この記事の要点
- 1級の対応テキストは『モバイルシステム技術テキスト エキスパート編 第9版』(リックテレコム、2023年7月発売、5,060円・税込、ISBN 978-4-86594-367-2)です(2026年9月27日確認)。
- テキストは第1章「はじめに」と、3部11章(第I部 ネットワーク/IoT、第II部 端末/アプリケーション、第III部 モバイルシステム)でできています。部の名前は1級の3科目とほぼ重なります。
- 当サイトは、ネットワーク科目=第2〜4章、端末・アプリケーション科目=第5〜8章、モバイルシステム科目=第9〜12章と整理しています。公式の対応表ではなく、第1章は出題範囲外というのも当サイトの判断です。
- 第10版の告知は、2026年9月27日時点で公式テキストのページにも出版社のページにも見当たりません。
- 発行から3年たっているため、法制度や規格の新しい動きは一次資料で補う前提で読みます。
1級の対応テキストは?(書誌)
モバイルシステム技術検定1級の公式ページは、対応テキストを「モバイルシステム技術テキスト エキスパート編(第9版)」としています(2026年9月27日確認)。2級のテキスト(無印の『モバイルシステム技術テキスト』)とは別の本なので、書店や通販で探すときは「エキスパート編」を必ず確かめてください。
| 項目 | 内容 | 確認した場所 |
|---|---|---|
| 書名 | モバイルシステム技術テキスト エキスパート編 第9版 | 両方 |
| 監修・発行 | MCPC 監修、リックテレコム発行 | 出版社ページ |
| 発売 | 2023年7月(出版社ページは「2023年7月中旬刊行」) | 両方 |
| 価格 | 5,060円(税込) | 両方 |
| 判型・頁数 | B5判。MCPC のページは467頁、出版社ページは480ページと表記 | 両方 |
| ISBN | 978-4-86594-367-2 | 両方 |
| 公式が挙げる改版の要点 | 5G・ローカル5Gの進展、コアネットワーク技術の進化、スマートフォンやタブレット端末の広範な機能の活用、IoT・AIのモバイルシステムでの活用、Web3時代への移行 | MCPC のページ |
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頁数の表記が2つのページでそろっていませんが、ISBN が同じなので同じ本です。買うときは ISBN で照合するのが確実です。電子書籍版も出版社の電子書籍ページで案内されています。
第9版の情報はいつの時点のもの?
当サイトがテキストの実物で確認したところ、掲載している情報は2023年4月末時点のものとされています(出版社のページにはこの記載はありません)。発売は同じ年の7月なので、原稿の締めから発売まで約3か月あります。
2026年9月の時点から見ると、テキストの情報は約3年半前のものです。技術の原理(電波の伝わり方、多重化、プロトコルの階層など)は大きく変わりませんが、次のような分野は「テキストに書かれていること」と「いまの状況」がずれている可能性があります。
- 法制度(個人情報保護法の見直し、電気通信事業法まわりの新しい規律など)
- 周波数の割当てや、5Gの展開の状況(SA方式の広がりなど)
- 端末のOSやアプリ配布の仕組み(スマートフォンの競争に関する新しい法律など)
- 生成AIなど、2023年以降に急に広がった技術
ただし、試験がテキストのどの時点の情報をもとに作られているかは公表されていません。「最新の状況を知らないと解けない」と決めつけず、まずはテキストの内容を固め、ずれがありそうな分野だけ一次資料で確認する、という順番がおすすめです。
テキストの章と1級の3科目はどう対応する?
テキストの目次は、第1章「はじめに」のあとに3つの部が続く構成です。下の表の章名は出版社ページの目次(章見出し)で2026年9月27日に確認したものです。科目との対応は当サイトの整理で、MCPC が公表した対応表ではありません。
| 部 | 章(見出し) | 対応させる科目(当サイト) |
|---|---|---|
| — | 第1章 はじめに | 出題範囲外と判断(全体の導入) |
| 第I部 ネットワーク/IoT | 第2章 無線アクセスネットワーク技術/第3章 コアネットワーク技術/第4章 IoTシステム技術 | ネットワーク |
| 第II部 端末/アプリケーション | 第5章 モバイル端末・周辺技術/第6章 モバイル端末開発技術/第7章 インターネットに接続するモバイル技術/第8章 モバイルコンテンツサービス技術 | 端末・アプリケーション |
| 第III部 モバイルシステム | 第9章 システム要件定義/第10章 システム開発/第11章 システム運用/第12章 モバイルシステム関連の法制度 | モバイルシステム |
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公式の1級ページに書かれた科目の範囲(ネットワーク科目なら「無線アクセスネットワーク技術、コアネットワーク技術、IPネットワーク応用技術、移動体通信サービスなど」)と、各部の章名がよく重なるため、この対応で読み進めて大きく外れることはないと考えています。科目ごとの読み方はネットワーク科目の勉強法・端末・アプリケーション科目の勉強法・モバイルシステム科目の勉強法で扱います。
第8版以前のテキストで受けても大丈夫?
おすすめしません。公式の1級ページが対応テキストとして挙げているのは第9版で、旧版で受けてよいという案内はありません(2026年9月27日確認)。MCPC は過去の告知で「対応テキストと検定試験の出題がリンクしている」と説明しており、版が変われば出題の土台も変わると考えるのが自然です。
| 手元にある版 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 第9版 | そのまま使う | 公式の対応テキスト |
| 第8版以前 | 第9版に買い替える | 章の構成や扱う技術が違うおそれがあり、どこが違うかを自分で確かめる手間のほうが大きい |
| 2級のテキスト(第11版など)だけ | エキスパート編を別に用意する | 2級用の本で、1級の対応テキストではない |
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中古で旧版を安く手に入れても、差分を調べる時間を考えると得にならないことが多いです。会社の書棚にある本を使う場合も、奥付で「第9版」かどうかを最初に確認してください。
テキストの発行後に変わった制度は、どう補う?
テキストの情報は2023年4月末時点なので、とくに第12章(法制度)と、5Gの展開状況にかかわる部分は、発行後の変化を自分で確かめる必要があります。補い方の型は次のとおりです。
- 章を読み終えたら、出てきた法律名・制度名・規格名を書き出す
- 法律は e-Gov 法令検索で現在の条文を開き、テキストの記述と食い違う点がないかを見る
- 電波や電気通信の制度は総務省の報道資料、規格は 3GPP などの標準化団体の公開資料で、2023年5月以降の動きを確かめる
- 違いがあった点は「テキストでは○○、2026年時点では△△」と両方を1行でメモする
試験で最新の状況が問われるかどうかは公表されていないため、メモには両方を残しておくのが安全です。当サイトの1級の問題は、各問の解説に出典と確認日を付け、テキスト発行後の変化があるものはその時点を明記しています。
2級のテキスト第11版とは、どう使い分ける?
1級は2級合格者だけが受ける試験なので、エキスパート編は2級の内容を分かっている前提で書かれていると考えて読みます。2級のテキストは第11版(2026年2月発売・407頁・4,180円)で、エキスパート編より新しい本です(MCPC 公式テキストのページで2026年9月27日確認)。
| 項目 | 2級のテキスト | 1級のテキスト |
|---|---|---|
| 書名 | モバイルシステム技術テキスト 第11版 | モバイルシステム技術テキスト エキスパート編 第9版 |
| 発売 | 2026年2月 | 2023年7月 |
| 頁数・価格 | 407頁・4,180円(税込) | 467頁・5,060円(税込) |
| 使い方 | エキスパート編で分からない用語の土台を戻って確かめる。新しい話題の補いにも | 1級の本体。科目ごとに該当する部を読む |
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2級の第11版が手元にあれば、エキスパート編が扱っていない新しい話題の確認にも使えます。2級テキストの改訂内容はモバイル2級のテキスト第11版にまとめています。
確認問題1:1級の対応テキストの書誌として正しいものは?
2026年9月27日時点の公式情報にもとづき、モバイルシステム技術検定1級の対応テキストについて正しい記述はどれか。
- 2級と同じ『モバイルシステム技術テキスト 第11版』が1級にも対応している
- 第10版が2026年に発売され、第9版は対応テキストから外れた
- 『モバイルシステム技術テキスト エキスパート編 第9版』で、2023年7月に発売された
- テキストは科目ごとに3冊に分かれ、受ける科目の分だけ買えばよい
正解:3。1級の公式ページは対応テキストをエキスパート編の第9版としており、公式テキストのページでは2023年7月発売と案内されています。
1 は2級の対応テキストです。2 の第10版の告知は、2026年9月27日時点で公式テキストのページにも出版社のページにも見当たりません。4 のような分冊はなく、1冊の中に3つの部があります。
確認問題2:章と科目の対応の扱いとして適切なものは?
エキスパート編の章と1級の3科目の対応について、この記事の説明として最も適切なものはどれか。
- 対応は当サイトの整理で、第2〜4章をネットワーク、第5〜8章を端末・アプリケーション、第9〜12章をモバイルシステムに対応させている
- MCPC が公式の対応表を公表しており、第1章もネットワーク科目の範囲に含まれている
- 第1章から第12章までが、3科目すべてに均等に出題されると公表されている
- 章と科目の対応はなく、どの科目でも第12章の法制度だけが出題される
正解:1。部の名前と公式の科目の範囲が重なることから当サイトが整理した対応で、公式の対応表ではありません。
2 の公式対応表はなく、第1章を出題範囲外とするのも当サイトの判断です。3 のような出題配分は公表されていません。4 の法制度は、公式ページではモバイルシステム科目の範囲として書かれています。
当サイトの1級の問題は、テキストをどう扱っている?
当サイトの1級の問題集は、エキスパート編 第9版の章見出しにそって章別ドリルを分け、科目ごとに43問・60分の模試を用意しています。テキストの本文・図表・巻末のサンプル問題は使わず、問題はすべて独自に作り、事実は一次資料で確認しています。
章立てをテキストと同じにしているので、「第3章を読み終えたら第3章のドリルを解く」という使い方ができます。まずは登録不要のネットワーク科目の無料お試しで、問題と解説の形を確かめてください。
当サイトはMCPCとは関係のない個人運営の非公式教材です。合格を保証するものではありません。
よくある質問
エキスパート編は電子書籍でも使えますか?
出版社の電子書籍ページで第9版が案内されています。内容は同じですが、形式や購入先は出版社のページで確認してください。
第10版はいつ出ますか?
2026年9月27日時点で、MCPC の公式テキストのページにも出版社のページにも第10版の告知は見当たりません。改版されると対応テキストが変わる可能性があるため、申込前に1級の公式ページで対応テキストの版を確認してください。
テキストを全部読まないと受けられませんか?
1級は科目合格制なので、受ける科目に対応する部から読めば足ります。当サイトの整理では、ネットワーク科目なら第2〜4章です。第1章は全体の導入なので、軽く目を通す程度で構いません。
テキストの頁数が467頁と480頁で違うのはなぜですか?
MCPC のページは467頁、出版社ページは480ページと表記しています。数え方の違いと考えられますが、理由は公表されていません。ISBN(978-4-86594-367-2)が同じなので同じ本です。
出典・参考
本番と同じペースで腕試し
記事の次は、本番形式の問題で。
出題カテゴリの配分どおりに組んだ無料お試しを、登録不要・カード不要で解けます。続きの模試と章別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。
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