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モバイルシステム技術検定1級の科目合格|無期限を活かす戦略

モバイルシステム技術検定1級の科目合格は2015年度から無期限です。制度の根拠、1科目ずつ取るメリットとデメリット、合格率と仕事の分野から最初の科目を決める方法、申込時の番号、複数年の計画例を整理しました。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 1級は「ネットワーク」「端末・アプリケーション」「モバイルシステム」の3科目すべてに合格すると認定されます。1科目または2科目の合格が科目合格です。
  • 科目合格の有効期限(2年)は2015年度に廃止され、無期限になりました。2014年度の科目合格者も対象です(MCPC の改定のお知らせで2026年9月27日確認)。
  • 受検料は一般で1科目13,750円、3科目一括35,750円(税込)。1科目ずつ3回に分けると41,250円で、一括より5,500円高くなります。
  • 科目別の合格率はネットワーク48.1%、端末・アプリケーション47.6%、モバイルシステム53.8%(MCPC 公表資料。累積か各回かの記載はない)。
  • どの科目から取るかは、当サイトとしては「仕事の分野に近い科目から」をすすめます。

1級の科目合格とは?

モバイルシステム技術検定1級は、3つの科目に分かれた試験です。1科目は43問・60分の4者択一で、CBT方式(コンピュータの画面で解く方式)で行われます(公式の1級ページで2026年9月27日確認)。

MCPC の改定のお知らせでは、3科目のうち1科目もしくは2科目に合格した場合を「科目合格」と呼び、1級の資格認定の条件は「1級3科目合格」としています。つまり、3科目を同じ回にそろえる必要はなく、回をまたいで合格を積み上げられます。

公式の1級ページ・改定のお知らせで2026年9月27日に確認
科目公式ページに書かれた主な範囲形式
ネットワーク無線アクセスネットワーク技術、コアネットワーク技術、IPネットワーク応用技術、移動体通信サービスなど43問・60分・4者択一・CBT
端末・アプリケーション各種端末機器の要素技術、構造と開発手法、システムアプリケーションの要素技術、開発手法など43問・60分・4者択一・CBT
モバイルシステムシステム要件定義、システム開発、システム運用、モバイルシステム関連の法制度など43問・60分・4者択一・CBT

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なお、CBT-Solutions の1級ページでは、ITコーディネータ有資格者はネットワークと端末・アプリケーションの2科目合格で資格認定とされています(2026年9月27日確認。手続きは公式の申請方法に従ってください)。受検資格は2級の合格者で、申込には2級の認定番号か1級の科目合格番号が必要です。複数科目を同じ回に受けるときは続けて行い、2科目で120分、3科目で180分になります。

科目合格の有効期限は、いつ廃止された?

MCPC の「検定制度 一部改定のお知らせ」によると、2015年度から1級の科目合格の有効期限(2年)を廃止し、期限なく有効とする制度に改めています(2026年9月27日確認)。

この改定は、2014年度に1級テキスト(第5版)に準じて行われた試験の科目合格者も対象に含むとされています。2014年度以降に取った科目合格は、いまも有効ということです。

改定のお知らせ(PDF)の内容を当サイトが整理
項目改定前改定後(2015年度から)
科目合格の有効期限2年期限なし
対象になる科目合格—2014年度(テキスト第5版)の試験の科目合格者を含む
1級認定の条件3科目合格変更なし(3科目合格)

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試験を運営する CBT-Solutions の1級ページにも「科目合格の資格有効期限はありません」と書かれています(2026年9月27日確認)。一方、MCPC の1級の検定ページそのものには有効期限の記載が見当たりません。2013年度以前に科目合格した人など、自分が対象か迷う場合は検定事務局に確認してください。

1科目ずつ取るメリット・デメリットは?

受検料は一般・税込(公式の1級ページと CBT-Solutions の1級ページで2026年9月27日確認)。評価は当サイトの整理
観点1科目ずつ受ける3科目一括で受ける
受検料13,750円×3回=41,250円35,750円(5,500円安い)
1回の試験時間60分180分を連続
準備の範囲テキストの1部(3〜4章)に集中できるテキスト全体を同じ時期に仕上げる
認定までの期間最短でも3回分(年2回なら1回目から3回目まで約1年)1回で認定される可能性がある
不合格の影響その科目だけ次の回に回す落ちた科目だけ次の回に回す

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科目合格が無期限になったことで、「1科目ずつ取ると、先に取った科目が失効する」という心配はなくなりました。1科目ずつ受ける弱点は、受検料が少し高くなることと、認定まで時間がかかることの2つです。

もう一つ気をつけたいのは、1級は同じ開催回で再申込ができないことです。CBT-Solutions の案内では、同一試験期間内の再受験はできず、欠席した場合だけ申込期間中に再申込できるとされています。落ちた科目は次の回まで待つことになります。何科目ずつ受けるかの判断は1級は何科目ずつ受けるかで詳しく比べています。

どの科目から取るのがよい?

MCPC が公表している合格率の資料では、科目ごとの合格率は次のとおりです。資料には集計の期間や、累積の値か各回の値かは書かれていません。

MCPC 合格率の公表資料(2026年9月27日確認)。最初に選ぶ目安は当サイトの提案
科目合格率最初に選ぶと向いている人(当サイトの提案)
ネットワーク48.1%基地局・コアネットワーク・通信事業者の業務に近い人
端末・アプリケーション47.6%スマホアプリ・端末開発・Webサービスの業務に近い人
モバイルシステム53.8%SI・要件定義・運用・法務やコンプライアンスに近い人

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合格率の差は最大でも6ポイントほどで、受ける人の顔ぶれも科目ごとに違うと考えられます。そのため当サイトでは、合格率の高さより、自分の仕事に近い科目から取ることをすすめます。仕事で毎日触れている分野は、テキストを読むスピードが速く、1回目で合格しやすいからです。

最初の1科目に合格すると、問題の形や60分のペースが分かり、2科目目以降の準備がしやすくなります。逆に、苦手な科目から始めると1回目で不合格になり、次の回まで半年ほど足踏みすることがあります。苦手な科目は、得意な科目で試験に慣れてから、準備の期間を長めに取って受けるのが無理のない順番です。

科目合格の確認と、次の申込で使う番号は?

  1. 合否は試験の直後には分かりません。試験後に配られる結果レポートには合否が載らず、試験実施期間の終了から約2週間後にマイページで公開されます(CBT-Solutions の1級ページで2026年9月27日確認)。
  2. 科目に合格したら、合格した科目と、次の申込で使う1級の科目合格番号を控えておきます(番号がどこに表示されるかは、合否公開時の公式の案内に従ってください)。
  3. 次の回に残りの科目を申し込むときは、2級の認定番号か1級の科目合格番号を入力します。
  4. マイページは1つにまとめて使います。公式FAQでは、科目ごとに別のログインIDで受けると合格情報が分かれて1級の認定判定がされないことがあり、その場合はマイページの1級メニューから「1級 認定申請」をするよう案内されています。

合否公開の具体的な日付は、MCPC が回ごとに公表する合否公開スケジュールで確認してください。流れは1級の合格発表とマイページにまとめています。

複数年の計画例は?

1級は年2回(第42回は2026年6月19日〜8月3日、第43回は2027年1月15日〜3月1日)の開催です(公式の1級ページで2026年9月27日確認)。これをもとに、1科目ずつ受ける場合の計画例を当サイトで作りました。第44回以降の日程は未発表なので、時期は目安です。

1科目ずつ取る計画例(当サイトの提案。第44回以降の日程は公式発表を確認してください)
回受ける科目準備の中心
第43回(2027年1〜3月)仕事に近い科目(例:ネットワーク)テキストの該当する部を1周し、科目模試で時間配分を確かめる
第44回(2027年夏ごろの見込み)2番目に近い科目(例:モバイルシステム)法制度は発行後の改正を一次資料で補う
第45回(2028年初めごろの見込み)残りの科目(例:端末・アプリケーション)なじみの薄い用語が多いので準備期間を長めに取る

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忙しい時期が読めない人は、1回に1科目ずつを基本にして、余裕がある回だけ2科目を受ける、という組み合わせもできます。準備の週ごとの配分は1級の学習計画(1科目1か月)で紹介しています。

確認問題1:科目合格の有効期限について正しいものは?

MCPC の改定のお知らせにもとづき、1級の科目合格について正しい記述はどれか。

  1. 科目合格の有効期限は2年で、期限内に残りの科目に合格しないと失効する
  2. 2015年度から有効期限(2年)が廃止され、2014年度の科目合格者も対象に含まれる
  3. 有効期限は廃止されたが、2020年度以降の科目合格者だけが対象である
  4. 有効期限の廃止にあわせて、1級認定の条件が2科目合格に緩和された

正解:2。改定のお知らせでは、2015年度から有効期限(2年)を廃止し、2014年度に第5版に準じて行われた試験の科目合格者も対象に含むとしています。

1 は改定前の制度です。3 のような対象の限定はお知らせに書かれていません。4 について、1級認定の基準は従来どおり「3科目合格」で変わっていません。

確認問題2:1級の申込と合否の説明で正しいものは?

2026年9月27日時点の公式の案内にもとづき、1級について正しい記述はどれか。

  1. 試験の直後に、画面に合否が表示される
  2. 同じ試験期間内であれば、不合格の科目をすぐに受け直せる
  3. 2級に合格していなくても、1級の科目合格番号がなくても申し込める
  4. 合否は試験実施期間の終了から約2週間後に、マイページで公開される

正解:4。CBT-Solutions の1級ページでは、試験後の結果レポートに合否は載らず、実施期間終了の約2週間後にマイページで公開されると案内されています。

1 は2級の方式です。2 について、1級は同一試験期間内の再受験ができません(欠席の場合だけ申込期間中の再申込が可能)。3 について、申込には2級の認定番号か1級の科目合格番号が必要です。

残りの科目だけを練習するには?

当サイトの1級の問題集は、科目ごとに43問・60分の模試と章別ドリルを分けているので、残っている科目だけを選んで練習できます。登録不要の無料お試しも科目ごとに用意しています。

当サイトはMCPCとは関係のない個人運営の非公式教材です。合格を保証するものではありません。公式テキストの本文・図表・巻末サンプル問題は使っていません。

よくある質問

何年も前に取った科目合格は、まだ使えますか?

MCPC の改定のお知らせでは、2015年度から有効期限を廃止し、2014年度の科目合格者も対象としています。それより前の科目合格や、番号が分からない場合は検定事務局に確認してください。

テキストが改版されたら、先に取った科目合格はどうなりますか?

改定のお知らせには、有効期限をなくすことと1級認定の条件(3科目合格)が書かれており、改版によって科目合格が失効するという記載はありません。ただし、残りの科目はその時点の対応テキストの範囲で出題されると考えて準備してください。

2科目に合格したあと、残り1科目だけ受けられますか?

受けられます。申込で1級の科目合格番号を入力し、残りの1科目を選びます。一般の受検料は1科目13,750円(税込、2026年9月27日確認)です。

科目合格だけでも履歴書に書けますか?

書き方の決まりは公表されていません。1級の認定は3科目合格が条件なので、書く場合は「1級 ネットワーク科目 合格」のように科目合格であることが分かる書き方にするのが誤解を招きません。

出典・参考

  1. [1]MCPC 検定制度 一部改定のお知らせ(1級「科目合格」の有効期限廃止・2026年9月27日確認)
  2. [2]MCPC モバイルシステム技術検定[1級](2026年9月27日確認)
  3. [3]CBT-Solutions モバイルシステム技術検定[1級](2026年9月27日確認)
  4. [4]MCPC 合格率(公表資料・2026年9月27日確認)
  5. [5]MCPC よくあるご質問(2026年9月27日確認)

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記事の次は、本番形式の問題で。

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