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モバイル2級 第12章 IoTシステムの学び方

モバイルシステム技術検定2級の第12章「IoTシステム」を、目次の4節ごとに確認ポイント・間違えやすい点・学ぶ順番で整理。M2MとIoT、LPWA、エッジの独自確認問題3問とFAQ、出典つき。

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執筆
ICT模試 編集部

この記事の要点

  • 第12章は、出版社の目次では「M2M/IoTの全体像」「IoTシステムの概要」「IoTシステムの導入事例」「IoTシステムの動向と展望」の4節です(2026年9月27日確認)。
  • 当サイトの推定では、出題カテゴリ「生成AI、IoTシステム及び主要アプリケーションの種類とその概要」(MCPC の2級ページの図を当サイトが読み取ると23%)に入ります。
  • デバイス→ネットワーク→ゲートウェイ→クラウドの4層で考えると、用語の置き場所がはっきりします(当サイトの整理)。

第12章はどんな章?

第12章「IoTシステム」は、モバイル通信を使ってモノをつなぐ仕組みを扱う章です。モバイル2級では、無線やコアネットワークの章で学んだ技術が、IoTでどう使われるかを確かめる位置にあります。

以下は出版社の目次の節名だけを手がかりにした当サイトの整理で、テキストの本文は使っていません。

当サイトは MCPC とは関係のない個人運営の非公式教材です。章と出題カテゴリの対応は当サイトの推定です。

節ごとに押さえる用語は?

節名は出版社の目次、右2列は当サイトの独自整理
節(目次の名前)当サイトがすすめる確認ポイント関連記事
12-1 M2M/IoTの全体像M2MとIoTの違い、IoTの定義(ITU-T Y.2060 など)M2MとIoT
12-2 IoTシステムの概要センサ、ゲートウェイ、LPWA、MQTT、エッジとクラウドの役割分担IoTの構成・LPWA比較
12-3 IoTシステムの導入事例スマート農業、予知保全、スマートシティなど、目的と効果の対応予知保全・スマート農業
12-4 IoTシステムの動向と展望5GのIoT向け機能、デジタルツイン、セキュリティ対策の制度デジタルツイン

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全体の層構造はIoTシステムの構成、通信方式の比べ方はLPWAの比較、処理の置き場所はエッジ・フォグ・クラウドで扱っています。

どの順番で学ぶと効率がよい?

  1. 全体像:M2MとIoTの違いを一文で説明できるようにする
  2. 構成:デバイス・ネットワーク・ゲートウェイ・クラウドの4層に用語を振り分ける
  3. 通信:LPWA(LoRaWAN、NB-IoT、LTE-M など)を、免許の要否と通信速度で比べる
  4. 事例と動向:事例は「何を測り、何を改善したか」の組で覚える

IoT の範囲は、MCPC の IoTシステム技術検定と重なります。両方を受ける予定なら、この章をIoT検定との併願の考え方とあわせて計画するとむだが減ります。

間違えやすい点は?

当サイトの独自整理
つまずき正しい理解
M2MとIoTはまったく別の技術M2Mは機器どうしの通信、IoTはそれを広げてインターネットやクラウドとつなぐ考え方
LPWAはすべて免許が必要LoRaWANなどはアンライセンス帯、NB-IoT・LTE-Mは携帯電話の周波数(免許帯)を使う
エッジ処理はクラウドを使わないエッジで前処理し、集計や学習はクラウドで行う分担が多い
MQTTは1対1の通信ブローカーを介した出版・購読(Pub/Sub)型で、多対多の配信ができる

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4層に用語を振り分けると?

IoT の用語は、どの層の話かを先に決めると取り違えが減ります。当サイトが4層の構成に代表的な用語を振り分けました。

当サイトの独自整理(ブローカーの置き場所は構成によって異なる)
層役割代表的な用語
デバイス現場で測る・動かすセンサ、アクチュエータ、MEMS
ネットワークデータを運ぶLPWA、Bluetooth LE、Wi-Fi、5G
ゲートウェイ・エッジまとめる・前処理するIoT ゲートウェイ、エッジ処理、プロトコルの変換
クラウド蓄積・分析・活用するデータ基盤、機械学習、デジタルツイン、MQTT ブローカー

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比較表:代表的なLPWAの違いは?

LPWA は「少ない電力で、遠くまで、少量のデータを送る」通信の総称です。4択では、免許の要否と標準化の担い手の取り違えがよく狙われます。

3GPP・LoRa Alliance などの公開情報をもとに当サイトが作成
方式周波数標準化・推進の担い手特徴(当サイトの要約)
LoRaWANアンライセンス帯(国内は920MHz帯)LoRa Alliance自前でゲートウェイを置いて網を作れる
Sigfoxアンライセンス帯(国内は920MHz帯)Sigfox の事業者網ごく少量のデータを低頻度で送る用途向け
NB-IoT携帯電話の免許帯3GPP(Release 13)狭い帯域で、屋内や地下にも届きやすい設計
LTE-M携帯電話の免許帯3GPP(Release 13)NB-IoT より速く、移動や音声にも対応しやすい

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具体例:MQTT で温度を届ける流れ

MQTT の出版・購読型を、倉庫の温度を監視する場面に当てはめてみます。送り手と受け手が互いを知らなくてよい点がポイントです。

  1. 監視アプリ(購読者)がブローカーに接続し、トピック「warehouse/a/temp」を購読する
  2. 温度センサの機器(出版者)がブローカーに接続し、同じトピックへ「8.5」という値を出版する
  3. ブローカーが、そのトピックを購読しているすべての相手へ値を配る
  4. 新しく管理画面を追加するときも、同じトピックを購読させるだけで済み、センサ側の設定は変えない

ブローカーが仲介するので、センサは受け手の数や場所を知る必要がありません。MQTT は OASIS の標準で、届け方の確実さを QoS(0・1・2)で選べることも、あわせて押さえておきましょう。

確認問題1:LPWAの組合せは?

携帯電話事業者の免許帯を使うLPWAの組合せとして、最も適切なものはどれか。

  • 1. NB-IoT と LTE-M
  • 2. LoRaWAN と Sigfox
  • 3. Wi-SUN と ZigBee
  • 4. Bluetooth と NFC

正解は1。NB-IoT と LTE-M は 3GPP が標準化したセルラー系のLPWAで、携帯電話事業者の周波数を使います。

2はアンライセンス帯を使うLPWAです。3は主に近距離〜中距離のメッシュ網に使われる方式です。4は近距離の通信方式で、LPWAではありません。

確認問題2:エッジ処理の利点は?

IoTでデータをエッジ側で処理する利点として、最も適切なものはどれか。

  • 1. 応答の遅れと、クラウドへ送る通信量を減らせる
  • 2. 端末の電池と部品の数を必ず減らすことができる
  • 3. クラウドに保存するデータを必ず暗号化できる
  • 4. 全てのデータを学習に使えるので精度が上がる

正解は1。データの近くで処理するため、往復の遅れが小さくなり、送るデータも絞り込めます。

2は、処理が増える分だけ端末の負担が増えることもあり、必ずとは言えません。3は暗号化の有無の話で、エッジ処理の利点ではありません。4は、エッジではデータを間引くことが多く、逆の説明です。

確認問題3:MQTTの特徴は?

IoTでよく使われる MQTT の説明として、最も適切なものはどれか。

  • 1. ブローカーを介して、トピック単位で出版と購読を行う
  • 2. 端末どうしが必ず直接つながり、1対1で送受信する
  • 3. 動画の配信のために、画質を自動で切り替えて送る
  • 4. IPアドレスをドメイン名に変換して、名前を解決する

正解は1。MQTT は OASIS が標準化した軽量なメッセージングの方式で、ブローカーが送り手と受け手を仲介します。

2はブローカーを使わない通信の説明です。3は HLS や DASH などの動画配信の説明です。4は DNS の説明です。

仕上げに、モバイル2級の無料お試し20問で他の範囲と混ぜて確かめてみましょう。

事例はどう整理して覚える?

導入事例の節は、分野ごとの細かな話が続くため、覚え方を決めておくと楽になります。当サイトのおすすめは、どの事例も同じ4つの列で表にする方法です。

当サイトが作った説明用の例で、テキストの事例ではありません
分野集めるデータの例使う通信の例目的の例
農業土の水分、気温LPWA水やりや作業の省力化
工場振動、温度無線LAN、ローカル5G故障の前兆をつかむ予知保全
物流位置、荷物の温度セルラー系LPWA、GNSS運行と品質の見える化
都市人の流れ、設備の状態複数の方式の組合せ混雑の緩和や点検の効率化

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表にすると、事例が違っても「センサで測る→送る→分析する→現場に返す」という同じ流れでできていることが分かります。具体的な分野の話は予知保全とはでも扱っています。

よくある質問

IoT検定のテキストも読んだほうがよいですか?

モバイル2級だけが目的なら、まずモバイル2級の公式テキストで十分と当サイトは考えます。IoTシステム技術検定も受けるなら、重なる用語を一緒に整理すると効率的です。

NB-IoT と LTE-M はどう使い分けますか?

当サイトの整理では、動かない機器で少量のデータを低頻度で送るならより狭い帯域の NB-IoT、車両や人のように移動するものや、やり取りの量が多めのものなら LTE-M が向く、という目安です。どちらも携帯電話事業者の網を使います。

IoTの事例は細かい数字まで覚えますか?

当サイトとしては、数字よりも「何のデータを集めて、何を改善したか」という目的と効果の対応を優先することをすすめます。

第12章はどのくらい出題されますか?

章ごとの出題数は公表されていません。第12章を含むとみられるカテゴリ全体の比率が、MCPC の2級ページの図で示されているだけです(当サイトの読み取りで23%、2026年9月27日確認)。

出典・参考

  1. [1]リックテレコム モバイルシステム技術テキスト 第11版(目次、確認 2026-09-27)
  2. [2]MCPC モバイルシステム技術検定[2級](出題カテゴリ、確認 2026-09-27)
  3. [3]ITU-T Y.2060 Overview of the Internet of things
  4. [4]3GPP Cellular IoT(NB-IoT・LTE-M)
  5. [5]OASIS MQTT Version 5.0

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

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