態の選択+コメント)
使うもの電話(固定電話・公衆電話・携帯電話など)インターネットにつながるパソコンやスマートフォン携帯電話・スマートフォン(アプリやWeb)
伝言のキー被災地の人の電話番号(固定電話は市外局番から)電話番号携帯電話番号
1件の大きさ1伝言30秒以内(文字)ドコモ・au・ソフトバンクとも100文字(ソフトバンク・ドコモは全角)まで
登録できる数電話番号あたり1〜20伝言(提供時に案内)体験利用時は20伝言ドコモ・auは1番号10件、ソフトバンクは80件(超えると古いものから上書き)
保存期間運用期間の終了まで体験利用時は体験利用期間1つの災害でのサービス終了まで

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171の料金は、NTT東日本・NTT西日本の電話サービスから録音・再生する場合の通話料が無料で、伝言を録音するセンタの利用料も無料です。他社の電話や携帯電話から発信する場合の通話料は、各事業者に確認するよう案内されています(2026年9月27日確認)。

覚え方は「声は171、文字は伝言板(web171も文字)」です。電話番号をキーにする点は3つとも共通です。

各社のサービスと使い方は?

災害用伝言ダイヤル171は、「171」をダイヤルした後、ガイダンスに従って番号を押します。NTT東日本の案内では、録音は1、再生は2、暗証番号を使う録音は3、暗証番号を使う再生は4です。次に、被災地の人の電話番号を市外局番から入力し、録音または再生に進みます(2026年9月27日確認)。暗証番号を使うと、特定の人どうしだけで伝言をやりとりできます。

  1. 「171」に電話をかける。
  2. 録音なら1、再生なら2を押す(暗証番号付きは3・4)。
  3. 被災地の人の電話番号を市外局番から入力する。
  4. 録音はピッという音の後に30秒以内で話す。再生はガイダンスに従って登録された伝言を聞く。

携帯各社の災害用伝言板は、災害時に各社のポータルやアプリに入口が表示されます。NTTドコモは dメニューや「災害用キット」アプリ、auは「au災害対策」の+メッセージ公式アカウントやWebページから使えると案内しています。登録したことを、あらかじめ指定した相手にメールで知らせる機能もあります(ドコモ・auは最大5件、ソフトバンクは10件のあて先。2026年9月27日確認)。

注意点として、NTTドコモは、MVNO(エコノミーMVNOを含む)の契約では、同社の災害用伝言板への安否登録などが使えないと案内しています。格安SIMを使っている場合は、契約先の案内を確認しておく必要があります。

かつて大手3社には、音声メッセージを届ける「災害用音声お届けサービス」もありました。auの公式ページは、KDDI・沖縄セルラーが、NTTドコモやソフトバンクとともに2022年3月31日をもって終了したと案内しています。古い資料に載っていても、現在のサービスとして選ばないよう注意してください。

体験利用できる日はいつ?

災害用伝言板と171は、災害時にすぐ使えるよう、決まった日に体験利用ができます。総務省の「災害用伝言サービスについて」のページも、体験利用の機会として毎月1日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間を挙げています。各社の公式ページで確認した日と時間は次のとおりです。

体験利用の日(各社の公式ページで2026年9月27日に確認。実際に災害が起きたときは体験利用できない場合がある)
いつ171・web171(NTT東日本)ドコモの伝言板auの伝言板ソフトバンクの伝言板
毎月1日・15日0:00〜24:00午前0時〜午後11時59分0:00〜24:00実施
正月三が日1月1日0:00〜1月3日24:001月1日正午〜1月3日午後11時1月1日12:00〜1月3日24:001月1日正午〜1月3日午後11時
防災週間8月30日9:00〜9月5日17:008月30日〜9月5日8月30日〜9月5日8月30日〜9月5日
防災とボランティア週間1月15日9:00〜1月21日17:001月15日〜1月21日1月15日〜1月21日1月15日〜1月21日

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日付はそろっていますが、時刻は会社で違います。特に正月三が日は、171が1月1日0時から始まるのに対し、携帯各社の伝言板は正午からです。試験では日付の組合せ(毎月1日・15日、8月30日〜9月5日、1月15日〜1月21日)を押さえておけば十分ですが、実際に試すときは各社の最新の案内を確認してください。

体験利用のときも、171の伝言は1伝言30秒・電話番号あたり20伝言まで、保存は体験利用期間の終了までです(NTT東日本、2026年9月27日確認)。ソフトバンクは、体験サービスで登録した安否情報は期間の終了と同時に削除されると案内しています。

検定で問われやすい点は?

災害用伝言板は、公式テキスト『モバイル基礎テキスト 第9版』の第7章「モバイルコンテンツの特徴」の節の1つです(使っているのは目次の見出しだけです)。モバイル技術基礎検定はテキストの全章が範囲で、スマートフォン・モバイル実務検定でもこの章は範囲に入ります。公式の出題カテゴリごとの比率は公表されていません。

当サイトの作問の観点では、次のような4択が考えられます(出題の傾向や頻度を示すものではありません)。

  • 「声で残す」「文字で残す」から、171と伝言板を区別する
  • 171の提供者(NTT東西)と、伝言板の提供者(携帯各社)を取り違えない
  • 体験利用の日の組合せとして正しいもの・誤っているものを選ぶ
  • 平常時は使えない(災害時と体験日だけ)ことを押さえる
  • 171の番号を、ほかの3桁の特番と入れ替えた選択肢にだまされない

第7章全体の整理はモバイル技術基礎 第7章の要点、音声通話まわりのサービスは通話の付加サービスとはで扱っています。

当サイト(ICT模試)は MCPC とは関係のない非公式の個人運営教材で、合格を保証するものではありません。公式テキストの本文・図表・巻末のサンプル問題は使わず、確認問題はすべて独自に作っています。

確認問題1:声で伝言を残す仕組みはどれ?

大規模な災害の後、被災地の家族の電話番号をキーにして、電話で音声の伝言を録音・再生できるサービスとして、最も適切なものはどれか。

  1. 携帯電話会社の災害用伝言板
  2. 災害用伝言ダイヤル171
  3. 災害用伝言板(web171)
  4. 緊急速報メール

正解:2。災害用伝言ダイヤル171は、NTT東日本・NTT西日本が提供する声の伝言板で、1伝言30秒以内で録音・再生します。

1 の携帯各社の災害用伝言板は、文字で安否情報を登録します。3 の web171 も名前に171が付きますが、インターネットで文字の伝言を登録するサービスです。4 の緊急速報メールは、国や自治体からの情報をエリア内の端末に一斉に届ける仕組みで、利用者が伝言を残すものではありません。

確認問題2:体験利用の日として誤りはどれ?

災害用伝言ダイヤル171や携帯各社の災害用伝言板を体験利用できる日として、適切でないものはどれか(2026年9月時点)。

  1. 毎月1日
  2. 毎月15日
  3. 防災週間(8月30日〜9月5日)
  4. 毎月の最終日

正解:4。体験利用の日は、毎月1日・15日、正月三が日、防災週間(8月30日〜9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日〜1月21日)です。「毎月の最終日」は含まれていません。

1 と 2 は毎月の体験日、3 は国の防災週間に合わせた体験期間で、いずれも適切です。

確認問題3:災害用伝言板の説明で適切なものは?

携帯電話会社が提供する災害用伝言板の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 登録された安否情報は、携帯電話番号を入力して検索でき、他社の携帯電話やパソコンからも確認できる
  2. 平常時でもいつでも安否情報を登録でき、登録した情報は1年間保存される
  3. 安否情報は音声で録音し、1件あたり30秒以内で登録する
  4. 安否情報は電話番号ではなく、利用者のメールアドレスをキーにして検索する

正解:1。災害用伝言板は携帯電話番号をキーにした文字の伝言板で、NTTドコモは他社の携帯電話や家庭のパソコンからも確認できると案内しています。

2 は誤りで、伝言板は大きな災害のときに開設され、平常時は体験日しか使えません。保存期間も1つの災害でのサービス終了までです。3 は171の説明(声・30秒以内)と混ぜた誤りです。4 は誤りで、検索のキーは電話番号です(メールは登録を知らせる通知に使います)。

よくある質問

格安SIM(MVNO)でも災害用伝言板は使えますか?

契約先によって違います。NTTドコモは、MVNO(エコノミーMVNOを含む)の契約では同社の災害用伝言板への安否登録などが使えないと案内しています(2026年9月27日確認)。格安SIMを使っている場合は、契約している事業者の案内と、NTT東西の171・web171の使い方を確認しておくと安心です。

171は携帯電話からもかけられますか?

NTT東日本は、携帯電話・PHSからも利用できるが、詳しくは契約している通信事業者に確認するよう案内しています。通話料も、NTT東西の電話サービス以外から発信する場合は各事業者への確認が必要です(2026年9月27日確認)。

災害用音声お届けサービスはまだ使えますか?

使えません。auの公式ページは、KDDI・沖縄セルラーが、NTTドコモやソフトバンクとともに2022年3月31日で災害用音声お届けサービスを終了したと案内しています。安否確認には災害用伝言板の利用が案内されています。

検定で細かい時刻まで覚える必要がありますか?

当サイトの考えでは、まず日付の組合せ(毎月1日・15日、正月三が日、8月30日〜9月5日、1月15日〜1月21日)と、171=声・伝言板=文字の区別を優先してください。時刻は会社ごとに違い、変わることもあるため、実際に使うときは各社の最新の案内を確認するのが確実です。

出典・参考

  1. [1]NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)(2026年9月27日確認)
  2. [2]NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)概要とご提供のしくみ(2026年9月27日確認)
  3. [3]NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内(2026年9月27日確認)
  4. [4]NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)伝言の録音方法(2026年9月27日確認)
  5. [5]NTT東日本 災害用伝言板(web171)体験利用のご案内(2026年9月27日確認)
  6. [6]NTTドコモ 災害用伝言板(2026年9月27日確認)
  7. [7]au 災害用伝言板サービス(2026年9月27日確認)
  8. [8]au 災害用音声お届けサービス(2022年3月31日終了の案内、2026年9月27日確認)
  9. [9]ソフトバンク 災害用伝言板(2026年9月27日確認)
  10. [10]ソフトバンク 災害用伝言板 体験サービス(2026年9月27日確認)
  11. [11]総務省 災害用伝言サービスについて(2026年9月27日確認)

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